
コスパ最強のウイスキーは? ハイボールとロック、飲み方別にご紹介
- ウイスキー基礎知識
ウイスキーに限らずお酒と合わせて食べたいおつまみですが、ウイスキーを飲む際に特別に合うおつまみが気になる方もいることでしょう。
ウイスキーに合うおつまみはコンビニなどで気軽に購入可能なものが多く、手軽に楽しむことができます。
また、普段飲みのウイスキーを含めて立ち寄れる範囲のコンビニ・スーパーで揃えることも可能です。
この記事では、コンビニ・スーパーなどで気軽に購入できることを前提にウイスキーに合うおつまみを紹介します。
この記事のポイント
ウイスキーに合うおつまみを選ぶポイントを紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ウイスキーは、他のアルコール飲料に比べても非常に風味が豊かで、力強い香りや複雑な味わいを持っています。
そのため、おつまみとして選ぶ食材にも、同様に明確でしっかりした風味が求められます。
特にアルコール度数が高くなるほど、口の中を刺激する強さが増すため、それに負けない味や香りが重要です。
あまり風味の弱いおつまみを選んでしまうと、銘柄によってはウイスキーの強い味わいに圧倒されてしまい、互いの魅力を引き出せなくなってしまうことも。
ウイスキーとおつまみのマッチングを考える際には、風味がしっかりしている食材に絞って考えましょう。
ウイスキー単体では感じることができない新たな香りや味わいを発見することができ、ウイスキーの楽しみ方が格段に広がります。
ウイスキーには実に多様な種類があり、それぞれに異なる風味の特徴があります。
スコッチとバーボン、シングルモルトとブレンデッド、ピートのあるタイプとノンピートタイプでは味わいも大きく異なります。
種類によっておつまみとの相性が大きく変わるため、ウイスキーの特徴をしっかり把握しておくことがポイントです。
フルーティーで華やかな味わいが特徴なウイスキーは合わせるおつまみもフルーティーな食材を選ぶといいでしょう。
スモーキーなピート香を持つウイスキーであれば、燻製食品や塩気のある食材と合わせるとスモーキーな味わいが互いに引き立ちます。
風味の特徴に最適なおつまみを意識して組み合わせれば、ウイスキーを飲む時間をより充実したものにできるはずです。
ウイスキーのおつまみを選ぶ際に忘れてはならないのがテクスチャであり、食感も重要です。
ナッツのような歯ごたえのよいおつまみは、口の中でウイスキーの強いアルコール感や濃厚な味わいに対し、軽やかで爽快なアクセントを与えてくれます。
チーズのようなとろっとしたおつまみは、ウイスキーの口あたりをなめらかにして、より上品な味わいに感じられやすいです。
風味だけでなく食感も考えることで、ウイスキーの奥深さを一層引き出し、より豊かな味わいを楽しむことが可能になるでしょう。
コンビニ・スーパーで気軽に購入できるウイスキーに合うおすすめのおつまみを紹介します。
ミックスナッツは、アーモンド・くるみ・カシューナッツなど複数の種類が混ざったナッツ類の総称です。
焙煎されたナッツの香ばしさは、ウイスキーに含まれるロースティーなニュアンスや麦芽感とよく調和します。
ウイスキーの甘みや深みをナッツの香ばしさが引き立てるため、どちらもより豊かな印象になるでしょう。
カリッとした食感は、ウイスキーを口に含んだあとに心地よいアクセントを与えます。
飲むたびに噛むリズムが生まれ、味わいの発見が繰り返されるため、ダラダラせず集中して楽しめることでしょう。
ナッツに含まれる良質な油脂分は、口内でウイスキーのアルコールの刺激をやわらげ、まろやかにする効果もあります。
プレーン、ロースト、塩味、スパイス風味など、好みに合わせて変化をつけられるため、ナッツの味付けを変えれば飽きません。
初心者から上級者まで幅広い層に選ばれるウイスキーと相性のいい点が多い良質なおつまみとなっています。
チョコレートは、特にダークチョコレートやカカオ分の高いものがウイスキーと合いやすいです。
カカオ分が高いほうが融点はやや高く、ゆっくり溶けやすいため、ウイスキーの余韻と合わせてじっくり楽しめるからです。
ミルクチョコレートやフレーバー付きの場合は銘柄を選ぶこともありますが、相性のいいウイスキーもあります。
ダークチョコレートのほろ苦さは、ウイスキーの甘みや樽由来の風味と相性がよく、ウイスキーの風味を損ないません。
チョコレートの口どけのよさは、ウイスキーを口に含んだあとにしっとり溶ける心地よさを与えてくれます。
チョコレートの種類を変えることで自分好みのペアリングを見つける楽しみもあり、コンビニ・スーパーでも幅広い種類のチョコレートを購入できます。
チョコレートとウイスキーの組み合わせはこちらの記事で紹介しています。
