
コスパ最強のウイスキーは? ハイボールとロック、飲み方別にご紹介
- ウイスキー基礎知識
ウイスキーの値上がりが続く状況のなかでも、普段飲みに適したコスパのいいウイスキーを知りたい方もいることでしょう。
ハイボール・ロックなど、ウイスキーの飲み方によってもコスパは変わってくるため、好きな飲み方に合ったウイスキーを選ぶべきです。
日本産のウイスキー、本場スコッチのウイスキーをはじめ、味わいが異なるウイスキーを複数選ぶことでバリエーションを増やせます。
この記事では、低価格で購入しやすいウイスキーを中心にコスパ最強のウイスキーを飲み方別に紹介します。
この記事のポイント
ウイスキーの普段飲みで人気の飲み方であるハイボールでコスパ最強の銘柄を紹介します。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777284289/
サントリー 角瓶は、手頃な価格帯で全国のコンビニ・スーパーで気軽に購入できるウイスキーとして知られています。
バニラやほのかなフルーティーさ、軽やかなモルト感が調和しており、すっきりとした味わいが特徴です。
炭酸水と合わせると、柑橘を思わせる爽やかな香りが引き立ち、グラスが軽やかに進みます。
低価格を重視しつつ、安定した品質を求める方に向いているでしょう。
画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/nikkamaltwhisky/session/session.html
ニッカ セッションは、日本の原酒とスコットランドの原酒をブレンドしたニッカウヰスキーが販売するブレンデッドです。
穏やかなフルーツ感とほのかなスモーキーさ、穀物由来のやさしい甘みがバランス良く感じられます。
炭酸割りでは、軽やかな香り立ちがあり、飲みやすいことが特長です。
刺激の強い味わいが苦手な方でも飲みやすく、ハイボールにしたときの完成度が非常に高い銘柄です。
価格が高くても、パフォーマンスを重視してハイボール用のウイスキーを選ぶならおすすめになります。
ニッカセッションの特徴や味わいは?おすすめの飲み方はハイボール!
画像引用:https://products.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/detail.html?id=6485
キリン ウイスキー陸は、手に取りやすい価格帯で提供される高いアルコール度数を持つウイスキーです。
軽やかなモルト感と少しトーストしたような香ばしさ、すっきりとした後味があり、ハイボールにすることを前提にした設計です。
炭酸で割れば、やわらかな麦芽の甘みとほのかなピート感がほどよく混ざり合い、飲み飽きしにくい味わいになります。
日常の一杯としてコストを抑えつつ、角ハイボールとは異なる新しい味わいを試したい方に向いています。
4,000mlの大容量ボトルで購入できるため、通常の500mlで購入するよりもコスパを高められるでしょう。
画像引用:https://www.ballantines.ne.jp/products/finest.html
バランタイン ファイネストは、スコッチウイスキーのなかでも流通量が多く比較的入手しやすい銘柄です。
フローラルな香りとハチミツやトフィーのような甘さ、軽いスパイス感がバランス良く感じられます。
ハイボールにすると、甘すぎず、かつ華やかな香りが炭酸で引き立ち、ゆったりと楽しめる仕上がりです。
価格帯を考えると手頃でありながら、少し贅沢な気分を演出できるため、家飲みの質を上げたい時におすすめできます。
画像引用:https://www.bacardijapan.jp/products/items/dewars-12years-old/
デュワーズ 12年は、同じ銘柄のほかのボトルと比較して完成度が高いため、コストパフォーマンスを感じやすい商品です。
ハチミツやバニラ、ほんのりリンゴや洋梨のようなフルーツ香が感じられ、やわらかなモルト感と軽いスモーキーさがほどよく調和しています。
炭酸と合わせると、フルーティーさが爽快に広がり、豊かな余韻が心地よく続くハイボールに仕上がります。
少し価格は上がりますが、深みのある風味を楽しみたい方には価値があり、ハイボールの質を高めてくれることでしょう。
画像引用:https://www.johnniewalker.com/ja-jp/our-whisky/core-range/johnnie-walker-black-label/
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年は、ジョニ黒の愛称で親しまれるスコッチを代表するウイスキーのひとつです。
シトラスやトフィー、わずかなスモーク香が感じられ、複雑さと飲みやすさが両立しています。
ハイボールにすると、深みのある香りが炭酸で軽やかに立ち上り、余韻のほどよい苦味も引き出されます。
価格を少し抑えつつもワンランク上の味わいを求める方に向いているでしょう。
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年の種類と味わい、おすすめの飲み方
画像引用:Amazon.co.jp
グレングラント アルボラリスは、スコッチのシングルモルトのなかでも最安クラスであるコスパの高いボトルです。
