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【イベントレポート】北海道 WHISKY FES 2023<第2弾>

2023.11.15 / 最終更新日:2024.02.08
北海道WHISKY FES part2

2023年7月2日(日)、ロイトン札幌にて「北海道 WHISKY FES 2023」が開催されました!
今回は前回に引き続き、「北海道 WHISKY FES 2023」で開催されたセミナーの内容や、蒸溜所の方への取材の様子などをお届けします!
セミナーでの、北海道で話題の蒸溜所からウイスキー造りへの情熱やこだわり、未来像について、ニッカウヰスキーの歴史やカクテルメイキングの様子までご紹介します。
ぜひお楽しみください!

併せてお読みください!

今回参加したオープンセミナー!

今回は4つのオープンセミナーの中で3つのセミナーに参加させていただきました!

オープンセミナー

タイトル 『トークセッション 北海道の新蒸溜所 ~イマとミライ~』
登壇者 厚岸蒸溜所の立崎勝幸氏、馬追蒸溜所の村田哲太郎氏、
Kamui Whiskyのハビエル・ネグレテ氏、ニセコ蒸溜所の南雲真仁氏
時間 11:20~12:00
内容 北海道で話題の蒸溜所から4名のパネリストがウイスキー造りへの情熱とこだわりや未来像について語る。
タイトル 『ニッカウヰスキーの伝統と革新 ~創業90周年に向けて~』
登壇者 チーフブレンダーの尾崎裕美氏、竹鶴シニアアンバサダーの野田浩史氏
時間 12:50~13:20
内容 2024年に創業90周年を迎えるニッカウヰスキー。チーフブレンダーの尾崎裕美氏と竹鶴シニアアンバサダーの野田浩史氏がニッカウヰスキーの歴史を紐解き、ゲストバーテンダーによる「ニッカセッション」を使用したカクテルメイキングの実演も行う。
タイトル 『肴(あて)が広げるウイスキーの愉しみ SUNTORY×ROYCE』
登壇者 サントリーの佐治清三氏、佐々木太一氏
時間 14:10~14:50
内容 お酒といえば肴(あて)がつきもの。サントリーの佐治清三氏と佐々木太一氏というウイスキープロフェッショナルの御二方が日頃考えるペアリングについてわかりやすく解説。

トークセッション 北海道の新蒸溜所~イマとミライ~

セミナー概要

トークセッション 北海道の新蒸溜所 ~イマとミライ~

トークセッション 北海道の新蒸溜所 ~イマとミライ~

新しい蒸溜所の建設によって活気あふれる北海道から、話題の4つの蒸溜所のトークセッションが行われました。
お話してくださったのは、厚岸蒸溜所 蒸溜所長 チーフブレンダー 立崎 勝幸さん、馬迫蒸溜所 代表取締役社長 村田 哲太郎さん、利尻カムイ蒸溜所 Head Distiller ハビエル・ネグレテさん、ニセコ蒸溜所 副社長 南雲 真仁さんです。
各々のウイスキー業界との出会いやウイスキーの未来についてのトークセッションに、会場はとても盛り上がっていました!

セミナーレポート

左から 小山内美香さん、立崎 勝幸さん、村田 哲太郎さん、ハビエル・ネグレテさん、(通訳の方)、南雲 真仁さん

ウイスキー造りに携わるようになったきっかけ

立崎さん:
ウイスキー造りの世界に入る前は、乳業メーカーで働いていました。現在の厚岸蒸溜所社長の樋田恵一さんと出会ったことがきっかけで、樋田さんがウイスキー蒸溜所を建てる際に誘っていただきました。
北海道の厚岸郡に蒸溜所が造られるのはすでに決まっており、蒸溜所の場所を聞いたときは有名な地域でもなかったので、最初は少し不安な気持ちもありました。しかし実際に足を運んでみると、ウイスキー造りにとても良い環境が整っている地域だと感じました。スコットランドのアイラ島のように海霧が出るため、塩っぽさがお酒に影響するのも特徴的です。

村田さん:
銀行員として働いた後、自分で会社を立ち上げ全国の街並みの再生や酒蔵の再生を行っていました。その傍らで企業の経営支援を行っていた関連から、私が今務めている親会社の方から日本酒蔵の運営を手伝ってほしいと話をいただき、親会社の日本酒担当として勤めることになりました。その後社内全体の統括をすることになりました。
馬迫株式会社はもともとワイナリーを行っていたのですが、蒸溜所ビジネスに今後参入することになり、ウイスキー造りを開始しました。

