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【伝説の復活】マコーネルズ蒸留所CEOジョン・ケリーさんへインタビュー!

2025.06.13 / 最終更新日:2025.06.19

北アイルランド・ベルファスト最古のウイスキーとされる「McConnell’s Irish Whisky(マコーネルズ アイリッシュウイスキー)」。米国禁酒法の影響で1900年代に幕を閉じ、伝説となったウイスキーです。

2020年、100年以上眠っていたマコーネルズ アイリッシュウイスキーが「伝説の復活」を果たしました。

通常 “Whiskey”と綴るアイリッシュウイスキーですが、マコーネルズは、“Whisky”と表記されています。そこには古い歴史を持ち、伝統を重んじるマコーネルズならではのこだわりが込められていました。

今記事では、100年以上ぶりに復活したマコーネルズ アイリッシュウイスキーについて詳しくご紹介します。

さらに、今回Dear WHISKYは、再建されたマコーネルズ蒸留所のCEOであるジョン・ケリーさんに独占インタビューを行いました!復活の背景や、蒸留所再建に込められた想いなど、ここでしか聞けない秘話をたくさんお届けします!

マコーネルズ アイリッシュウイスキーとは

商品概要

マコーネルズ5年(左)、マコーネルズ5年 シェリーカスクフィニッシュ(中央)、マコーネルズ20年 オールド・クロマック・コレクション:ボックス付き(右)

2020年に復活した「伝説」のウイスキーであり、復活とともに多くの賞を受賞しています。現在発売されているラインナップは「マコーネルズ5年」「マコーネルズ5年 シェリーカスクフィニッシュ」「マコーネルズ20年 オールド・クロマック・コレクション」の3種類。アイリッシュウイスキーならではの3回蒸留に裏打ちされた綺麗な飲み口で、初心者から通なウイスキーファンまで、幅広く楽しめるウイスキーです。

マコーネルズ5年

マコーネルズ5年

商品名 マコーネルズ5年
タイプ ブレンデッドウイスキー
アルコール度数 42%
ボトル価格 オープン価格(参考小売価格:¥5,500 税込)
発売日 2024年11月11日
日本販売ページ OYAMAオンラインショッピング フードセレクトショップ(雄山株式会社より)

グレーンとシングルモルトのブレンデッドウイスキーですが、一般的なブレンデッドウイスキーと比較してシングルモルト配合率はとても高くなっています。

熟成は、グレーンとモルトどちらも、アメリカンファーストフィルバーボン樽を使用。バーボン樽によるバニラのような甘さを感じられ、フィニッシュには甘さだけではなく、ホワイトペッパーなどのスパイスとグレープフルーツが感じられます。

アイリッシュウイスキーを試したい方に、とても良いスターターとなるおすすめの1本です。

マコーネルズ5年 シェリーカスクフィニッシュ

マコーネルズ5年 シェリーカスクフィニッシュ

商品名 マコーネルズ5年 シェリーカスクフィニッシュ
タイプ ブレンデッドウイスキー
アルコール度数 46% ノンチルフィルタード
ボトル価格 オープン価格(参考小売価格:¥7,700 税込)
発売日 2024年11月11日(月)
日本販売ページ OYAMAオンラインショッピング フードセレクトショップ(雄山株式会社より)

マコーネルズ5年と同じ原酒を使用し、アメリカンファーストフィルバーボン樽で5年熟成した後、8~12ヵ月間オロロソシェリー樽で熟成。

シェリー樽フィニッシュの熟成期間に4ヶ月程度の幅があるのは、季節によってボトリングに最適な時期を見極めているからであり、味わいへの妥協は一切ありません。

「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2024」では最高金賞とカテゴリーウィナーを受賞。

シェリー樽フィニッシュの特徴であるナツメグやシナモンのようなクリスマススパイスが広がり、ダークチョコレートやブラックベリーの果実も感じられます。約6年の熟成期間とは思えないほど深くリッチな味わいで、味わいだけではなく色味も長熟したような綺麗なブラウンに輝きます。

マコーネルズ20年 オールド・クロマック・コレクション

マコーネルズ20年 オールド・クロマック・コレクション

商品名 マコーネルズ20年 オールド・クロマック・コレクション
タイプ シングルモルト
アルコール度数 カスクストレングスのため、樽により度数が異なります。
ボトル価格 オープン価格(参考小売価格:¥66,000 税込)
発売日 2025年9月日本発売予定

