
ネヴィス デューの種類と味わい、ハイボールを含めたおすすめの飲み方
- ウイスキー銘柄
オールドオーバーホルトは、アメリカのケンタッキー州で製造されている歴史あるライウイスキーです。
ライ麦使用率が規定である51%を上回る59%と高く、老舗のライウイスキーの銘柄として愛されてきました。
ライウイスキーらしいスパイシーで豊かな風味が魅力であり、カクテルの女王と呼ばれるマンハッタンのカクテルのベースに使用されています。
この記事では、オールドオーバーホルトの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
オールドオーバーホルトは、1810年に創業された歴史あるライウイスキーブランドであり、現在はアメリカのケンタッキー州のジムビーム蒸溜所で製造されています。
名称は創業者であるアブラハム・オーバーホルトの名に由来しており、ラベルデザインにも創業者の顔が描かれていることが特徴です。
ブランドは所有権を転々としていましたが、現在ではビームサントリー社の子会社であるA. Overholt&Co.が製造しています。
アメリカでは最も入手しやすいスタンダードなライウイスキーとして知られており、定番商品のひとつとなっています。
そのため、カクテルの女王と呼ばれるマンハッタンのベースとなるウイスキーとして使用されることが多く、非常にメジャーな銘柄です。
日本国内では定番商品というわけではありませんが、オンラインショップなどを中心に流通が確認できます。
ライウイスキーとしての特徴は、ライウイスキーとして販売するために必要なライ麦使用率は51%とされていますが、オールドオーバーホルトは59%使用しており、高いライ麦使用率を誇ります。
また、熟成年数は4年を基本としており、ライウイスキーに必要な熟成期間は2年であることから、意図的に長く指定していることにもこだわりを感じます。
他のライウイスキーと比較するとスパイシーさが強い傾向にあり、熟成感によって飲みやすいことも含めて飲み方を問わずに広く愛されているお酒です。
複数の銘柄が存在しますが、コストパフォーマンスの高さも評価されており、日本では知る人ぞ知る銘酒となっています。
アメリカ本国ではその歴史の長さから「アメリカンウイスキーの礎」とも呼ばれているアメリカンウイスキーを代表するライウイスキーです。
オールドオーバーホルトが製造されるジムビーム蒸溜所については以下のページでまとめています。
オールドオーバーホルトの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/kent-okuda/10002192/
オールドオーバーホルトは、ライ麦の使用率を59%にして製造されたスタンダードなライウイスキーです。
ライウイスキー特有のスパイシーな香りが特徴的ですが、同時にフルーティーな甘みと酸味も広がります。
熟したバナナのような甘い風味が特徴的であり、ライトで飲みやすい味わいが魅力です。
余韻は長く、甘みのあるフィニッシュが続きます。
ウイスキーとしての個性がありながら、ライトで飲みやすいことからカクテルのベースとしても使用しやすく、飲み方を選ばない魅力的な銘柄です。
また、熟成年数が4年であることから4年と表記されているボトルが存在します。
画像引用:https://internetwines.com/products/old-overholt-bonded-straight-rye-100-proof
オールドオーバーホルト ボトルド・イン・ボンドは、100プルーフ(50%)のアルコール度数でボトル詰めされたボトルド・イン・ボンドの条件を満たすボトルです。
ミントやシトラスを思わせるすっきりした香りとナッティな風味が特徴であり、ライ麦のスパイス感が余韻に長く残ります。
近年に発売を開始したボトルですが、日本ではあまり流通していません。
画像引用:https://vinepair.com/review/old-overholt-10-year-cask-strength-rye/
オールドオーバーホルト 10年は、限定版のオールドオーバーホルトであり、10年以上熟成された原酒を使用しています。
121プルーフ(60.5%)の高いアルコール度数でボトル詰めされています。
黒コショウやシナモンを思わせるスパイシーさ、ブラウンシュガーの濃厚な甘み、バニラを思わせる後味が長く続きます。
日本では未発売の商品ではありますが、並行輸入品の流通が一部では確認されていました。
オールドオーバーホルトのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
オールドオーバーホルトは、飲み方を選ばずに飲みやすいことから単体でそのままの味わいを楽しむならストレートがおすすめです。
ライウイスキーのスパイシーな香りや風味をダイレクトに味わえることから、ライウイスキーを味が好きな方から、興味がある方まで適しています。
ストレート以外にもロック、ハイボール、水割りでも飲みやすいため、自分の好きな飲み方で飲んでみましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?人気の銘柄・安い銘柄10選!
カクテルの女王と呼ばれるマンハッタンはウイスキーを使ったカクテルでも有名であり、ベースとして使われるのはオールドオーバーホルトなどのライウイスキーが適しているといわれています。
オールドオーバーホルトのレシピと作り方を以下にまとめました。
材料 | 内容 |
オールドオーバーホルト | 45ml |
スイートベルモット | 15ml |
アンゴスチュラ・ビターズ | 1ダッシュ |
レッドチェリー | 1個 |
作り方
オールドオーバーホルトとスイートベルモットの割合は3:1になるように調整すると良いでしょう。
カクテルを作るミキシンググラスや、カクテルグラスはあらかじめ氷で冷やすことがオールド・オーバーホルトを美味しく味わうコツです。
ウイスキーを使ったカクテルについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーを使った簡単なカクテル10選! 作るのに便利な道具を紹介
良い評判 | 悪い評判 |
マンハッタンに最適 | - |
期待以上にコスパが良かった | - |
ライウイスキー好きに向いている | - |
オールドオーバーホルトは主にマンハッタンなどのカクテル用に購入されていますが、ストレート・ロックなどの飲み方でも美味しく、ライウイスキーとして期待以上にコスパが良かったと評価されています。
低評価は存在するものの、日本では具体的な意見はほとんど見かけることがなかったため、飲んでいる人の満足度の高い銘柄といえるでしょう。
カクテル用のウイスキーを購入したい人から、ライウイスキーを飲みたい方におすすめの銘柄であることがわかります。
オールドオーバーホルトは、アメリカンウイスキーを代表するライウイスキーであり、カクテルを含めて様々な飲み方で楽しめる銘柄です。
日本における知名度はけっして高くはないものの、飲んだ人からコストパフォーマンスの高さが評価されている知る人ぞ知るウイスキーといえます。
並行輸入品を中心に日本においてスタンダードボトルが流通していることから、日本における入手難易度も高くはないため気になる方は試してみましょう。