ボーダーズ蒸溜所

スコティッシュ・ボーダーズで合法的に操業していた最後の蒸溜所は1837年に閉鎖され、この地域は過去180年間ウイスキー不足に悩まされていました。この地域で約2世紀ぶりに蒸溜所を復活させようと、いくつかの計画が一斉に持ち上がりました。最初にオープンするのは、その名も「ボーダーズ蒸溜所」で、新しいグループ「ザスリースチルズカンパニー」が運営します。スコッチ業界のベテラン4人が率いるこの会社は2013年に設立され、2015年末に計画許可を得て、ホーウィックの旧工場を1,000万ポンド規模のモルトウイスキー蒸溜所に改築し、年間180万リットルのスピリッツを生産する能力を持つようになりました。チームは2016年8月にこの場所で起工し、2018年3月6日の午前10時11分に蒸溜所は息を吹き返しました。蒸溜所では、シングルモルトのスコッチウイスキーを生産するだけでなく、地元のボタニカルを使ったボーダーズジンを作るためのカーターヘッドスチルも設置されました。また、ウォッカとコマーシャルロードにビジターセンターがあります。

この記事では、ボーダーズ蒸溜所設立の背景や、創設者の一人である、ジョン・フォーダイスさんに案内していただいた蒸溜所ツアーの様子をお届けします。

ボーダーズ蒸溜所のウイスキー造りについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ併せてご覧ください！