ハビエルさん:
出身地であるチリでは、およそ10年前の段階で良い品質のウイスキーを手に入れることが難しかったため、今のビジネスパートナーと2人でウイスキーを造ることにしました。利尻島を選んだ理由は、主に3つあります。利尻富士で濾過された水が綺麗であること、スコットランドのアイラ島に環境条件が似ていたこと、チリのパタゴニア(チリとアルゼンチン両国に跨っている日本の国土の3倍もの広さの地域のことを指します)にも似ていたため、親近感があったことです。
しかし利尻島であるが故に、天候が荒れると船が欠航してしまう可能性がありますが、この土地ならではのことだと気楽にとらえ、これからの未来に向かって楽しむようにしています。

南雲さん:
実はウイスキー造りのきっかけは北海道ではなく、新潟県魚沼市で米を使用したウイスキー造りをしたいと思ったことです。伝統産業的な技術で高品質な日本酒を造ってきましたが、それとは異なり樽と時間を使い良い品質を造るお酒である、ウイスキーならではの魅力に触れたため造り始めたいと考えました。自分たちの感性や技術を使って今後はブレンドを行っていきたいと考えております。
ニセコに蒸溜所を造った理由として3つあります。まずは、弊社の社長が以前よりニセコに訪れて気に入っていたこと、国際的なリゾート地として国内外から人気な地域であったこと、ウイスキー造りに適した気候であったことです。ニセコは冷涼な気候であったり、水質も綺麗で新潟県の水質と似ていたため、すでに新潟で稼働していたウイスキー造りには打って付けであったと感じました。また、蒸溜所は観光場所にもなることができるのでニセコ町のグリーンシーズンをニセコ蒸溜所で盛り上げられたらと考えました。

造り手であり飲み手である皆様のお好きなウイスキーとペアリングフード

立崎さん:
造り手となる前はウイスキーを特別嗜んでいたというより、お酒の種類の1つとして楽しむ程度でした。しかしウイスキー業界に携わり始めての2年間は、勉強の一環としてウイスキーだけを嗜んでいました。特にサントリーさんのウイスキーを選んでいました。理由として、買いやすいという点と日本人向けのウイスキーであったので勉強したいという点から選んでいました。
ジャパニーズウイスキーには和菓子がとても合うと思います。例えば羊羹を薄く切りロックと共にいただくというような感じで、甘さが控えめなフードをジャーキーやチョコレートと同様に食べるのがお勧めです。

村田さん:
ウイスキーに携わる前の20代の時にPenという雑誌を購読しており、その中に「ラフロイグとボウモアのトゥワイスアップを飲む男はモテる」というような表記があったので、それをきっかけにウイスキーを嗜むようになりました。当時は味わいが強烈なだけだと魅力に気づくことができなかったのですが、徐々にアイラ島のピートの効いたウイスキーだけでなくノンピートも好むようになりました。今1番好きなのは、クライヌリッシュです。ワクシーさとフルーティーさのバランスがよくとれているためです。造り手としてもそんなバランスが取れるウイスキーを造りたいと考えています。
ペアリングは「夜の梅」という羊羹や「おっとっと」がとてもウイスキーと相性がいいと思います。夜の梅もおっとっとも、スーパーなどで手軽に試せるものなので興味がわいた方はぜひ試していただきたいです。

ハビエルさん:
飲み手としてウイスキーを嗜むよりも先に、造り手としてウイスキーに携わってきました。よく選ぶのは厚岸のウイスキーです。その他にも、ジャパニーズウイスキーのイチローズモルトを中心に選んだり、アメリカのバーボンを中心に勉強しています。
利尻カムイ蒸溜所で造られたニューメイクには「ウニ」との相性がとてもいいと思います。反対に熟成されたものだったら「牛肉」がお勧めです。今後はニューポットをカクテルに出来たら面白いのではと考えています。カンパリとオレンジピールで苦味のある感じにして楽しむこともできます。

南雲さん:
私はお酒全般が好きだったので、学生の時からビールだったりウイスキーだったりを嗜んできました。蒸溜酒のかっこいいイメージも持っていたので、詳しいことを理解して飲むというような感じではなかったです。また学生時代、イギリスに在住していたときにいろいろな蒸溜所を回らせていただく機会があり、さらにウイスキーに対して思い入れを感じるようになったと思います。日常的にはサントリーさんのウイスキーを飲むことが多いですが、グレングラントのアルボラリスを自宅で楽しんだり、勉強のためにBarで楽しむことが多いです。
私が現在ニセコと新潟を行き来している状態なので、北海道だったらジンギスカン、新潟県だと雪風呂という雪でお肉を熟成させビーフジャーキーにするような商品が、ウイスキーととても合うフードだと思います。

ウイスキー業界の未来

ウイスキーに関わるきっかけやウイスキー業界の未来を笑顔で語り合う

立崎さん:
難しい話題ではあるのですが、1番大事なことはジャパニーズウイスキー造りに真摯に取り組んでいくことだと考えます。日本洋酒酒造組合がつくったジャパニーズウイスキーの定義に則った造り方をクラフトでも行っていく必要があると思います。現在海外にもジャパニーズウイスキーは輸出されている状態にあるので、海外で売られているジャパニーズウイスキーが日本産であるということが守れるように、ジャパニーズウイスキーの定義に則って造ることが、ジャパニーズウイスキーの未来を守ることと同義であると思います。

