
『ウイスキぺディア』マスター 倉田英二さん ー撮影秘話編ー【第2弾】
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ウイスキーが好きな方なら一度は耳にしたことがある『ウイスキぺディア』。
今回Dear WHISKYは『ウイスキぺディア』でナビゲーター/マスター役を務められている倉田英二さんへインタビューをさせていただきました!
その様子を全3弾構成でお届けします。第1弾では倉田さんが、ウイスキーとの出会いや独自のニューメイクの飲み方!?など、ウイスキーへの愛を語ります!『ウイスキぺディア』の裏話が盛りだくさんの第2弾、第3弾も併せてご覧ください!
2019年12月から放送を開始し5年目を迎えた『ウイスキぺディア』は、国内外の蒸溜所やボトラーズなどを特集し、ウイスキーの魅力や蒸溜所ごとの特色、造り手の想いを伝えています!
普段あまり表に出ることがない造り手の方々や、有名なバーテンダー、ウイスキー業界の著名人も出演中!この番組を見れば、とっておきのウイスキーを発見できること間違いなしです。
BSフジでの放送と、YouTubeでのアーカイブ配信からぜひご覧ください!
番組名 | 『ウイスキぺディア』 |
放送時間 | 毎週木曜日 24:00 – 24:25 |
プロデュース | 岡田恒明 |
制作プロダクション | 株式会社ネットウエブ |
制作著作 | 株式会社ビーエスフジ |
公式HP | 『ウイスキぺディア』公式HP |
YouTube | 『ウイスキぺディア』公式YouTubeチャンネル |
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俳優として、テレビや映画、舞台などで、幅広く活躍。 BSフジで放送中の『ウイスキぺディア』では、BAR THE ENDのマスター役としてだけでなく、ナレーションや吹替にも挑戦している。倉田さんの公式Xはこちらから。 |
Dear WHISKY:
倉田さんはどのような学生時代を過ごされましたか?
倉田さん:
学生時代はバレーボールしかやってなかったですね。その頃はもう勉強した記憶がないくらいです(笑)
Dear WHISKY:
バレーボールをしていて印象に残っていることはありますか?
倉田さん:
佐々木太一さん(*)が試合で戦っていた姿を覚えているんですよ。当時からスマートで背が高く、とてもかっこよくて、今と同じくすごいオーラがある方でしたね。
パントマイムをしていた頃の倉田さん
Dear WHISKY:
すごい偶然ですね!バレーボールに熱中した学生時代から、芝居の世界に入られたきっかけは何ですか?
倉田さん:
演劇の専門学校に入ったことですね。新聞で何となく見つけて興味が湧いたので、高校卒業してすぐに入りました。
Dear WHISKY:
専門学校卒業後はそのまま俳優になられたのですか?
倉田さん:
いや、卒業後はパントマイムなどをやっている劇団に所属していました。
Dear WHISKY:
パントマイムですか!
倉田さん:
専門学校時代にパントマイムの授業があって、その先生がすごく楽しそうにパントマイムをしていたところに惹かれましたね。卒業後に何をやりたいかと考えた時に、自分も楽しいと思えることがやりたいと思ったんです。
実際にデパートやとしまえん、西武遊園地などで、パントマイムや大道芸をしていたんですよ。
目の前でお客さんが喜んでくれるというのがすごく楽しかったし、本当に充実してました。青春でしたね(笑)
ウイスキーのストレート
Dear WHISKY:
最初に飲まれたウイスキーはどの銘柄でしたか?
倉田さん:
多分、だるま(*)ですね。僕らが若い頃は、どこの家にもだるまとゴールド、ローヤルがあるような時代でした。当時は「(ウイスキーの魅力に気づいていなかったので)こんな美味しくないものを何で飲むんだろう」と思っていましたね(笑)
Dear WHISKY:
いつ頃からウイスキーを好んで飲まれるようになったのですか?
倉田さん:
ハイボールブーム(*)のころですね。それまでは、専門学生時代からずっとビールでした。飲み会とかで朝まで飲むぞ!みたいな時は、ビールはお腹いっぱいになっちゃうんで、ハイボールにレモンをガンガンいれて飲んでいましたが、そのくらいでした。
Dear WHISKY:
その頃からウイスキーのことを色々勉強されたのですか?
