カナディアン・ミスト蒸溜所

19世紀半ばにやってきた入植者たちはウイスキー製造の知識をオンタリオ州に持ち込み、ジョージアン・ベイ近くの町、コリング・ウッドにも多数の蒸溜所が建設されました。米国の禁酒法時代はカナダの蒸溜所にとっても厳しい時代であり、閉鎖を余儀なくされた蒸溜所も少なくありませんでした。1960年代に再びウイスキーの人気が高まり、ケンタッキー州でバーボン製造をするバートン・ブランド社が1967年にコリング・ウッドにカナディアン・ミスト蒸溜所を建設し、1971年にはブラウン・フォーマン社（ケンタッキー州拠点）によって買収。2020年には現在のオーナーであるサゼラック社に買収されました。 ３回の蒸留を特徴とし、原料の大麦麦芽はアルバータ産、ライはオンタリオ産、地元のトウモロコシなどこだわりの原料を厳選しています。 サンフランシスコ・ワールド・スピリット・コンペティションで銀賞（2019年）、ウルティメート・スピリッツ・チャレンジで91ポイントとグレートバリュー（2018年）を受賞しています。