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- ウイスキー銘柄
810(ハチイチマル)は、酒類販売の老舗であるカクヤスから販売されるハイボール専用のブレンデッドウイスキーです。
810という数字は8月10日のハイボールの日にちなんで命名されています。
炭酸で割ることを前提としたハイボールで華やかな香りが広がる味わいが特徴であり、食中酒にも適している銘柄です。
この記事では、810(ハチイチマル)ウイスキーの味わい、おすすめのハイボールの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://www.kakuyasu.co.jp/store/commodity/0010/00411200/
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
価格(税込) | 1,738円 |
810(ハチイチマル)は、酒類販売の老舗「なんでも酒やカクヤス」が展開するプライベートブランドKpriceから誕生したウイスキーです。
2024年6月1日、なんでも酒やカクヤス全店と公式ECサイトで発売されました。
ラベルに「for Highball」と書かれている通り、酒屋が作ったハイボールに特化した銘柄となっています。
名前の由来は、8月10日の語呂合わせで制定されたハイボールの日から810ウイスキーの名が付けられました。
商品名からも、ハイボール専用に造られたウイスキーであることがわかるでしょう。
ちなみにハイボールの日は8月10日と10月8日の2種類あり、10月8日はサントリー角瓶が発売された記念日であることから、角ハイボールの日です。
どちらの記念日も日本を代表するウイスキーの製造会社であるサントリーが制定しています。
世界的なウイスキーの需要増と原料高騰によりウイスキーの価格は高騰し続けていますが、初心者も手ごろな価格から楽しめるウイスキーの飲み方がハイボールです。
カクヤスは、このような時代背景のなかでも、手ごろにウイスキーを楽しめる一本を提供したいという思いから810ウイスキーが作られました。
Kprice(ケープライス)は、2012年に始動したカクヤスのプライベートブランドです。
Kindly Price(親切価格)の略称であり、納得できる品質で飲食店でも家庭でも手に取りやすい価格で提供することをコンセプトにしています。
現在の時点で、すでに80商品を超える酒類・ソフトドリンク・調味料を展開しました。
ウイスキーは、810ウイスキーのほかにピュアモルトウイスキー 飛鳥山を販売しており、どちらも気軽に飲める普段飲みのウイスキーを意識しています。
カクヤスは約200か所の都市型物流拠点により、東京23区を中心とする一部地域であれば、1時間枠指定・送料無料の迅速な配送が可能です。
商品の購買に自然につなげるプラットフォームを構築していることが強みといえるでしょう。
プライベートブランドにより、コストパフォーマンスの高い商品を飲食店・一般消費者に向けてスピーディーに提供することができます。
画像引用:https://www.kakuyasu.co.jp/store/commodity/0010/00411727/
概要 | 内容 |
容量 | 350ml |
アルコール度数 | 7% |
価格(税込) | 174円 |
810 ハイボール缶は、家飲みでもっと手軽にハイボールを楽しみたいという需要に応え、2024年10月1日に発売されました。
近年では、ハイボール缶をはじめとする蓋を開けてすぐにそのまま飲めるRTD(Ready to Drink)飲料が人気を集めています。
ハイボール缶であれば、ウイスキーから作る必要がなく、低価格で気軽に飲めることから、近年ではコンビニ・スーパーなどで市場が拡大しています。
810ハイボール缶は、810ウイスキーをソーダで割り、ほのかなレモンフレーバーをプラスしていることが特徴です。
炭酸強度をしっかり残す製法を採用しているため、グラスではなく缶で飲んでも爽快感が持続します。
アウトドア需要を含めて、ウイスキーのハイボールを気軽に飲みたい方に適した商品であるといえるでしょう。
810(ハチイチマル)ウイスキーのテイスティングノートは以下のとおりです。
概要 | 内容 |
香り | 青りんご、洋ナシ、スモーク |
味わい | ハチミツ、ビスケット |
余韻 | ウッディなフィニッシュ |
青リンゴや洋ナシを連想させるフルーティーな香りと、穀物由来のアロマが軽快な印象を与えてくれます。