華やかなフルーツ香とシトラスのニュアンス、軽やかなモルト感が特徴で、スムースな飲み口が魅力です。
ハイボールにすると、フルーティーさが際立ち、爽快感のある一杯となります。
華やかなハイボールを楽しみたい方や、シングルモルトを普段飲み用のウイスキーにしたい方におすすめです。
グレングラント アルボラリスとは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/5060045581365/
オールドクロウは、バーボンのなかでも比較的リーズナブルな価格で入手しやすい銘柄です。
コーンやキャラメル風味、バニラやオークの香りが感じられつつ、重すぎず飲みやすいのが特徴です。
ハイボールにすると、バーボン特有の甘みやスパイス感が炭酸で爽やかに広がり、後味もきれいに残ります。
ストレートでは飲みにくいといわれることがありますが、ハイボールで飲む場合は非常にコスパがいい銘柄です。
画像引用:https://whisk-e.co.jp/products/buskerirish/
バスカーは、近年に発売された商品ですが、アイリッシュウイスキーの新しい定番といわれるほど人気が高まっています。
ライトでクリアな口当たり、穏やかなフルーツ感とシリアルの甘み、じんわりと広がるモルトのコクが感じられます。
ハイボールにすると、軽やかで爽快な味わいとなり、特に暑い季節にもすっきり楽しめるでしょう。
アイリッシュならではの丸みある甘みを活かして、軽めのハイボールを作りたい方に向いており、食中酒にもなります。
ウイスキーに限らず洋酒初心者にもおすすめできるハイボールであればトップクラスのコスパを持つ銘柄です。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/080686816072/
カナディアンクラブは、日本において入手しやすいカナディアンウイスキーであり、コスパも非常にいいです。
ライトなバニラや穀物の甘み、ほのかな樽香が調和し、軽やかな飲み口が楽しめます。
ハイボールにすると、やさしい甘みが炭酸で引き立ち、すっきりとした一杯に仕上がります。
強い刺激が苦手な方や、優しい味わいを手頃な価格で楽しみたい方に向いているでしょう。
カナディアンクラブ(C.C.)の種類と味わい、おすすめの飲み方
定番であるハイボール以外の飲み方でコスパのいい銘柄を探す場合は、ほんの少し予算に余裕をもって選ぶといいでしょう。
ロックでコスパ最強のおすすめウイスキー銘柄を紹介します。
画像引用:https://www.suntory.co.jp/whisky/products/0000000038/0000002351.html
サントリー オールドは、日本で古くから愛されてきたウイスキーであり、高級に見えるボトルデザインでありながら低価格で購入できます。
バニラやほのかなドライフルーツ、わずかに樽のニュアンスが感じられます。
ロックにすると、氷がゆっくり溶けることで味わいがほどよく開き、アルコールの角がやわらぎ、まろやかさが引き立ちます。
じっくり氷とともにウイスキーを楽しみたい方に向いています。
コストを抑えることを優先して、安定した品質でロックを味わいたいときにおすすめです。
画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/nikkablended/blacknikka/48613.html
ブラックニッカ ディープブレンドは、コンビニ・スーパーなどでお手軽に入手できる銘柄でありながら、ロックでも飲みやすい高い品質を持っています。
軽いピート感と穀物由来のやさしい甘み、ほのかなフルーツ感が感じられます。
ロックにすると、氷で少し薄まることで刺激が和らぎ、飲み口がよりスムースになります。
すっきりしすぎず、ほどよい深みを残したまま楽しめるため、毎日の一杯としてロックを飲みたい方にぴったりです。
画像引用:https://www.pernod-ricard-japan.com/sp/brands/domestic/whisky/chivasregal/
シーバスリーガル 12年は、スコッチを代表するブレンデッドの一つであり、コスパの高さを感じやすい商品です。
ハチミツやシトラス、軽いスモーク、穀物のやさしい甘みが混ざり合います。
氷が溶ければフルーティーさとやわらかな甘みがじんわり広がり、余韻にほんのり苦みが残ってバランスがよい味わいになります。
熟成感を感じつつ、飲みやすいロックを楽しみたい方におすすめです。
画像引用:https://sanyo-brands.jp/product/
グランツ トリプルウッド 12年は、グランツの12年物であり、ロックに向いているウイスキーでは手に取りやすいでしょう。
フルーツ系の甘み、オークの軽いスパイシーなニュアンスが感じられます。
氷で冷やせば香りがすっきりと開き、まろやかな口当たりが際立つでしょう。
氷による変化をやさしく感じられるため、少し凝った味わいをロックで試してみたい方に向いています。
画像引用:http://www.meidi-ya.co.jp/goods/alcohol/buffalo_trace/bt01.html#tab2
バッファロー・トレースは、品質と価格のバランスが高く評価されるバーボンウイスキーです。
キャラメルやバニラ、ナッツ、軽いスパイス感がほどよく混ざります。