蒸留所の再建を祝して誕生したマコーネルズ20年 オールド・クロマック・コレクションは、「オールド・クロマック・コレクション」シリーズの、最初のリリースとなっています。旧蒸留所にちなんで名付けられたコレクションで、数量限定発売のとてもスペシャルなシングルモルトウイスキーです。

世界でわずか13樽分、375本のみの生産であり、市場に出ているボトルはわずか258本。各ボトルには、樽番号と個別のボトル番号が記載されており、個性を際立たせます。

日本未発売のマコーネルズ20年でしたが、この度2025年9月に日本に上陸予定!!

フィニッシュには、味わいに奥行きを出し、フルーツの余韻を引き延ばしてくれるポート樽を使用しており、その繊細な熟成技術が分かる味わいとなっています。シェリーフィニッシュとは違った、ホワイトチョコレートのような深くリッチな甘みも感じられつつも、しつこさのない味わいです。

マコーネルズウイスキーの魅力

受け継がれるウイスキー哲学

インタビュー中にマコーネルズの魅力について語るジョンさん

マコーネルズ蒸留所のこだわりは、1776年に誕生したマコーネルズ アイリッシュウイスキーのオリジナルな味わいを追求することです。「フレーバー」「一貫性」「クオリティー」の3つを軸に、チーム全体でマコーネルズブランドの味わいへ情熱を注ぐことを大切にしています。

蒸留所チームを率いるのは、マスターディスティラー兼マスターブレンダーであるグレアム・ミラーさん。20年以上にわたる飲食業界での実務経験に加え、蒸留学の学位を有するスペシャリストであり、ジョンさんも絶大な信頼を寄せています。

グレアムさんの深い知識と経験から、アイリッシュ伝統の3回蒸留における各過程で繊細に味わいを調整。1回目の蒸留では焼きリンゴ、2回目では梨やアプリコット、最後の蒸留ではカシスジャムのようなフレーバーを引き出せるよう、常にチェックしているそうです。

大量生産ではないからこそ、一滴一滴にこだわり抜き、プレミアムな品質を追求。出荷時期が遅れてでも、求めているものが完成するまではボトリングすることなく、常に消費者が求めるウイスキーを届けています。

また、200年以上にわたる歴史と伝統を受け継ぐマコーネルズブランドは、これまで培ってきた味わいを守りながら、次世代へ最高のウイスキーを継承することも目指しています。そのため、グレアムさんのような豊富な経験を持つ人材のもと、チーム全体の育成にも力を注ぎます。

おすすめの飲み方

マコーネルズ アイリッシュウイスキーは、ストレートやハイボールなどシンプルな飲み方はもちろん、様々なカクテルで使用するのもおすすめです!

ジョンさんによると、マコーネルズ蒸留所チームのお気に入りの飲み方は「エスプレッソマティーニ」だそう!一般的にウォッカが使用されるカクテルですが、フルーティで程よい甘さのあるマコーネルズをウォッカの代用とすることで、コーヒーベースのカクテルにマッチします。

マコーネルズの公式HPには、おすすめのカクテルレシピも掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください!

マコーネルズ蒸留所について

蒸留所の歴史

マコーネルズ蒸溜所内部の様子

マコーネルズ アイリッシュウイスキーを生産しているマコーネルズ蒸留所の歴史は、約250年前まで遡ります。1776年に北アイルランド・ベルファスト最古のウイスキーを生み出し、アイルランドに留まらずスコットランドにも蒸留所を持つほど拡大していたマコーネルズブランドですが、内戦やアメリカ禁酒法の影響を受けて1938年に閉鎖されました。

2016〜2017年頃、ベルファストの地に蒸留所を再建する話が上がり、2020年にブランドが復活しました。そして2021年、北アイルランドのベルファストにマコーネルズ蒸留所が再建され2024年4月からウイスキー生産を開始しています。

再建された蒸留所はカフェやバー、テイスティングルームなど多くの施設を併設し、観光地の一つとしてベルファスト市の活性化にも大きな影響を与える存在となっています!