ハイボールと相性がいいピート香もあり、しっかりしたスモーキーさが感じられることが特徴です。
口に含むと蜂蜜をとかした麦茶のような優しい甘味が広がり、アルコールの角はそれほどなく、丸みが感じられます。
時間が経てば、ホワイトペッパーの軽いスパイシーさ、カカオを思わせるほろ苦さがあらわれてきます。
熟成樽のウッディな余韻が残り、キレの良い後味になっていることが魅力です。
810はハイボールを専門に設計された銘柄ではありますが、ストレート・ロックなどでも飲むことができます。
810ウイスキーは、カクヤスがハイボールに特化して開発していることから、おすすめの飲み方はハイボールになります。
ハイボールにすると華やかな香りが開きやすく、フルーティーなフレーバーを強く感じやすいです。
しっかりしたピート香も炭酸水の爽快感と相性が良く、香ばしさと爽やかさを両立したハイボールといえるでしょう。
また、ハイボール缶では後味を引き締めるためにレモンのアクセントが入っていることが特徴です。
爽やかですっきりした飲み心地であり、キレのある後味から食中酒にも適しています。
脂の多い鶏の唐揚げや餃子、タレの濃い焼き鳥と合わせると、ハイボールの甘味が料理の旨味を持ち上げ、後口の炭酸が脂を洗い流してくれます。
塩味の強いスナックやナッツ類とも相性が良く、軽いおつまみを用意しながら普段飲みするウイスキーにも向いているでしょう。
手軽さを求めるならハイボール缶がおすすめではありますが、ボトルを購入してハイボールを作って飲むことにも魅力があります。
ハイボール缶は濃さが決まっていますが、自宅ではご自身でウイスキーの量を調整することが可能であり、濃い目のハイボールも作れます。
また、コストパフォーマンスの観点で考えるなら、ハイボール缶の購入価格と比較してウイスキーと炭酸水を用意してハイボールを自作したほうが、全体でかかる費用が安くなりやすいでしょう。
普段飲みのウイスキーとして810ウイスキーを選び、継続して飲むなら、コストの差はより開きやすくなります。
以上のことから、自身でよりこだわって作りたい場合や、よりコストを削減したい場合は自分でハイボールを作ることをおすすめします。
810ウイスキーのハイボールの作り方・レシピを以下にまとめました。
材料 | 内容 |
810ウイスキー | 30ml |
炭酸水 | 90ml |
レモン | 1カット |
作り方
ウイスキーと炭酸水の割合は1:3が基本であり、濃い目が好きな場合は1:2に近づけ、薄くしたい場合は1:4に調整するといいでしょう。
810ウイスキーのハイボール缶はレモンをアクセントにしているため、ハイボール缶に味を近づけるならお好みでレモンを加えます。
カットしたレモンではなくレモン汁を加えるのも選択肢の一つです。
ハイボール缶の購入、ご自宅でハイボールを作る2つの選択肢があり、飲むタイミングや場所にあわせて選ぶことができます。
コスパのいいハイボールの作り方とおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキー16選! コスパのいい飲み方も解説
良い評判 | 悪い評判 |
香りが良くて、味もちゃんと感じられる | 4リットルボトルがないのは残念 |
炭酸との相性が良く、晩酌にぴったり | - |
同価格帯の角やブラックニッカと十分戦える | - |
810ウイスキーを普段飲みのウイスキーとして評価している人の多くが高評価をしています。
スモーキーさがあって飲みやすい味わい、ハイボールとの相性の良さから継続して飲み続けるウイスキーに適しています。
また、同じ価格帯で購入できるサントリーの角瓶やニッカウヰスキーのブラックニッカと比較した意見もありました。
しかし、お徳用の4リットルボトルが角瓶やブラックニッカにはあっても、810ウイスキーにはありません。
対抗馬となるウイスキーと比較した場合にコストに差が出る原因になります。
現在の時点では発売されていませんが、今後、810ウイスキーの需要が高まれば、商品化が期待できるかもしれません。
810ウイスキーは、ハイボールに適した角瓶、ブラックニッカなどの日本のブレンデッドウイスキーと並ぶ、普段飲みのウイスキーとして第3の選択肢になることが期待される評価を受けています。
810ウイスキーは、8月10日のハイボールの日が由来であるカクヤスのプライベートブランドから発売されるウイスキーです。
ハイボールを前提に設計されたウイスキーとして、普段飲みに適したコストパフォーマンスを実現しています。
ハイボール缶を購入する選択肢もあることから、日常の晩酌はもちろん、アウトドアにもピッタリな銘柄といえるでしょう。