チョコレートに合うウイスキー11選! チョコの種類ごとにおすすめ銘柄を紹介
チーズはウイスキーとのペアリングにおいて定番中の定番で、多様な種類があるため合わせ方も幅広いです。
カマンベールチーズなどのクリーミーで脂肪分の多いチーズは、口内でウイスキーの刺激を和らげ、まろやかな余韻を作り出します。
ブルーチーズや熟成の進んだセミハードチーズは、独特の発酵香や強い塩味を持ち、スモーキーなウイスキーや深いコクのあるウイスキーと相性がいいです。
塩気のあるチーズは、口内を引き締めて次の一口をクリアにし、ウイスキーの余韻をリセットする効果も。
柔らかいものからハードまで、テクスチャの幅が広いのもチーズの魅力です。
しっとり柔らかなチーズはまろやかさを強調し、しっかり硬いチーズは噛むごとに旨みが出て、ウイスキーの風味を噛みしめながら楽しめます。
ただし、ブルーチーズなどは好みが分かれやすいため、ウイスキーに合うことを重視せずに好きなチーズと合わせてもいいでしょう。
燻製食品は、肉や魚などの食材を木材を燃やした煙で燻した食品のことを指します。
ソーセージ・ベーコンなどの加工肉、ウイスキーと相性のいいおつまみであるナッツ・チーズも燻製したものがあります。
ウイスキーの特徴であるピート香のスモーキーさと燻製食品のスモーキーさは同じ煙の要素があります。
互いのスモーキーさを強調し合い、深みのある香りが重なり、スモーク感を存分に楽しめることでしょう。
また、燻製食品は、燻製処理によって水分が飛び、旨みが凝縮しているため、濃厚な味わいが得られます。
ウイスキーのおつまみはしっかりした風味を持つほうが好ましいことから、濃厚な味わいの燻製食品は相性がいいといえるでしょう。
スーパー・コンビニで燻製食品はおつまみとして販売されているため、手軽に入手できるはずです。
ドライフルーツは、果物から水分を抜いて乾燥させた保存性を持たせた食品です。
水分が抜けることで果実本来の甘みと酸味が凝縮し、小さな一粒で濃厚な味わいが得られます。
フルーティーなウイスキーと合わせると、果実香との相乗効果で甘みが際立ち、豊かな余韻を生みます。
甘味だけでなく酸味も感じやすく、濃厚で複層的な味わいが楽しみやすくなるでしょう。
また、甘みの強さから少量で満足しやすく、おつまみの食べ過ぎが気になる方にも適しています。
シェリー樽熟成のスコッチをはじめ、人気の高いフルーティーなウイスキーに合うおつまみです。
コンビニで気軽に購入できる唐揚げやチキンなどのホットスナックもウイスキーと相性がいいです。
温かい料理は香りが立ちやすく、ウイスキーを飲む瞬間の鼻へのアプローチを助けます。
揚げ物や炒め物の熱気と油の香ばしさがウイスキーの香りとぶつかり合い、風味の豊かさを感じさせてくれるでしょう。
揚げ物には油脂が多く含まれるため、ウイスキーの刺激を緩和する効果も期待できます。
外はカリッと中はジューシーといった食感の変化があるホットスナックは、ウイスキーの余韻と合わせて口内でのメリハリを強めます。
塩気やスパイスのあるホットスナックは、ウイスキーのスパイシーな香りを強調し、より刺激的な味わいを楽しみやすいです。
ホットスナックに限らず、自宅・外食を問わず肉料理との相性もいいでしょう。
ポテトチップスはスナックの中でも手軽に食べやすく、全国のコンビニ・スーパーで幅広く購入できます。
塩気のあるポテトチップスは、ウイスキーのアルコール感や甘みをさっぱりさせ、次を飲みやすくします。
チップスを食べた後の油膜が舌に残ることで、ウイスキーの刺激が和らぎ、まろやかに感じられるでしょう。
パリッとした薄い食感は、軽い噛みごたえが飲むリズムを作り、長時間のティスティングでも口内が疲れにくいです。
プレーンな塩味は鉄板ですが、ペッパー味、コンソメ味、チーズ味など、ウイスキーとの相性を探る楽しさがあります。
ただし、あまりにも特徴的過ぎるフレーバーは、ウイスキーの味わいを損なう可能性があるため注意が必要です。
アイスクリームはウイスキーに合わせるのに適したおつまみです。
バニラアイスのクリーミーな甘みは、バニラ香やキャラメル香を持つバーボンウイスキーとの相性がいいです。
アイスのまろやかさがウイスキーの刺激を和らげ、口内でまろやかな余韻が続きます。
とろける食感がウイスキーの香りを舌全体に広げやすくしており、新たな風味を感じられるでしょう。
また、ウイスキーをアイスにかけてデザート感覚で楽しむ食べ方もあるため、楽しみ方の幅も広いことが魅力です。
ウイスキーとバニラアイスの組み合わせは以下の記事で紹介しています。
ウイスキーとバニラアイスは合う? アイスにかけるおすすめの銘柄も紹介
コンビニ・スーパーで購入できるおすすめウイスキー銘柄を紹介します。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777284289/