倉田さん:
いやいや。ウイスキーが本格的に面白いなと思ったのは、実は『ウイスキぺディア』を始めてからなんです。
もうちょっと前から飲んどけばよかったなって、今は思いますけどね。
左:ウッドフォードリザーブ、右:オクトモア
Dear WHISKY:
思い出深いウイスキーはありますか?
倉田さん:
番組を始めて1年半くらい経った頃に、妻が会社からウッドフォードリザーブをもらってきたんですよ。そこで、飲んでみるか!と飲んだら、こんなにあまい味がするんだと美味しくって。
それと同じくらいの時期に結婚したのですが、妻のお兄さんからオクトモアをプレゼントしてもらって、スモーキーなものもいいなと。ここがウイスキーが美味しいと思った最初ですね。
Dear WHISKY:
『ウイスキぺディア』では様々な蒸溜所を紹介していますが、特に好きな地域はありますか?
倉田さん:
基本はスコッチ系が好きなんですが、毎日飲むならやっぱりジャパニーズには敵わないなと思います!特にサントリーさんとニッカさんは、お手頃価格で美味しいウイスキーが買えるので、家に常備してますね。
Dear WHISKY:
特に好きなウイスキーは何ですか?
倉田さん:
フロムザバレルはずっと飲んでいたいと思うほど好きですね。ボトルの形もいいんですよね!毎回注ぐたびに垂れてしまうので、もったいない!といつも思っていますが(笑)
ウイスキーを嗜む
Dear WHISKY:
普段はどのような飲み方で飲みますか?
倉田さん:
ハイボールをチェイサーにストレートで飲むのが好きなんです。
ハイボールはニッカさんのディープブレンドとかブラックニッカスペシャルで、ストレートでちょっといいウイスキーを飲むのがすごく好きですね。
Dear WHISKY:
ウイスキーを飲まれるのは食後ですか?
倉田さん:
僕は基本、食中ですね。最初はビールを1時間ぐらい飲んで、そのあと1時間半か2時間ぐらいウイスキータイム。そして、最後にお米かパスタをたくさん食べる。
僕の夜ご飯は3時間から4時間ですね。毎日の夜ご飯が楽しみなんですよ(笑)
Dear WHISKY:
最初はビールなんですね!
倉田さん:
最初にビールを飲むのは、役者を始めた頃から変わらずですね。
夜に飲む1杯目のビールが本当に美味しくて、駆け出しの頃はそれが楽しみで芝居を頑張っていました。
Dear WHISKY:
おすすめな飲み方はありますか?
倉田さん:
僕がよくやるのは、ブレンドですね。
Dear WHISKY:
どのようなウイスキーをブレンドしているのですか?
倉田さん:
昔、妻が安いカナディアンウイスキーを買ってきてくれたんだけど、状態があまり良くなくて、アルコール度数が低く、単体だと美味しくなかった(笑)
これを、ジャパニーズとか、ピートが効いているものとか、クリアなものとかに少し垂らすと、すごく美味しくなったんです。
Dear WHISKY:
あまり好みではないウイスキーも美味しく飲めそうですね!
倉田さん:
実は、効果的なニューボーンの飲み方も見つけまして…
Dear WHISKY:
それはどのような飲み方ですか?
倉田さん:
ニューボーンなど、アルコール度数が高いものは、そのままだと飲むのが少しきついと感じることもありますよね!
そういう時は、飲みやすいと感じるウイスキーに少し加えると、ニューボーンが凄くいい味をだす。だからブレンダーって面白いんでしょうね。
Dear WHISKY:
とても面白い飲み方ですね!ぜひ試してみたいと思います!
Dear WHISKY:
ウイスキーとは、どのようなおつまみを合わせていますか?
