アービッキー蒸留所 － Arbikie DISTILLERY

スターリング家は、1920年代にビル・スターリングがこの地に移住して以来、アンガスの東海岸にあるアービキーで農業を営んできました。現在、この2,100エーカーの土地は、ジョン、アイアン、デビッドの3兄弟によって所有・運営されています。彼らは、ニューヨークの夜にお酒を飲みながら、この土地に蒸溜所を建設するというアイデアを最初に思いつきました。彼らのコンセプトは、農場からボトルまでのプロセスを用いて、スコットランドで最高級のモルトウイスキーを製造することで、畑や水源も所有しています。アービキーで蒸留が行われたのは、今回が初めてではありません。蒸留所があったことを示す最古の記録は1794年の地図ですが、同家は1720年にはこの地域で蒸留所が操業されていたと考えられています。2013年、スターリング家は既存の牛小屋を利用して、18ヶ月かけて小さな蒸留所の建設を開始しました。農場の機械工や鍛冶屋の技術を利用して、ドイツのCARL社が製作したスチルを組み立てます。
蒸留器から最初に出力されたスピリッツは、農場で栽培されたマリス・パイパーとキング・エドワーズを使用したポテト・ウォッカで、続いて2015年8月にはアービッキー・ジンが出力されました。翌月には、マスターディスティラーのカースティ・ブラックがシングルモルトスピリッツを製造し、最低でも14年寝かせてからウイスキーとしてボトリングする予定です。