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【イベントレポート】百万石ウイスキーフェスタ 2023 IN KANAZAWA

2023.11.24 / 最終更新日:2024.02.08

2023年10月15日(日)金沢東急ホテル5F ボールルームにて
『百万石ウイスキーフェスタ 2023 IN KANAZAWA』が開催されました!

国内外のウイスキーや地元の美味しいグルメを楽しめる百万石ウイスキーフェスタ2023 IN KANAZAWA。当日は生憎の空模様だったにも関わらず、イベント開始前から多くの来場者が会場に集まり、今か今かと開演を待ちわびていました。そしてイベント終了の18時まで来場者が途絶えることなく、会場内はウイスキーを楽しむ人の笑顔で溢れていました!

今回のイベントレポートでは、イベントの概要や当日の様子などをお伝えしていきます!

百万石ウイスキーフェスタ 2023 IN KANAZAWA

百万石ウイスキーフェスタ 2023 IN KANAZAWAとは

4年ぶりに開催された北陸最大級のウイスキーイベントである百万石ウイスキーフェスタ 2023 IN KANAZAWA。
本イベントは今回で4回目の開催となります。会場内ではウイスキーをはじめ話題のクラフトジンやビール、さらには金沢の美味しいグルメ、そして無料試飲はもちろん、この日だけの貴重な商品の有料試飲、また生産者から直接話が聞ける貴重なセミナーもあり、ウイスキーを飲み始めたばかりの方から愛飲家まで楽しめるイベントです!

百万石ウイスキーフェスタ 2023 IN KANAZAWA 概要

日時 2023年10月15日(日) 11:00~18:00
会場 金沢東急ホテル5F ボールルーム
主催 百万石ウイスキーフェスタ実行委員会
公式SNS facebook
X(旧Twitter)
お問い合わせ先 090-8268-0885

百万石ウイスキーフェスタのオリジナルTシャツ

実際に行ってきました!

百万石ウイスキーフェスタ実行委員長 岡崎さんによる開会の挨拶

百万石ウイスキーフェスタは、2017年から3年間続いていましたが、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となりました。全国からウイスキーメーカーや蒸溜所、そしてインポーターの方々に集まっていただきまして、本当に嬉しい限りです。今年もぜひ成功して、来年、再来年とこのイベントが続くように、皆様もご協力よろしくお願いします。今日は存分に楽しんでください!

実行委員長 岡崎さんによる開会の挨拶

国内外44の出展ブースが!

百万石ウイスキーフェスタ IN KANAZAWA 2023には、21社のメーカー・インポーター9つのBAR・コレクター14つの国内蒸溜所が出展しました!会場では日本人だけでなく海外からの観光客も見受けられ、各ブースには試飲だけでなく出展者との交流など非常に盛り上がっていました。

会場内の様子

地元のグルメを味わえるフードコーナーも!

会場には地元のフードコーナーもあり、魚介料理や金沢おでん、プリンなどを販売する7つの飲食店が出展していました。多くの方がウイスキーを飲みながら、石川のグルメも楽しんでいました!

フードコーナー

来場者にはイベント限定オリジナルグラスの特典が!

来場者には帰り際に、イベント限定オリジナルグラスがプレゼントされました!百万石ウイスキーフェスタ IN KANAZAWA 2023の素敵な思い出の品となったことでしょう。

来場者限定でプレゼントされたイベント限定オリジナルグラス

 

出展蒸溜所の一部をご紹介!

井川蒸溜所

井川蒸溜所は大井川の最上流にあたる静岡県最北端、南アルプスの山々に囲まれた標高約1,200メートルの大自然の中に立地する日本一標高の高い蒸溜所です。南アルプスの恵みが溶け込んだ、この環境でしか造ることのできないウイスキーをつくっています。

井川蒸溜所の出展ブースでは新作の「NEW BORN 2023 30ppm」と「NEW BORN 2023 Non-peat」が販売されていました。井川蒸溜所所長 瀬戸泰栄さんは「旧作とは仕込み方が異なり、原料や温度管理、造り方を変えて味を太めにしました。」とおっしゃっていました。

NEW BORN 2023 30ppm(左)とNEW BORN 2023 Non-peat(右)

新潟亀田蒸溜所

新潟亀田蒸溜所は新潟県新潟市江南区にある蒸溜所で、全ての原材料を新潟産にしたウイスキーを造っています。2023年4月にウイスキーの世界的品評会、ワールドウイスキーアワード2023にて、「New Pot Peated」がNew Make &Young Spirits部門における世界最高賞を受賞しました!

本イベントでは、取締役社長 堂田浩之さんによるセミナーもあり、新潟亀田蒸溜所のウイスキー造りに対する熱い想いや新潟亀田蒸溜所のこれからなどについて聞くことができました!

取締役社長 堂田さんによるセミナー

また、イベント来場者しか購入できないイベント限定ボトルも販売されていました!

イベント限定ボトルも7種類ほど販売!

併せてお読みください!

安積蒸溜所

安積蒸溜所は福島県郡山市にある、東北最古の「地ウイスキー蒸溜所」です。江戸時代から続く日本酒の酒蔵「笹の川酒造」内にあり、1946年にウイスキーの製造免許を取得しました。その後、地ウイスキーブームに沸いた80年代には一升瓶入りの「チェリーウイスキー」が爆発的なヒットを記録しました。

安積蒸溜所の出展ブースでは近々リリース予定の「シングルモルト安積 IPAカスクフィニッシュ」の有料試飲をさせて頂きました!