再建の舞台:クラムリン・ロード刑務所

蒸留所復活の地は、なんと刑務所でした!歴史的建造物であるクラムリン・ロード刑務所という、かつての監獄をリノベーションして活用しています。

建築遺産であるため、壁や天井を壊すことは禁止されており、これまでの歴史が刻まれたままの状態で利用されています。

マコーネルズ蒸留所の創設者でもあるジョンさんはこの再建について、「深い歴史と伝統が残るマコーネルズウイスキーを扱う我々のホームとして、とてもふさわしい場所です。様々な制限がある中でのリノベーションであったため、通常よりコストがかかりましたが、これ以上にふさわしい場所はなく、リスクを負ってでもここをホームにするべきでした。」と語ります。

放射線状の建物の構造から、刑務所の面影が残るマコーネルズ蒸留所

マコーネルズ蒸留所概要

会社名 McConnell’s Distillery
設立年 2021年
CEO ジョン・ケリー氏
住所 McConnell’s Distillery and Visitor Experience Crumlin Road Gaol 53-55 Crumlin Road Belfast BT14 6ST
公式HP マコーネルズ蒸留所公式HP
マコーネルズ蒸留所日本語版HP(雄山株式会社より)

伝説の復活と継承

深い歴史を持つマコーネルズブランドは、ウイスキーづくりに関わる全てにおいて、「歴史」「伝統」「本物」をとても大切にしています。復活にあたっても、あらゆる面でそれらに対する尊重の精神が伺えます。

「Whisky」のスペリングについて

アイリッシュウイスキーは大抵「Whiskey」と「e」を入れた表記ですが、マコーネルズは「e」なしの「Whisky」と表記しています。その背景には、マコーネルズブランドの歴史を継承したいという、並々ならぬ想いが込められています。

実は、アイリッシュウイスキーが「e」ありの「Whiskey」と表記され始めたのは、1800年頃にスコッチウイスキーと区別するためでした。北アイルランド・ベルファスト最古のウイスキーであるマコーネルズブランドの誕生は1776年であり、「e」なしの「Whisky」の時代に誕生しています。

初期のブランドと歴史を尊重し、現在においてもアイリッシュウイスキーでありながら「e」なしの「Whisky」という表記を採用しているそうです。

ボトルデザイン秘話

ボトルデザインには、マコーネルズブランドのみでなく、ベルファストの歴史も反映されています。

ボトルの上部にある「BELFAST」と書かれたバッチは、産業革命のオマージュであり、ベルファストがかつて産業革命をリードする都市であったことを表しています。

また、ボトルの下部にあるボックス型の説明文には、とても面白い歴史が反映されています。マコーネルズブランドが誕生した当時、ウイスキーは医薬品として効能があると信じられており、効能に関する医師のコメントがこの部分に書いてあったそうです。この当時の歴史をボトルで残すために同じデザインを採用し、現在この部分には、復活や歴史継承についての説明を載せています。

ボトルデザインについて話すジョンさん

ロゴに映るハープ

マコーネルズブランドのロゴには、アイルランドの伝統的な楽器であるアイリッシュハープのモチーフが取り入れられています。

アイリッシュハープは「ハーモニー」を象徴し、ブレンドのハーモニーとアイルランドの伝統がロゴで表現されています。

マコーネルズのロゴ。中心のデザインはアイルランドの伝統楽器であるアイリッシュハープがモチーフ。

マコーネルズ蒸留所CEOジョン・ケリーさんについて

マコーネルズ アイリッシュウイスキーの復活の立役者

マコーネルズ蒸留所CEO、ジョン・ケリーさん

マコーネルズ蒸留所のCEO兼創設者であるジョンさんは、2021年にCEOに就任。アルコール業界での長い経験を活かしてチームを牽引し、マコーネルズを復活へ導きました。

ここからは、ジョンさんへの独占インタビューで伺った、「伝説の復活」を率いた心境やブランドに対する思いなど、創設者としての声を直接お届けします!

ジョン・ケリーさんの経歴

Dear WHISKY:
ようこそ日本へ!今回は初の来日でしょうか?

ジョンさん:
いいえ。実は今回で3回目の来日となります。初の来日は2023年で、その際に日本でのパートナー会社である雄山株式会社の方と出会いしました。そして翌年の2024年も、マコーネルズウイスキー発売に際して再来日しました。

Dear WHISKY:
今回3度目の来日、いかがお過ごしでしょうか?