村田さん:
蒸溜所の数が増加傾向にあり、現在では交付されている免許の数が130を超えているといいます。その中で各蒸溜所がそれぞれの土地の味だったり特色をしっかり反映させていくことが1番大事なのではないかと考えます。また他のお酒に比べて時間をかけて形にしていく分、お客様との向き合い方も長くなると思うので真摯に向き合っていかなければいけないのかなと考えています。

ハビエルさん:
糖化(マッシング)から瓶詰めまで、日本で全て行うことがジャパニーズウイスキーで1番大事だと考えます。将来的に海外からジャパニーズウイスキーに対する需要はかなり大きくなると予想します。また最近新しくジャパニーズウイスキーの定義として、産地について追加された項目がありますが、それらもこれからのジャパニーズウイスキーのブランディングにプラスになっていくと思います。また、アメリカのケンタッキー州では地域ぐるみで蒸溜所の活動を行っているので、北海道全体でも動くことが今後できたら良いと思います。

南雲さん:
ニセコ蒸溜所は熟成させて2年しか経っていないため、これからニセコ町の中で造っていけたらと思います。同時にニセコ町の気候はゆっくり熟成させるのに適しているので、焦らず進めていきたいです。ニセコ町自体が世界中からお客様が集まるような地域なので、多くの方にしっかりとニセコ蒸溜所のことをお伝えできるよう意識していけたらと考えています。
ジャパニーズウイスキーの歴史が、今年で100周年を迎えますがその積み重ねに、我々も負けないようなウイスキー造りを続けていきたいと思います。

ニッカウヰスキーの伝統と革新 ~創業90周年に向けて~

セミナー概要

左から 尾崎 裕美さん、野田 浩史さん、名取 麻子さん

ニッカウヰスキーは、2024年に創業90周年を迎えます。
お話してくださったのはチーフブレンダーの尾崎さんと、オーセントホテル小樽執行役員で日本ホテルバーメンズ協会会長を務め、長年竹鶴シニアアンバサダーでもある野田さんです!
このセミナーが開催された7月2日は、ニッカウヰスキーの創業記念日です。1934年に創業開始となり来年の2024年には90周年を迎えられます。そのため今回は『ニッカウヰスキー=伝統』 というイメージだけでなく、新たな側面を多くの方に知ってもらうという目的からバーテンダーの方とコラボレーションも行われました!

セミナーレポート

41号貯蔵庫の稼働

尾崎さん:
近年のジャパニーズウイスキーの人気が高いことから、原酒不足という状況が続いています。宮城峡蒸溜所と余市蒸溜所で原酒増産を行ったのですが、出荷調整を余儀なくされています。原酒増産を行うことにより原酒を詰めるための樽や貯蔵庫が必要になるため、余市蒸溜所の中に新しく貯蔵庫を設置することにしました。2021年に建設完成、2022年から本格的に稼働しています。今まで余市蒸溜所はダンネージ式(低層貯蔵)かラック式で、5段ほどの高さでの貯蔵していました。しかし41号機は高さ30mもあるため、ラック式で20段以上積むことができます。樽数に変換すると7,500樽も貯蔵することができるようになりました。

余市蒸溜所の新たな進化

尾崎さん:
最初は平成元年に30号機として貯蔵庫を設置したため、31号機と命名する予定でした。しかし、元号が平成から令和に変わったことや、30年ぶりに設立したという理由から、41号機と名付けることにしました。また、余市goと語呂合わせで考えることができ、これから90周年や100周年に向け余市蒸溜所が飛躍していくことができるよう、従業員の想いを込めて、最終的に41号機と命名しています。
キルン塔をはじめ、余市工場などの石造りの建物は2022年2月に国の重要文化財に指定され始め、現在は合計10個の施設が重要文化財として指定されました。さらに、2022年から2023年にかけてニッカミュージアム(ウイスキーミュージアム)をリニューアルし、展示物も一新いたしました。どちらも楽しんで見学をしていただけたらと思います。

野田さんと余市蒸溜所の出会い

野田さん:
オーセントホテル小樽は25年前に開業したホテルです。数多くのお客様が余市蒸溜所に訪れる前後のタイミングでいらしてくださいます。そのご縁で、お客様からの余市蒸溜所の情報や感想を、私から余市蒸溜所の方にお届けする機会がありました。
当時の工場長さんに「この町で根付くような営業をしたい」と相談をいただいたこともあります。その後、昔の記念のボトルだったりパネルだったりを工場長さんから貸していただくようになり、その影響で日本中からバーテンダーの方が集まり、彼らを余市蒸溜所に案内するということが私の務めにもなりました。その回数を含めると優に200回は訪れていることになります。

