サス蒸溜所
- ベルギー
2023.12.06
エリア | スペイサイド |
---|---|
設立年 | 1897年 |
所有者 | ブラウンフォーマン社 |
蒸留器 | 初留x2基、再留x2基 |
仕込み水 | バーンサイドスプリングス、敷地内の深井戸 |
年間生産量 | 280万リットル |
ブレンド銘柄 | サムシング・スペシャル、クィーンアン |
輸入元 | アサヒビール |
蒸溜所ツアー | あり |
公式サイト | https://www.benriachdistillery.com/ |
Benriach | |
benriach | |
X | @TheBenriach |
YouTube | Benriach |
ベンリアックとは、ゲール語で“灰色がかった山”という意味。1898年、ロングモーンの創業者ジョン・ダフによって建てられました。しかし、ブレンド会社最大手が倒産したあおりをうけ1900年に閉鎖し、その後1966年に再開。当時のスペイサイドの蒸溜所としては珍しいヘビリーピートの麦芽を仕込んでおり、シーバスリーガル用のスモーキーな原酒も作っていました。今でも年に4週間だけフェノール値55ppmのヘビリーピーテッド麦芽の仕込みを行っています。
個性的な蒸溜所でしたが、 1994年までオフィシャルボトルがリリースされず、ウイスキーのほとんどは、シーバス社のブレンデッドの原酒として使用されていたため、知る人ぞ知る蒸溜所でした。前オーナーの際にベンリアックを「シングルモルト」として販売する方針を打ち出し、1966年や1970年といった古いヴィンテージを含む興味深い製品をリリースし、品質が評価され、ウイスキーマガジン誌とモストアドヴォケート誌で世界No.1蒸溜所に選ばれ、ベンリアックの名前が前面に出るようになりました。そのわずか3年後の2007年にアメリカのウイスキー専門誌モルトアドヴォケートでディスティラリー・オプ・ザ・イヤーを獲得し、世界一の蒸溜所に登りつめました。