スカールヴェン蒸溜所
- アメリカ
2023.06.12
エリア | ケンタッキー州 |
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設立年 | 1935年 |
所有者 | ヘブン・ヒル蒸留所社 |
蒸留器 | 連続式蒸留器 3基 |
仕込み水 | ケンタッキー州のライムストーンウォーター |
年間生産量 | 45万樽分 |
蒸溜所ツアー | あり |
公式サイト | https://heavenhilldistillery.com/ |
1935年にシャピラ兄弟によって共同設立され、家族経営でインディペンデントに稼業している世界規模でも最大のバーボン蒸留所です。世界恐慌で経済悪化の最中、美味しいウイスキーに渇望していた禁酒法後のアメリカで、投資家グループがシャピラ5人兄弟に話を持ちかけ、蒸留所を運営する場所としての可能性を持ったバーズタウンでヘブン・ヒル・スプリング蒸留所が設立されました。1996年、寒冷前線による突風と雷で起こった大規模火災で3000万ドルに値する損失などの苦難を乗り越え、1999年にバーンハイム蒸留所に移転。移転後も、ヘブン・ヒル・スプリング蒸留所で行われていた伝統的な製法を引き継いでおり、5種類のマッシュビルによりアメリカンウイスキーのすべてのスタイルと種類を製造しています。また、移転したことで生産能力がおよそ3倍に上り、現在、バーンハイム蒸留所はウイスキーを1日に1300バレル分、ニューメイクを1日に73000ガロン分製造し、消化システムなどを備えた55以上の熟成用の納屋をバーボン郡、バーズタウン近郊に所有しています。原料のトウモロコシは良好な関係を築いてきた穀物農家から、蒸留所から半径50マイル以内で栽培されたものを仕入れているほか、酵母は蒸留所設立当初からアドバイスを受けてきたジム・ビーム一族から譲り受けたものを用いて独特な個性を持ち合わせたウイスキーを製造しています。