余市蒸溜所の出会いのお話を楽しそうに語る野田さん

2021年 「原酒の多様性」

尾崎さん:
2024年の90周年に向けて2021年から数量限定でディスカバリーシリーズを販売しています。
2021年は原酒の多様性を意識しました。余市蒸溜所はピートが効いている原酒、宮城峡蒸溜所はフルーティーな原酒を造っているというイメージがあると思います。そこでこのディスカバリーシリーズではイメージと真逆の商品を造り販売しました。余市蒸溜所ではシングルモルトのノンピーテッドを、宮城峡蒸溜所ではヘビーピートをブレンドして造ったピーテッドを販売しました。

2022年 「発酵過程の多様性」

尾崎さん:
2022年では、発酵過程の多様性を意識しました。酵母そのものや発酵条件を変えることで、アロマティックイーストというシングルモルトを発売しました。余市蒸溜所ではりんごや洋梨などのフレッシュな香りが特徴的で、宮城峡蒸溜所ではアプリコットやピーチなどの濃厚なフルーティーな甘さのある香りが特徴的だと思います。

2023年 「グレーンの多様性」

尾崎さん:
2023年3月に発売した商品は、グレーンの多様性を意識しました。ニッカウヰスキーではカフェ式蒸溜器を使ってカフェグレーン原酒を造っています。このカフェ式蒸溜器は西宮工場で1963年に導入、1964年に製造開始したものを、1999年に宮城峡蒸溜所に移設しました。60年という記念すべき蒸溜方法です。トウモロコシを原料として造ったカフェグレーン原酒、モルトを原料として造ったカフェモルトを造っています。その歴史から、余市蒸溜所では西宮工場時代のカフェグレーン原酒とカフェモルト原酒で、宮城峡蒸溜所では移設後のカフェグレーン原酒とカフェモルト原酒で造り上げました。さらにニッカウヰスキーは福岡の門司工場と鹿児島県のさつま司蒸溜蔵で、焼酎を主に造っています。1917年から試験的に、焼酎を蒸溜する際の蒸溜器を使いグレーンウイスキーを造ってきました。今回は門司工場から大麦グレーン原酒、さつま司蒸溜蔵から大麦グレーン原酒とコーンライ・グレーン原酒を造り上げました。合計7種類の原酒をブレンドして造った商品が、『ニッカ ザ・グレーン』として2023年3月に発売いたしました。
そして来年の2024年で90周年を迎えるため、その記念商品も現在造っている最中なので楽しみにお待ちいただければと思います。

ニッカディスカバリーシリーズ

野田さん:
このニッカディスカバリーの全シリーズをオーセントホテル小樽では取り扱っております。ぜひ飲みにいらしてください。
今回登壇させていただいたのは、尾崎チーフブレンダーへの尊敬の想いと、生産者の世界観をいかにお客様に行き届かせるかという想いからです。
尾崎さんは、実際にこのディスカバリーシリーズでお客様にお届けしたい想いというのはどのようなものですか?

尾崎さん:
このシリーズで、ニッカウヰスキーでは変わった原酒を多く造っているということを知っていただきたいと考えています。原酒単品でもキャラクターが強いものなので、それぞれをどのくらいブレンドするかというのが非常に難しいと感じていました。しかし、皆様に新しいニッカウヰスキーを発見していただきたいという想いを込めて、日々試行錯誤しながら完成までたどり着くことができました。

野田さんの創作カクテルに込める想い

野田さん
カクテルもウイスキー造り同様、どこでどのような状況でどのように感じていただきたいかを、イメージして造らなければならないと考えています。造り終えたあとのイメージがなければ、自己満足で終わってしまうのではと考えるからです。そのため、私が創作した『ノスタルジア~郷愁~』というニッカウヰスキーを使ったカクテルは、ウイスキーが召し上がれない方でも余市蒸溜所に訪れたいと思えるように、想いを込めて創作しました。

ノスタルジア~郷愁~

野田さん
私は全国のカクテルチャンピオンが東京に集まり、地元をPRするカクテルを創作し、ご来場の方からの投票で決まるという機会で賞をいただいたことがあります。その大会ではウイスキー自体に何が使われており、カクテルにどんな影響を及ぼしたくてそのウイスキーを使ったのかなどをレシピでお客様にご説明する必要もありました。余市という街は、懐かしくもう一度帰ってきたいと思わせる街だということをよく言われるので、それを一言で表すと郷愁となり、それがカクテルの名前の由来です。
カクテルは余市蒸溜所をイメージして創作しました。秋から冬にかけて、石造りの建物が粉雪で雪化粧されていく様子を映し出し、琥珀色のニッカウヰスキーをベースに樽から熟成し発生するマリリンという要素をベイリーズ(アイリッシュクリーム)に見たてました。そこから樽から出てくるカフェインという要素をエスプレッソで味わいと共に表現しました。最後にふわっとした雪の要素を表現するために生クリームをゆっくりシェイクすることで全体を構成しました。
このカクテルを飲みたいと思っていただくことで、オーセントホテル小樽のBarに来ていただく、つまりは余市の街に戻ってきていただくというような風景をイメージして作らせていただいています。