氷が溶けることで刺激がやわらぎ、香りの広がりとともに飲み口がなめらかになります。
しっかりした味わいでありながら飲みやすく、バーボンらしい風味をじっくり楽しみたいときにおすすめです。
画像引用:https://www.suntory.co.jp/whisky/products/0000000071/0000003190.html
ジムビーム ブラックは、アメリカンウイスキーを代表するジムビームの上位ボトルであり、こちらも比較的安価で入手できます。
バニラ、キャラメル、樽香、わずかなスモーク感が感じられます。
氷がほどよく溶ければアルコール感が抑えられ、甘みと樽由来のコクがまろやかに広がります。
深みのあるバーボンを楽しみたい場合や、普段飲みでロックを気軽に飲みたい方に向いているでしょう。
画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/tennessee/jackdaniels/44956.html
ジェントルマンジャックは、ロックに適した非常になめらかな口あたりが魅力です。
フルーツやバニラ、オークのやさしいニュアンスが感じられ、後味に心地よい余韻が残ります。
氷で冷やされることで口当たりがさらにスムースになり、上品な甘みや樽香がじんわり広がります。
甘くなめらかな飲み口をロックでゆっくり味わいたい方におすすめです。
画像引用:https://www.wildturkeybourbon.com/ja-jp/products/wild-turkey-8-yo/
ワイルドターキー 8年は、しっかりしたボディとスパイス感が特長の個性的なバーボンウイスキーです。
バニラ、オーク、強めのスパイスが感じられ、力強い印象があります。
氷で少し薄まることでアルコールの刺激が和らぎ、スパイス感とまろやかな甘みがバランスよく広がります。
力強い味わいを楽しみつつも、飲みやすいロックを求める方に向いているでしょう。
ワイルドターキー 8年とは? 味わいやおすすめの飲み方を解説
画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/irish/bushmills/47804.html
ブッシュミルズ ブラックブッシュは、シェリー樽熟成の原酒を使用していることが特徴のアイリッシュウイスキーです。
シェリー樽由来のドライフルーツやナッツ、軽いトフィー感が混ざり合い、まろやかさが感じられます。
氷が溶けることで甘みがやさしく広がり、フルーティーさとほどよいコクがじんわり楽しめます。
アイリッシュらしいやわらかな味わいをロックで気軽に試したい方におすすめです。
画像引用:https://www.crownroyal.com/canadian-whisky/crown-royal-deluxe/
クラウンローヤルは、王冠をモチーフにした特徴的なボトルデザインに、まろやかでやさしい味わいが特長のカナディアンウイスキーです。
フルーツやバニラ、穀物の甘みが調和し、軽やかな印象です。
氷で冷えることですっきりとした飲み口になりつつ、やさしい甘みや樽香がじんわり広がります。
刺激が強すぎず、食事と合わせたりリラックスしたいときにロックで楽しみたい方に向いています。
最後に価格帯・スコッチ・ジャパニーズなどのウイスキーの種別ごとに今回紹介したウイスキーをまとめました。
【1,000円台~3,000円台のコスパ最強のおすすめウイスキー一覧】
価格帯 | ハイボール | ロック |
1,000円台 | サントリー 角瓶 キリン ウイスキー陸 バランタイン ファイネスト オールドクロウ カナディアンクラブ |
ブラックニッカ ディープブレンド |
2,000円台 | デュワーズ 12年 グレングラント アルボラリス バスカー |
サントリー オールド シーバスリーガル 12年 ブッシュミルズ ブラックブッシュ |
3,000円台 | ニッカ セッション ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 |
グランツ トリプルウッド 12年 バッファロートレース ジムビーム ブラック ジェントルマンジャック ワイルドターキー 8年 クラウンローヤル |
※上記は記事執筆時点での調査による価格を参考に作成しています。購入時期・店舗によって価格は変化することがあります。
価格でウイスキーを選びたい場合の参考記事
【世界五大ウイスキーを網羅したコスパ最強ウイスキーまとめ】
種別 | ハイボール | ロック |
ジャパニーズ | サントリー 角瓶 キリン ウイスキー陸 ニッカ セッション |
サントリー オールド ブラックニッカ ディープブレンド |
スコッチ | バランタイン ファイネスト デュワーズ 12年 ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 グレングラント アルボラリス |
シーバスリーガル 12年 グランツ トリプルウッド 12年 |
アメリカン | オールドクロウ | バッファロートレース ジムビーム ブラック ジェントルマンジャック ワイルドターキー 8年 |
アイリッシュ | バスカー | ブッシュミルズ ブラックブッシュ |
カナディアン | カナディアンクラブ | クラウンローヤル |
上記を参考に普段飲みに適したコスパのいいお気に入りのウイスキーを見つけてみましょう。