ジョンさん:
1週間という短い訪問でとても忙しくしていますが、大変充実しています。

まず、2025年5月10日(土)に開催された東京インターナショナルバーショーへ参加し、その後は様々なテイスティングセミナーやメディア取材を行っています。

Dear WHISKY:
日本へは3回ともマコーネルズとしてのご来日ですが、マコーネルズ蒸留所CEO就任前の経歴をお伺いしてもよろしいでしょうか?

ジョンさん:
ディアジオ社(※)に22年間勤めておりました。その際は、アイルランドだけでなく、ヨーロッパや中東でも経験を積み、ドバイでは6年間滞在し豊富な経験を積むことができました。ディアジオ社での経験はかけがえのないものです。

(※)ディアジオ社
ジョニーウォーカーをはじめとする、多くのブランドを保有する世界最大級のアルコールメーカー。

ディアジオ社での経験を語るジョンさん

Dear WHISKY:
ディアジオ社での20年以上の経験は、現在どのように活かされていますか?

ジョンさん:
知っての通り、ディアジオ社はアルコール業界で世界をリードする存在です。

マーケティングやブランド構築など本当に多くのことを学びました。それら全ての学びをマコーネルズで活かせればと思っています。

Dear WHISKY:
ディアジオ社でのウイスキーづくりは現在のものとは異なりますか?

ジョンさん:
工程で言えばそれほど大きな差はありません。しかし、ディアジオ社のウイスキーは、よりスコッチウイスキー寄りです。アイリッシュウイスキーは3回蒸留が主流ですが、スコッチウイスキーは2回蒸留が主流です。また、スコッチウイスキーはピーテッドのものが多い中で、アイリッシュウイスキーはノンピートのものが多いです。

Dear WHISKY:
ウイスキー業界で豊富な経験をお持ちですが、最初にウイスキー業界へ足を踏み入れるきっかけは何だったのでしょうか?

ジョンさん:
きっかけはギネス社(ビールメーカー)で行ったインターンですね。大学在学中にギネス社のインターンに参加し、大学を卒業後そのままギネスへ就職しました。そこからディアジオ社へのキャリアにもつながり、現在までアルコール業界で経験を積んできました。

復活の裏側

Dear WHISKY:
マコーネルズ復活のプロジェクトにて、具体的にはどのような役割をご担当されているのでしょうか?

ジョンさん:
私はブランドの拡大と蒸留所チームの牽引を任された形になります。

ベルファスト地域全体に関わる大きなプロジェクトに参加でき、チームのリーダーを任せていただいたことを誇りに思っています。

Dear WHISKY:
「伝説」とも言われるマコーネルズ アイリッシュウイスキーの復活にあたり、プレッシャーを感じたことはありますか?

ジョンさん:
プレッシャーではなく「責任」と言った方がいいでしょう。ベルファストの地に蒸留の文化を復活させ、伝説のウイスキーを甦らせるチームのリーダーへ任命された時は喜ばしく思いましたが、同時にそれだけの責任を感じました。

しかし、責任の裏腹、心から楽しんで仕事をしていますし、復活という点でプレッシャーはあまり感じていません。むしろその責任感込みで仕事を楽しんでいます。

ただ、32人のチームのトップとして、全員が心身の健康を保ちながら働けるように努められているかは常に考えています。

チームのみんなにも楽しく仕事をしてほしいですし、32人の子供を気にかけるような心境です(笑)

Dear WHISKY:
責任の伴う大きなプロジェクトにて、励みとなる点はなんだったのでしょうか?

ジョンさん:
まずは、マコーネルズブランドの歴史と伝統です。

マコーネルズ アイリッシュウイスキーは1776年に誕生した品格のあるウイスキーブランドであり、未来へ残すべきブランドです。

次に、アイリッシュウイスキーのここ20~25年ほどの成長があります。このカテゴリーは大きく成長しており、多くの新ブランドも誕生しています。世界中にアイリッシュウイスキーを求める消費者がいます。

この2つの要素が励みとなり、現在ここまで歩みを進めることができていると考えています。

Dear WHISKY:
他にも閉鎖された蒸溜所の復活に取り組んでいる活動
がありますが、マコーネルズ蒸留所ならではの強みは何ですか?