ニッカセッション

尾崎氏
カクテルメイキングでは、最も新しいブランド『ニッカセッション』を使用していただきます。
ニッカセッションは2020年に発売をいたしました。現在、出荷制限を設けている商品があり皆様にご迷惑をおかけしているところから、皆様のお手元に届けられるような商品も造らなければならないという想いから『ニッカセッション』は誕生いたしました。
当時はプレミアムな価格帯だったので、発売前に一度調査を行いました。内容としてはウイスキー飲み始めの方にウイスキーやプレミアムウイスキーのイメージを伺いました。結果として大半の方は良いイメージを持っていらっしゃるのですが、一部の方には小難しさや堅苦しさを感じ自由な飲み方をしてみたいというようなご意見がありました。そのためこの開発では『誰でも気負いなく自由に楽しめるウイスキー』ということと、『古くからのウイスキーファンも虜にするほどおいしいウイスキー』という2点を意識しました。

ニッカセッションの秘話に迫る

尾崎さん
一般的にブレンデッドにした方が飲みやすくなるのですが、あえてモルト同士をブレンドしたフレアモルト(ブレンデッドモルト)という形にしています。
その中でスコットランドの原酒も使い個性の違う原酒をブレンドいたしました。スコットランド製の原酒の華やかで柔らかさが特徴のものと、宮城峡蒸溜所の原酒のフルーティーでふくよかさが特徴のものと、余市蒸溜所のピートが効いたビターな原酒の3種を混ぜ合わせることにより、個性を出し合いながら調和しながら、音楽のセッションをイメージし、皆様に楽しんでいただけるようなものを造りました。
味わい的には、ミカンやリンゴのような爽やかな香りで、モルトのコクや樽由来のバニラ感、口当たりはクリーミーでソフトな形で、余韻やビターな感じを得られるように造っております。
今回ブースでも提供しておりますので、ぜひ味わっていただければと思います。

ニッカセッションについて真剣に語る尾崎さん

尾崎さん
2023年に行われたWWA(ワールドウイスキーアワード)のピュアモルトのインターナショナル・ブレンデッドモルト部門でベストを受賞しました。また『竹鶴ピュアモルト』はワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキーを受賞、『シングルモルト余市10年』はジャパニーズ・シングルモルト部門でベストを受賞しました。こちらも数量限定ではありますが、ブースにご用意いたしていますので楽しんでいただければと思います。

HBA CLASSIC 創作カクテルコンペティション

札幌プリンスホテルの名取さん

野田さん
2023年6月25日に『HBA CLASSIC 創作カクテルコンペティション』が開催されました。このコンペティションは約半世紀の歴史を持っています。コンペティションは、ただカクテルを創作し評価してもらうというように思われがちです。しかし、この大会はバーテンダーがお客様に対して適切な商品を提供できるかという知見を求められます。これは筆記により判定され、この部分に対して優秀でなければいけません。また、ウイスキーのブランド、テイスティング、ブランドエイジングを当てることも賞をとるために必要な要素です。さらに早くて丁寧なことはもちろん日本のバーテンダーの方には綺麗で美しく作るということも求められます。その上で、カクテルのコンセプトワークと商品価値を考案する必要があります。以上の4つのことが上位に評価されないとチャンピオンになることはできません。
我が国で最も難しいといわれているこの権威のある大会に、名取さんは前回参加され、準グランプリを受賞されたので是非とも期待してご覧いただけたらと思います。

カクテルメイキング

実際にカクテルを披露していました!

名取さん
このオープンセミナーに合わせ『ニッカセッション』をベースにオリジナルカクテルを作ってきました。少しカクテルの内容をご説明したいと思います。
カクテル名は『リソナンス~共鳴~』と命名しました。今回のトークセッションのように人と人との掛け合いがどんどん盛り上がっているイメージを提示しています。
ベースは『ニッカセッション』を使わせていただき、香りはりんごやオレンジのような香りと力強いニュアンスを受けました。

他にフルーティーサワーの部分でボルスのエルダーフラワーを使用することで紅茶のリキュールでタンミリオで紅茶の渋み、じいちゃんのシロップで大倉浜のニュアンスを共鳴させるように混ぜ合わせました。

飲んで頂きたいシチュエーションは、夜のイベントを待つ時間帯で、期待を癒していただくようなイメージでカクテルを創作しました。ぜひ飲んで頂けたらと思います。

尾崎さん
実際にいただいてみて、ニッカセッションも感じられますし、中に紅茶のリキュールの風味が感じられて非常においしいです。

野田さん
熟成感を損なわずに仕上げている点が非常によくできていると感じます。酸味で終わってしまうのではなく余韻が長く残るようにレシピを構築しているところが素晴らしいと思います。

ウイスキーベースの創作カクテルの難しさ

野田さん
ウイスキーはそのままか加水して飲むのが1番なので、冷やして混ぜるということが非常に難しいです。シェイクをして仕上げるのですが、シンプルに考えると氷から余計な水分が落ちてシェイクした後だらけてしまいます。しかしそれまでの手順で、だらけてしまわないよう配慮し、泡が収まってボイドが整ったときでも美味しいと思わせる技術のバランスが難しいと感じます。

尾崎さん
カクテルで作りやすいウイスキーっていうのはありますか?