サントリー角瓶は、日本の家庭や居酒屋で親しまれてきた定番のブレンデッドウイスキーです。
複数のモルト原酒とグレーン原酒がバランスよくブレンドされ、軽やかでありながらコクのある味わいが特長です。
ほのかなバニラ香やほろ苦さが感じられ、ハイボールを中心に飲みやすく設計されています。
口あたりは比較的マイルドで、ウイスキー初心者から愛好者まで幅広く受け入れられる味わいです。
コンビニやスーパーで比較的手ごろな価格帯で販売されているため、日常的な晩酌やちょっとした集まりにぴったりです。
画像引用:https://www.suntory.co.jp/whisky/products/0000000038/0000002351.html
サントリーオールドは、長年日本市場で支持されてきた熟成感のあるブレンデッドウイスキーです。
複数のモルトとグレーンを組み合わせ、樽由来のほのかなスパイス感やオークのニュアンスを持たせることで、ほどよい深みを実現しています。
口に含むと柔らかな甘みとほのかな渋みが調和し、余韻には落ちついたウッディさが広がります。
しっかりとした風味が感じられるため、ウイスキーに慣れた方にも満足感があります。
酒販コーナーで手に入りやすく、価格も無理のない範囲であるため、試しやすい一本です。
画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/nikkablended/blacknikka/48613.html
ブラックニッカ ディープブレンドは、ブラックニッカのラインナップの中でもしっかりした味わいが楽しめるブレンデッドウイスキーです。
複数のモルト原酒にややピーティな香りを加えつつ、グレーンが下支えすることで深みある風味を構成しています。
口あたりには穏やかな甘みがありつつ、後半にかけてほのかなスモーキー感やほろ苦さが現れ、飲みごたえを感じさせます。
ロックやハイボールにしても風味が負けにくく、しっかりしたウイスキーを求める方に向いています。
スーパーやコンビニで比較的安価に購入できるため、日常的に楽しみたいときにおすすめです。
画像引用:https://www.ballantines.ne.jp/products/finest.html
バランタイン ファイネストは、スコットランドの代表的ブレンデッドウイスキーのひとつで、世界的にも広く流通しています。
約40種類以上のモルト原酒とグレーン原酒が調和することで、華やかなフルーティーさとほのかなスパイス感、柔らかな甘みがバランスよく感じられます。
口に含むと滑らかで、後味には軽い蜂蜜やリンゴのような余韻が残り、初心者にも受け入れやすい設計です。
価格が手ごろなため、スコッチ初心者がはじめて試す一本としてもよい選択です。
画像引用:https://www.dewars-jp.com/lineup.html
デュワーズ ホワイトラベルは、スコットランド産のブレンデッドウイスキーで、ダブルエイジング(再熟成)をおこなうことが特長とされています。
その手法により、なめらかで軽やかな飲み口と、ほのかなバニラやフルーツのニュアンスが生まれます。
口あたりはやさしく、香りには柔らかな蜂蜜感やリンゴ、ほんのりしたスパイス感が感じられ、ハイボールで楽しみやすいです。
飲み疲れしにくいため、食事と合わせる場合も重宝するでしょう。
大手スーパーや酒販店で見かけやすく、価格も無理なく手に取れる範囲であるため、普段飲みに向いています。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/liquor-boss/1553b/
ジャックダニエルは、アメリカ・テネシー州発祥のテネシーウイスキーです。
チャコール・メローイング(木炭ろ過)を経てから樽熟成する製法が味わいの特長です。
まろやかでありながら甘いキャラメルやバニラ香、わずかなスモーキー感が絶妙に調和します。
口に含むと滑らかな甘みが広がり、後味にはほのかなオークの風味が残ります。
スーパーやコンビニで見つけやすく、サイズバリエーションもあるため、少量で試せる選びやすい一本です。
コンビニ・スーパーで気軽に購入できるウイスキーに合うおつまみを紹介しましたが、実際に店頭を訪れればさらに多彩なおつまみが並んでいます。
今回挙げたおつまみの例を参考にしつつ、自分の好みや飲むウイスキーの特徴に合わせて組み合わせを試してみましょう。
おつまみ選びに慣れた方も、新しい商品や季節限定品とのペアリングで思わぬ発見があるかもしれません。
ウイスキーに興味を持った方は、まず立ち寄りやすいコンビニ・スーパーでウイスキーとおつまみを手に取り、気軽にペアリングを楽しんでみましょう。