ベッツ蒸溜所
- ドイツ
2024.02.19
エリア | テネシー州 |
---|---|
設立年 | 1866年 |
所有者 | ブラウン・フォーマン社 |
仕込み水 | Cave Spring Hollowのライムストーンウォーター |
蒸溜所ツアー | あり |
公式サイト | https://www.jackdaniels.com/ |
1864年、ジャスパー・ニュートン・ダニエル(ジャックで知られる)は牧師一家に引き取られ、コール牧師とニアレストと呼ばれていた奴隷のネイサン・グリーンからウイスキー造りを学びました。1866年、ジャック・ダニエル蒸留所が正式にアメリカ合衆国初の登録蒸留所となり、ミネラルが豊富な水源であるCave Spring Hollowに隣接して蒸留所を建設。ジャックはグリーンをディスティラー長(現代でいうマスター・ディスティラー)として雇いました。ジャックとグリーンがウイスキーを初めて作り始めてから150年以上の月日が経ちますが、現在に至るまでジャック・ダニエル蒸留所ではグリーン家の人々が働いています。ジャック・ダニエル蒸留所のテネシーウイスキーOld No.7は1904年、ミズーリ州で開催されたWorld’s Fairで初めてゴールドメダルを獲得しました。現在、蒸留所のウイスキーは107カ国に出荷され、9リットルのケースを年間1200万箱以上販売しています。 まろやかなウイスキー造りはサトウカエデを燃やして木炭を作る工程から始まり、80%のトウモロコシ、12%の大麦、8%のライ麦から成るマッシュにイーストが配合され、トウモロコシは最高品質のものを使うことで甘さが引き出されます。また、140アメリカンプルーフの熟成前のウイスキーを木炭で2、3日かけてドリップする「エクストラ・ブレッシング」はジャックがこだわった製法であり、この過程を経ることで独特の滑らかさを生み出します。