野田さん
現時点では『ニッカセッション』ですね。

ニッカウヰスキーの今後

尾崎さん
私達は、2024年に90周年を迎えその先の100周年に向けて様々な取り組みをしていこうと考えていますので是非楽しんでいただければと思います。また、2023年はサントリーさんが山崎蒸溜所でウイスキーを造りはじめて100年という記念すべき年なので、ウイスキー業界全体で切磋琢磨しながら日本のウイスキーを盛り上げていければなと思っています。ただ日本のウイスキー人気は少しバブリーなところがあるのかなと思われるので、良質なウイスキーを造り適正な価格で皆様のお手元に待たせることなく供給できるような体制を作っていきたいと思っています。

肴(あて)が広げるウイスキーの愉しみ SUNTORY × ROYCE

セミナー概要

肴(あて)が広げるウイスキーの愉しみ

肴(あて)が広げるウイスキーの愉しみ

SUNTORY × ROYCEメインゲストとして、サントリー株式会社 スピリッツカンパニーウイスキー事業部 シニアスペシャリストマスター・オブ・ウイスキー 佐々木 太一さん、同じくサントリー株式会社 スピリッツカンパニーウイスキー事業部 課長 佐治 清三さんを迎えられオープンセミナーが開催されました。
またサントリーとチョコレートの開発でコラボしたことのある、株式会社ロイズコンフェクト 販売企画部販売促進課 長嶋 亜貴子さんと下條 雅弘さんが、司会進行としてウイスキーとペアリングについてのセミナーを盛り上げてくださいました!
最後には佐々木さんと佐治さんがペアリングフードのご紹介をしてくださいます。

セミナーレポート

理想のウイスキーとは

佐々木さん
理想のウイスキーは、頻繁に飲むことができるというものだと思います。そのため、銘柄は特に気にしないです。私が1番多く飲むのは、缶のハイボールです。3日に1回のペースで新幹線の移動のお供に何も考えず飲むというシチュエーションを良くしており、何も考えずシンプルに楽しむことができるシチュエーションが理想です。

佐治さん
私の考える理想のウイスキーというのは、サントリーのブランドの理想と近いです。ウイスキーを飲んだとき、それぞれの原酒や地域の特性が1つにまとまっておいしいと感じられるウイスキーが理想だと思います。

サントリーの理想と碧AOの理想

佐治さん
サントリーの理想とは真逆の方向性で造りました。碧AOウイスキーを飲んだときに国や地域ごとに異なった感じ方になるということを目指して造りました。そのため、正直、新しい方法を模索しました。

左から下條 雅弘さん、長嶋 亜貴子さん、佐々木 太一さん、佐治 清三さん

碧AOウイスキーについて

佐治さん
碧AOウイスキーは世界初、自社蒸溜所で5大ウイスキーの原酒の個性がそれぞれ垣間見えるように造られました。その中で1番軸となっているのは、バーボンウイスキーです。

佐々木さん
碧AOウイスキーを一言で表すと、幅が広いウイスキーです。5大ウイスキーというのは、5つの異なる国で異なる製法、異なる原酒で造られています。それを混ぜ合わせたら飲み方によって味が変わるのは、当たり前です。大勢で飲むことでさらに楽しめるとは思いますが、シチュエーションや場所も選ばず楽しむことができるのではないかなと思います。

碧AOウイスキーの名前の由来

佐々木さん
海を渡ってきた原酒が日本で融合されて1つの商品になっています。海から着想して碧としました。また世界中から集まっていることから漢字だけでなく、墨字も使い『碧AO』としました。つまり、漢字と墨字両方でこのウイスキーを意味します。

碧AOウイスキーのボトル

佐々木さん
ウイスキーを飲まれるときはボトルを見ていただくと面白いことに気付けるかとおもいます。実は、この碧AOウイスキーのボトルは真上から見ると五角形になっています。これは、5つの国から原酒が集まっているという意味合いが込められています。正面から見ると上部分が尖っていることも特徴的です。ウイスキーの瓶には色々な所に様々な想いが込められているので、見つけようとするとさらに楽しんでもらえるのではないかなと思っています。