ジョンさん:
復活した多くの蒸溜所は、かつての場所で復活を遂げています。しかし、我々マコーネルズの場合は、かつての場所へ戻ることが不可能であったため、新たな地でスタートを切りました。

その中でも、マコーネルズブランドを体現する美しく素晴らしい、そしてベルファストの歴史を刻んだ場所で復活を遂げることができている点は我々の強みです。

かつての姿を多く残したままの再建で、100年の眠りから復活したマコーネルズブランドの歴史をそのまま呼び起こしたかのような蒸留所となっています。

リノベーションされたマコーネルズ蒸留所内部

日本との繋がり

Dear WHISKY:
今回日本への来日は3度目と伺っておりますが、ジャパニーズウイスキーについてどう思いますか?

ジョンさん:
製法ではスコッチウイスキーの影響を大きく受けていると思いますが、品質重視でプレミアムな点については、アイリッシュウイスキーとの共通点を感じます。また、地形的にどちらも島国であり、そこでつくられるウイスキーは特別です。

Dear WHISKY:
「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2024」では、「マコーネルズ5年 シェリーカスクフィニッシュ」で最高金賞を受賞されております。その時のご感想は?

ジョンさん:
本当に嬉しく思いました。このコンペティションでの最高金賞受賞は日本での周知にとっても大きく影響しますし、非常に光栄なことです。

Dear WHISKY:
日本市場におけるアイリッシュ・ウイスキーの可能性について、どのようにお考えですか?

ジョンさん:
大きなポテンシャルを感じています。データでも確認できますが、コロナ禍で経済が低迷している2019年から2024年においても、アイリッシュウイスキーは成長を示していました。

本数が多いわけではないですが、プレミアムで特別なウイスキーという点で日本では人気があり、今後にも大きな期待を持っています。

今後の展望

マコーネルズブランドのこれから

Dear WHISKY:
マコーネルズブランドの今後の目標はなんでしょうか?

ジョンさん:
我々のビジネスの3つの柱である「ブランド」「蒸留所」「ビジターセンター」の全てで成長することです。約1年前に蒸留所兼ビジターセンターをオープンしたばかりですが、既に多くの人々が訪れてくれています。

最高のウイスキーをつくり、より多くの人たちが蒸留所に足を運び、マコーネルズブランドを知ってもらいたいと思います。

Dear WHISKY:
新商品の発売のご予定はありますでしょうか?

ジョンさん:
実はちょうどボトリングを始めました。

新商品は素晴らしいコニャックフィニッシュです!

新商品 マコーネルズ5年 コニャックカスクフィニッシュ

マコーネルズ5年 コニャックフィニッシュ

商品名 マコーネルズ5年 コニャックカスクフィニッシュ
タイプ ブレンデッドウイスキー
アルコール度数 46% ノンチルフィルタード
ボトル価格  未定
発売日 2025年下半期発売予定

Dear WHISKY:
新商品のコニャックフィニッシュはどのようなウイスキーでしょうか?

ジョンさん:
ファーストフィルバーボン樽で5年間熟成した後、マスターディスティラーであるグレアムが精選したコニャック樽でフィニッシュしています。砂糖漬けのレモンやドライパイナップル、そしてジンジャーのスパイスが香るリッチな味わいです。

5年シリーズの中で最もプレミアムなボトルとなります!

Dear WHISKY:
日本での販売予定はありますでしょうか?

ジョンさん:
はい、もちろんです!

日本への上陸予定は2025年後半を予定しております。その際はぜひ、マコーネルズ アイリッシュウイスキーの新しい味を日本の多くの皆様に味わっていただきたいと思っております。その日まで、楽しみに待っていてください。

Dear WHISKY読者へのメッセージ

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました!今回の記事では、長年の眠りから目覚めた伝説のウイスキー、マコーネルズ アイリッシュウイスキーについて蒸留所CEOであるジョン・ケリーさんの声と共にお届けしました。

歴史と伝統を大切にしながらも、ベルファストの地を盛り上げるために様々なチャレンジを続けているマコーネルズ蒸留所。2025年からは日本での販売も拡大し、より多くの商品が日本へ上陸予定です!

インタビューを通して、ジョンさんの言葉からウイスキーへの真の情熱を感じ、今後の躍進がとても楽しみな蒸留所です。アイリッシュウイスキー最古の歴史を持つ蒸留所が、復活を遂げさらなる進化をする姿に、今後も目が離せません!

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