倉田さん:
妻が買ってくるスナック菓子とチョコレート、カルディで売っているガトーショコラがもう鉄板ですね。これがもう最高の味とコスパ。
ウイスキーのストレートとこれが合うんですよ。
Dear WHISKY:
ガトーショコラですか!今日はカルディに寄ってから帰ろうと思います(笑)
プライベートでは飲み屋のカウンターで飲むのがお好きという意外な一面も
Dear WHISKY:
倉田さんはプライベートでバーに行かれますか?
倉田さん:
あまり行かないんですよ。スナックのカウンターの中でバイトしていたこともあって、お客として座ってサービスを受けるっていうのが、なんか恥ずかしいんだよね。
あと、バーテンダーさんも楽しませなきゃって思うじゃない。気を遣わせちゃったなとか、相手のことも気にしすぎてしまって、あまり落ち着かないんですよね。
Dear WHISKY:
普段はどこで飲むのがお好きですか?
倉田さん:
家で飲むのが好きですね。あとは、赤提灯系(*)の、カウンターの一角で焼き鳥をつまみに飲んで、隣のおっちゃんと喋る。これがもう1番ですね。
Dear WHISKY:
自宅にはどれくらいウイスキーをコレクションしていますか?
倉田さん:
多い方ではないのですが、50本ないくらいです。
Dear WHISKY:
多いですね!普段は自宅で飲まれることが多いですか?
倉田さん:
自宅が多いですね、他にはウイスキーの持ち寄り会に参加して、色々な種類を飲ませてもらってますね。
Dear WHISKY:
持ち寄り会ですか!どんな会なのですか?
倉田さん:
SNSなどで出会った人の集まりで、色々なウイスキーを持ち寄って飲んでますね。学生さんやどこかの企業の偉い人、自由な人、現場でガツガツ働いている人など、色々な人がいるグループ数カ所に僕は参加させてもらっています。
会には何も上下がない。あるとしたら、ウイスキーをどれだけ飲んだか(笑)
本当に気軽に様々なウイスキーを飲めて、全てが満たされる。本当に楽しい会です。敷居がすごく低いので、皆様にもぜひおすすめしたいです!
ウイスキーとは「究極の暇つぶし」
Dear WHISKY:
バーのマスター役を長年務められて、それをきっかけにウイスキーもよく飲まれるようになったということでしたが、倉田さんにとってウイスキーってどのような存在ですか?
倉田さん:
『ウイスキペディア』では、皆さんにその質問してますが、難しいですね(笑)
でも、一言で言うと「究極の暇つぶし」かな。
Dear WHISKY:
「暇つぶし」ですか!?
倉田さん:
僕は見た目通り、あんまりアウトドアじゃなくてインドアなんですよね。
Dear WHISKY:
そうなんですね。
倉田さん:
そこ突っ込むとこ!(笑)
まあ、前は外で遊びたかった時もあったんだけど、今は家にいることがすごく好きで、結構家にいちゃうんですよね。
でもそれを変えてくれたのがウイスキーでした。
Dear WHISKY:
ウイスキーに出会い、どのように変わったのでしょうか?
倉田さん:
『ウイスキペディア』のお仕事をさせていただくようになって、ウイスキーの蒸溜所へ行ったり、持ち寄り会に行ったりして、その持ち寄り会で仲良くなったメンバーと遊びに行くこともできました。ここ3、4年でウイスキーをきっかけに繋がりがすごく増えて、本当にありがたいなと思います。
ウイスキーに出会えて、定年後もちょっと安心ですね。定年後ってさ、旅行行こうとしても、もう体力もなくなってくるじゃない。
ウイスキーがあると、そんなに体動かさなくても、バー行ったり持ち寄り会行ったりと、70代、80代まで楽しく皆さんと飲める。本当にそれが最高ですよね。
Dear WHISKY:
ウイスキーを通じて、素敵な出会いに恵まれているのですね!
以上、倉田さんへのインタビュー第1弾でした!
『ウイスキぺディア』マスターのイメージが強い倉田さんですが、パントマイムがお得意であったり、ウイスキーを飲み始めたのが最近であったりなど、意外な一面に驚かれた方も多いのではないでしょうか?
第2弾では、『ウイスキぺディア』撮影の裏話を伺います!ぜひ併せてご覧ください!