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- ウイスキー基礎知識
シングルモルトウイスキーを飲むなら日本で製造されたウイスキーから探すと、日本人の口に合いやすい銘柄も多いためおすすめです。
日本のウイスキー業界は原酒不足が深刻化しており、山崎・白州などの人気のシングルモルトは高騰しています。
しかし、人気の高い代表的な日本のウイスキー以外でも、おすすめのシングルモルトが存在するため、広く目を向けることがおすすめです。
この記事では、日本のシングルモルトウイスキーのおすすめ銘柄を一覧形式でご紹介します。
この記事のポイント
日本のシングルモルトウイスキーは、日本はもちろん海外でも人気の高いウイスキーとなっています。
海外のウイスキー愛好家が注目したのは、ミズナラ樽と呼ばれる日本独自の樽で熟成されたウイスキーであり、日本のウイスキーでしか味わえないオリエンタルな香りや風味が楽しめることが特徴です。
ミズナラ樽で熟成されたウイスキーは権威あるウイスキー品評会で受賞を繰り返し、海外でも日本のウイスキーが注目されるようになりました。
海外需要が高まったことは、現在の日本のシングルモルトウイスキーの品薄の大きな原因のひとつとなっています。
品薄は高騰や値上がりを引き起こしており、現在の日本のシングルモルトウイスキーはけっしてコストパフォーマンスの高さを考えて、価格が安いという理由で購入できない商品となっています。
しかし、日本のシングルモルトウイスキーは日本で造られたことから日本人の口に合いやすいウイスキーとなっているため、ウイスキー愛好家であれば贅沢をしても飲みたいウイスキーです。
日本のウイスキーの人気は今後も上昇することが考えられるため、今飲めているウイスキーが飲めなくなる前に日本のシングルモルトの種類を理解して、飲みたいウイスキーを選んでみましょう。
日本のウイスキーの品薄についてはこちらの記事で紹介しています。
ジャパニーズウイスキーが品薄である3つの理由と具体的な現状を解説
日本のシングルモルトウイスキーのおすすめ銘柄を紹介します。
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777188914/
山崎は、日本のシングルモルトウイスキーでもトップクラスに知名度が高く人気のあるサントリーから販売されている銘柄です。
ミズナラ樽をはじめとする、複数の樽で熟成されたモルト原酒をブレンドしており、オリエンタルで甘く厚みのある複雑な味わいが世界を魅了しています。
世界的にも人気の高い日本のシングルモルトであるため、飲む難易度は高くなっていますが、機会があるならぜひ飲んで欲しいおすすめのウイスキーです。
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画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777360440/
白州は、山崎と同じくサントリーから販売されているシングルモルトであり、山崎とは異なる風味を持ちます。
森を感じる爽やかな風味が特徴的であり、スモーキーでコクがあり、さっぱりした味わいが好きな人の好みに合いやすいです。
知名度でいえば山崎のほうが上ですが、山崎よりも爽快感のある味わいは日本人の口に合いやすいことから、味わいに興味があるなら飲みたいウイスキーです。
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画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/nikkamaltwhisky/yoichi/yoichi.html
余市は、ニッカウイスキーが販売するシングルモルトであり、北海道で生産されたウイスキーです。
力強いピートスモークは本場のスコッチウイスキーを思わせる香りがあり、個性のある複雑な味わいのシングルモルトとなっています。
しかし、余市は現在ノンエイジ以外の銘柄が終売となっていることから、熟成年数の重ねた銘柄を飲む手段が少なくなっています。
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画像引用:https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/nikkamaltwhisky/miyagikyo/miyagikyo.html
宮城峡は、余市と同じくニッカウイスキーから販売されているシングルモルトであり、余市と対称的な味わいが特徴的です。
甘く華やかな香りとフルーティーな味わいであり、余市がスコッチのアイラモルトであれば、宮城峡はスペイサイドモルトのような印象を持ちます。
余市と同様にノンエイジ以外の銘柄が終売しており、どちらを飲むか迷う場合は味わいが対称になっていることから好みで選んでみましょう。
画像引用:https://drinx.kirin.co.jp/whisky/fj/smna/
富士は、キリンから販売されたシングルモルトであり、富士山の自然から生み出されたウイスキーです。
甘く華やかな香りと、まろやかでコクのある味わいが特徴であり、飲み方を選ばない銘柄となっています。
日本のウイスキー業界を牽引する代表的な企業は、サントリー、ニッカウイスキー(アサヒビール)、キリンであるため、他のシングルモルトは飲んでいても、まだキリンのシングルモルトを飲んだことがない方は飲んでみましょう。
画像引用:Amazon.co.jp
あかしは、兵庫県の明石市で造られるウイスキーであり、シェリー樽を原酒に使用していることが特徴です。
そのため、プラムやドライフルーツなどの熟した果実のフルーティーな味わいが魅力になります。
あかしは、同じブランド名でブレンデッドウイスキーを販売していることから、購入する銘柄に間違いがないように気をつけましょう。
画像引用:https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_komagadake_2022_edition/
駒ヶ岳は、本坊酒造から販売されるシングルモルトであり、毎年限定で限られた本数のウイスキーが販売されていることが特徴です。
年度によって使用されるウイスキー樽が異なり、異なる味わいの日本のシングルモルトが楽しめます。
本坊酒造では駒ヶ岳の他に津貫という銘柄も販売しており、さまざまな味わいのシングルモルトを飲めるため、気になる方は販売の抽選にも参加してみましょう。
画像引用:https://shizuoka-distillery.jp/products/potstill-w-japanesebarley-1st/
シングルモルト静岡は、その製造方法からW・S・Kの3種類のシングルモルトが販売されているガイアフロー静岡蒸溜所のウイスキーです。
2020年にプロローグKのウイスキーを販売してから販売本数を限定して3つのシリーズのシングルモルトの販売を続けています。
蒸溜器にこだわり、使用する蒸溜器によって種類を分けている人気の日本のシングルモルトウイスキーです。
画像引用:https://store.musashiya-net.co.jp/products/detail/20718
桜尾は、広島県の桜尾蒸溜所で製造されるシングルモルトであり、気温差の大きい地域で生み出されたウイスキーになります。
スモーキーで海を感じる潮気があることが特徴であり、甘みも備えた複雑な風味が楽しめます。
日本のシングルモルトウイスキーは地域によっても異なる味わいになることから、広島のシングルモルトが気になる方におすすめです。
画像引用:https://www.romanbeer.com/item/singlemalt/
長濱は、ビールの醸造をメインに行っている長濱ロマンビールが製造する日本のウイスキーです。
シングルモルト長濱では、ミズナラ樽、シェリー樽、ワイン樽など、さまざまな樽で熟成したシングルモルトを販売しています。
ビールの醸造で得たノウハウがウイスキーの製造に活かされたシングルモルトです。
日本のシングルモルトウイスキーのおすすめ銘柄を一覧形式で紹介しましたが、気になる銘柄は見つかりましたか?
日本のウイスキー業界全体が原酒不足にあることから販売は限定であることも多いですが、銘柄によってはまだ入手しやすい商品も存在します。
代表的な日本のシングルモルトウイスキーだけでなく、さまざまなシングルモルトを知ることで、ジャパニーズウイスキーの世界が広がっていきます。