日常的にウイスキーを楽しむ

ウイスキーの楽しみ方を語る

佐々木さん
新商品のテイスティングするときは家に1人で籠っていたり、会社でディスカッションしたり、『お酒を飲む』のではなく『ウイスキーのテイスティング』という意識になります。
プライベートだと飲み方は圧倒的にハイボールが多いです。ただ色々なお店で飲み方を変えて楽しみます。特に碧AOウイスキーは水割りにするのが1番美味しいため水割りで飲んでいます。
後は食事のタイミングに飲むことが多い気がします。タイミングを合わせているわけではないのですが、食事中はもちろん、その前後も飲んでいるので、気づいたらウイスキーをずっと楽しんでいる状況です。特定のシチュエーションで楽しむとかではないです。
その時に選ぶのは他社製品のハイボールの缶が多いですね。他社の味を知らないと自社製品について語ることもできませんし、缶のハイボールは出来上がっている製品であるため、味にブレがありません。そのため常に飲んでいると自分の体調もわかってくるので面白いと感じます。

佐治さん
ブレンダーとして働いていた頃は、昼間から良いウイスキーをテイスティングするという機会がありました。しかし現在はそういうことはなくなりました。最近は、お酒の肴(あて)にお酒を飲んでいる気がします。例えば、ハイボールを飲んだ後にカクテルをあてて、そのあとに水割りを飲んでというような、正直健康にはあまりよくない飲み方をすることが多くなったと思います。

ペアリングフード

佐治さん
やはりハイからです。ハイボールとから揚げのセットが1番美味しいですね。

佐々木さん
良いお酒を飲んで、良いものを食べているんじゃないかと想像される方が多いかと思いますが、意外と居酒屋寄りの食事と合わせることが多いです。
ウイスキーの探求をしていると、当然食べ物があった方が健康にはいいのですが、シンプルにウイスキーを楽しむ方がいいなと思ってしまいます。
1番大事なのは、原酒の種類によって最適なペアリングフードが変わってきてしまうという部分です。例えば、甘い香りの原酒だと和菓子のあんこが最適だと思うのですが、スパイシー系や爽やかな香りの原酒だとフルーツの柑橘系のほうが最適だと思います。

佐治さん
〆パフェというものもあります。一般的に〆ラーメンといわれていますが、札幌市内に〆でパフェを食べる方がとても増えてきているようです。
私自身も祖父の影響でとてもあんこが好きで、新婚の時は北海道に住んでいた知り合いから〆パフェに連れて行ってもらった経験もあります。

夏のキャンプに合うウイスキーとペアリングフード

佐々木さん
持ち運びしやすいという点で、缶のハイボールです。冷やすのも簡単ですし、家で簡単に飲めるものだからこそ、アウトドアでいつも以上においしく感じることができるのではないでしょうか。
あとは、バーボンウイスキーだと思います。当社だとジムビールとか碧AOウイスキーとかになるかと思います。バーボンウイスキー自体お肉ととても相性がいいので、キャンプで楽しめるのではないでしょうか。

佐治さん
理想のシチュエーションになるのですが、焚火をしながら1人でスキットル片手に白州、そんな夜を楽しんでみたいです。

ウイスキー造りとチョコレート造り

佐々木さん
ウイスキー造りとチョコレート造りには共通点があります。どちらも造る段階でどのような香りをトップに持ってくるのか、どのような材料を混ぜ合わせるのかなどを重ねて最終的に完成させます。しかし実際に思い描いた味にならないことや予想以上の味になることがウイスキー造りの面白さの1つだと思います。その予想外を理想のトップや理想のボティにくみ上げるために試行錯誤を繰り返します。

ウイスキーを合うペアリングフードを惜しみなく語る

佐々木さん
ウイスキーの中にある甘さだったり、樽の木の香りであったり、原酒が造られる際についた香りが、それぞれのウイスキーで異なるため、ペアリングフードも異なるのだと思います。
1番大事なのは、フードとウイスキーの絶妙なバランスを保つことです。フードの味や食感に合わせた時に、どちらも負けないように造ります。そのため、ご自身がウイスキーを飲まれるときに、合うのがから揚げなのか、マリアージュなのか楽しんで飲んでいただけたらと思います。

佐治さん
チョコレートやチーズのような発酵食品はウイスキーと間違いなく合います。どちらも醗酵食品であるため、親和性が生まれるからです。また、ウイスキー本来が秘めている樽から出てくる甘さとチョコレートの甘さがバランスが合うのでしょう。

実際に碧AOと4つペアリングフードをテイスティング

佐治さん
私は、碧AOウイスキーにラズベリーチョコレートをペアリングしました。このAOウイスキーをストレートで飲んで頂きたい碧と私は思っています。バーボン由来であることが非常にラズベリーとの相性が良く、ラズベリーの甘さを引き立ててくれるような、碧AOの良さを引き立たせてくれるような理由から、今回私はラズベリーチョコレートを選びました。

