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- ウイスキー銘柄
OSUZU MALTは、宮崎県の尾鈴山蒸溜所で製造されるシングルモルトのジャパニーズウイスキーです。
豊富な水資源のある宮崎県の山間部に位置していることから、ウイスキーに限らず酒造りに重要な水に恵まれています。
アメリカンオークと宮崎県産の桜・杉・栗を使用した樽で熟成させていることが特徴です。
この記事では、OSUZU MALTの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介していきます。
この記事のポイント
OSUZU MALTとは、宮崎県の尾鈴山蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーであり、焼酎蔵を元に2019年から蒸溜所を開始しました。
宮崎県有数の山域、尾鈴山塊に位置しており、年間降水量は3000ミリの水の豊かな土地でウイスキーを製造しています。
OSUZU MALTでは恵まれた水、そして熟成樽に必要な木にこだわったウイスキー造りを行っていることが特徴です。
OSUZU MALTの概要と製造方法を見ていきましょう。
尾鈴山蒸溜所は、1998年に黒木本店によって設立された焼酎蔵が前身であり、黒木本店は1885年から創業する焼酎をはじめとする酒類の製造メーカーです。
2019年から焼酎蔵は尾鈴山蒸溜所となり、ウイスキーの製造が開始されました。
宮崎県の有数の山域、尾鈴山塊に位置しており、その主稜が標高1405.2メートルとなっています。
矢研の滝をはじめとする大小含めて30の滝を擁しており、年間降水量は3000ミリもある水が豊かな場所です。
ウイスキーに限らず酒造りにおいて水質は重要であるため、水源豊かな地域はお酒の製造に適しています。
さらに、杉、ヒノキ、ブナ、カエデ、ミズナラなどの木に囲まれており、自然豊かな地域となっています。
このようにウイスキーの製造に適した自然豊かな地域の中でOSUZU MALTが製造されています。
最初にニューメイク、次に18ヶ月の熟成年数の「Osuzu Malt New Born」がリリースされました。
OSUZU MALTは、尾鈴山蒸溜所が水源に囲まれていることから川の上流、水源に近い場所から水を引き、仕込み水として使用しています。
宮崎県原産の杉を使用したウォッシュバック、アメリカンオーク樽と桜・杉・栗を使用するウイスキー樽を使用しており、木材にこだわっていることが特徴です。
また原料は、自家農園「甦る大地の会」をはじめすべて九州で製造したものを使用しています。
水源や自然に囲まれた蒸溜所ならではのアドバンテージを活かしたウイスキーの製造方法であるといえます。
尾鈴山蒸留所の詳細については以下のページにまとめています。
OSUZU MALTの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://whiskygallery.com.my/products/osuzu-malt-new-born
OSUZU MALT NEW BORNは、宮崎産の栗とアメリカンオークを使用した樽で熟成させたシングルモルトウイスキーです。
パイナップルやバナナのようなフルーティーさと、キャラメルのような香ばしさが感じられる複雑な香りがあります。
栗とモルトを思わせる甘さがあり、スモーキーな風味が特徴的であり、長く温かいフィニッシュです。
ニューメイクを除けば、OSUZU MALTの原点となる18ヶ月熟成のウイスキーとなっています。
画像引用:https://osuzuyama.co.jp/store/products/detail/81
OSUZU MALT Chestnut Barrelは、NEW BORNと同様に宮崎産の栗を使用したオーク樽を熟成に使用したウイスキーです。
熟成3年を迎えていることから、より洗練された味わいのOSUZU MALTが楽しめます。
画像引用:https://ultimatespirits.jp/shopdetail/000000005483/
OSUZU MALT Cedar Barrelは、宮崎県産の杉とアメリカンオークを使用した樽で3年熟成させたジャパニーズウイスキーです。
杉材が使用されていることからビターな風味となっており、スパイシーな余韻が特徴となっています。
ウイスキー樽に杉が使用されるのは珍しいことから、気になる方は探してみましょう。
画像引用:https://ultimatespirits.jp/shopdetail/000000005988/
OSUZU MALT Sakura Barrelは、宮崎県産の桜とアメリカンオークを使用するシングルモルトウイスキーです。
チェリーを思わせる甘い香りに、シナモンのスパイス感が特徴的な味わいとなっています。
ジャパニーズウイスキーが全国で生産されるようになり、桜はミズナラと並んで日本のウイスキーに使用されています。
画像引用:https://osuzuyama.co.jp/store/products/detail/38
OSUZU MALT NEW MAKEは、最初にリリースされたウイスキーを蒸留して間もない状態にあるニューメイクのウイスキーです。
九州で製造された大麦麦芽の風味と59%のアルコール度数の刺激がシンプルにあるニューメイクとなっています。
OSUZU MALTのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
OSUZU MALTは、熟成年数の若い原酒を使用していますが3年熟成のボトルであれば、アルコールの刺激はそこまで感じられません。
ストレートで飲むことでOSUZU MALTの特徴的な木材の風味が感じられることから、おすすめとなっています。
飲みにくい場合は少量の加水を試すなどして調整してみましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
OSUZU MALTは、ジャパニーズウイスキーかつ熟成年数の若い原酒を使用していることから、ハイボールとの相性が抜群です。
さっぱりとした爽やかな印象のハイボールになりやすいため、飲みやすさを重視するならおすすめになります。
ハイボールにおすすめの高級ウイスキーはこちらの記事で紹介しています。
OSUZU MALTは、日本の尾鈴山蒸溜所で製造されるシングルモルトであり、九州で製造されるジャパニーズウイスキーとなっています。
特徴は桜・杉・栗などの日本ならではの木材を使用していることであり、自然豊かな地域から上質なウイスキーが生み出されています。
発売されているウイスキーは限定品であることから、入手困難なシングルモルトのジャパニーズウイスキーです。