佐々木さん
私は、碧AOウイスキーにカカオリブをペアリングしました。正直今回の選択肢にある4つのどれを合わせてもおいしいと感じられると思います。その中でも私が注目したのは食感です。このカカオを生成するときに空気を入れ込むような製法を使っているため、サクサクとした食感を楽しむことができます。また、甘すぎないため、碧AOとチョコレートがちょうどいいバランスで楽しむことができます。今回のペアリングではストレートでいただきましたが、私個人としてはハイボールで飲んむのもよいのではないかと思います。
結局は、ウイスキーもフードも両方が主役になれるようなペアリングをぜひ皆さんも見つけて楽しんでいただけたらと思います。

最後に

佐々木さん
今回このチョコレートをいただいて、自分の世界を広げるのもいいなと感じました。少し開拓したほうが、その分ウイスキー自体もおいしく楽しめるようになるとおもいます。

佐治さん
ウイスキーの飲み方にルールや絶対はありません。なので皆さんも、いろいろな食材といろいろなウイスキーの色々な飲み方をしていただいて、自分の好みの食べ物とウイスキーの合わせを見つけていただけたらと思います。

蒸溜所の方にインタビュー!

江井ヶ嶋蒸溜所

江井ヶ嶋蒸溜所:
今回の北海道ウヰスキーフェスのためだけにシングルモルトのあかしを造りました。ブレンダーの大川がシェリー樽の5年を中心にブレンドしたプロデュース商品になります。ぜひ北海道の皆さんに兵庫県のあかしを知ってほしいなと思います。

シングルモルト あかし

シングルモルト あかし

長濱蒸溜所

長濱蒸溜所:
バーボンで2年から3年ぐらいまで、カルバドスで1年から1年数カ月熟成したので、合計で4年ぐらい熟成したウイスキーもあります。他には、同じシリーズでもバーボンや桜、スピリットという違いがあるシリーズもご用意しました。

長濱蒸溜所 ブース

利尻カムイ蒸溜所

利尻カムイ蒸溜所:
2022年10月に工場がから稼働していたのですが、年末から3か月まで稼働を停止していたので、実質3~4ヵ月しか稼働してないです。冬に稼働停止したのは雪がとても多かったためで、その間は各々帰省するなどしていたようです。

2023年6月に造ったばかりでまだ樽に入れていないものもあります。甘くて飲みやすいのが特徴的です。利尻カムイ蒸溜所で使っているポットスチルはアメリア製のチャーター式で使っているため、ワンロット、190Lしか造ることができません。しかしネックが長いため、とても飲みやすいウイスキーを造ることができます。冷却器はワームタブを使用して利尻の火山らしさを伝えられるように工夫しています。初溜も再溜もバルジ型で造っています。

イベント参加は今回が初めてではなく、2022年の年末に開催されたウイスキー文化研究所のセミナーや職人の中に福島出身の方がいたので、郡山で開催されたイベントにも参加してきました。
アイラ島に似ていたことから、利尻に蒸溜所を設立した背景があるので、利尻をウイスキーの島のようにしたいと思っています。世界中に知ってもらえりようなウイスキーを造り、島の誇りになれる存在になりたいです。
モルトの段階でモルト自体をブレンドすることが利尻カムイ蒸溜所の特徴だと思います。

神居原酒

ニッカウヰスキー

ニッカウヰスキー:
北海道には余市蒸溜所があり、その余市蒸溜所はニッカウヰスキーにとって発祥の地であるため、北海道からもウイスキーを発信していけたらと思っています。
また、北海道にも日本のウイスキーの中で代表とする蒸溜所があるので、多くの蒸溜所を皆様に知っていただきたいです。

ニッカウヰスキー発祥の地、北海道

新潟亀田蒸溜所

新潟亀田蒸溜所:
約2年のワインカスクを用意いたしました。アメリカンオークの樽を使っています。亀田蒸溜所の中で1番良いものをご用意しました。口の中で香りが広がるというのが特徴的です。
そしてバーボンカスクも用意しました。ピーテッドの中で1番ベースに使われます。ワールドウイスキーアワーで受賞した原酒と同じロットです。
北海道ウイスキーフェスにいらした方に、年々亀田蒸溜所が成長していることを感じてほしく、今回この2つを用意しました。

新潟亀田蒸溜所ブースの様子

以上、北海道ウイスキーフェスイベントレポートでした!

セミナーでは、日本中各地の造り手の方によるウイスキー造りへの情熱やこだわり、そして好きなウイスキーやペアリングにおすすめのフードまで、ウイスキー好きにはたまらないイベントでした!
さらに蒸溜所ブースでは、今回のイベント限定で用意された商品などもあり、来場者の皆様は選びきれないといった様子でした!
ぜひ皆様も来年は、北海道でウイスキーとともに最高のひと時を堪能してください!

併せてお読みください!

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