安積蒸溜所では多くの有料試飲が!

また、安積蒸溜所と株式会社ロッテのコラボレーションチョコレート『YOIYO』も現在販売中です!YOIYOのために特別に選定された安積蒸溜所のウイスキーを使用しています。ウイスキーが苦手な人でも食べやすく、ウイスキーが好きな人は追いウイスキーをしても楽しめる、自分へのご褒美にぴったりの贅沢なチョコレートです。

YOIYO<安積蒸溜所>オリジナルウイスキー安積

併せてお読みください!

飛騨高山蒸溜所

飛騨高山蒸溜所は、飛騨高山の南東にある高根町で廃校となった旧高根小学校を活用した岐阜県初のウイスキー専門蒸溜所です。飛騨山脈(乗鞍岳)・御岳山からくる清らかな水と、雄大な大自然に囲まれた環境のもと、2023年5月に蒸溜を開始しました!

飛騨高山蒸溜所の発起人である舩坂酒造店社長 有巣弘城さんに、実際にノージングやテイスティングをされた際の感想を伺ったところ、「まだまだ熟成期間が足りないので、味わいとしてはそこまで厚みが出てきているわけではありませんが、バニラの香りのような将来が楽しみな香りと味わいを感じることができて嬉しいなと思っています。」とおっしゃっていました!

物販まで行っていた飛騨高山蒸溜所の出展ブース

併せてお読みください!

 

5つの蒸溜所によるトークセッション

セミナー概要

百万石ウイスキーフェスタ 2023 IN KANAZAWA では、生産者によるオープンセミナーも実施されました!当日13時から14時には、このイベントの醍醐味、長濱蒸留所(滋賀)、三郎丸蒸留所(富山)、飛騨高山蒸溜所(岐阜)、新潟亀田蒸溜所(新潟)、吉田電材蒸留所(新潟)の5つの蒸溜所によるトークセッションが行われました!

登壇者紹介

登壇者(蒸溜所名) 蒸溜所の皆様からのコメント(一部抜粋)
屋久 祐輔さん(長濱蒸溜所)
ウイスキーチーフブレンダー
長濱蒸溜所で使用するポットスチルは、形状も非常に珍しく、他では味わうことのできない唯一無二の原酒を生み出しています。熟成においても夏は暑く冬は寒い、という寒暖差のある滋賀県長浜市の気候でゆっくりと呼吸し、いつの日か必ず来る樽空けのその日までじっくりと成長し続けています。これからも日本一小さい蒸溜所から世界に通用する、皆様に愛される長濱のウイスキーを造り続けていきます。
稲垣 貴彦さん(三郎丸蒸留所)
若鶴酒造5代目
ウイスキープロジェクトリーダー
昨今のジャパニーズウイスキー人気を一過性のブームで終わらせるのではなく、日本のウイスキー産業やウイスキー文化が本場スコットランドのように豊かなものへと一歩一歩近づいていくために、三郎丸蒸留所も力を尽くしていきたいと考えています。その挑戦と成長を見守りながら、ウイスキーを楽しんでいただけたらと思います。
有巣 弘城さん(飛騨高山蒸溜所)
有限会社舩坂酒造店 代表取締役社長
私たちがが真摯に取り組んだ結果、次なる100年後の飛騨人達が、今私たちがマッサン(ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝)を崇めるように、この地域でウイスキーを造ってくれてありがとうと思っていただけたら嬉しいですし、それがさらに連鎖して、日本の文化として世界を驚かせるようなものになっていけたら良いなと思います。
堂田 浩之さん(新潟亀田蒸溜所)
合同会社新潟小規模蒸溜所 取締役社長
キャッチフレーズ「小さな蒸溜所、大きな琥珀色の夢。」には、マイクロ・ディスティラリーとして、自分たちの手間をかけて造ることを惜しまないという想いを共有したいという想いを込めています。そして、ウイスキー事業は相手が世界ですから、いずれは世界の人々に「新潟亀田蒸溜所のウイスキーは美味しい」と認めていただくという夢を持ちながら、お酒を造りたいという想いがあります。
松本 匡史さん(吉田電材蒸溜所)
吉田電材工業株式会社 代表取締役社長
「ジャパニーズウイスキーをもっとジャパニーズウイスキーにする」だけではなく、グレーンウイスキー専業蒸留所として、グレーンウイスキーの可能性を広げていきたいです。そして、味わい深く、愛されるウイスキー造りを通じて、様々な味わいのあるグレーンウイスキーを提案し、日本のウイスキー文化を深耕していきたいと思っています。
左から、屋久さん、稲垣さん、有巣さん、堂田さん、松本さん

左から、屋久さん、稲垣さん、有巣さん、堂田さん、松本さん

百万石ウイスキーフェスタ実行委員の今井さんより一言

百万石ウイスキーフェスタ第1回、第2回、第3回は四高記念公園で行いました。第4回目の今回は、日本全国のウイスキーイベントを参考にして、ホテルのホールでイベントを開催するという形態をとりましたが、このような試みは初めてだったので少し怖かったです。私たちは、お客様にウイスキーの美味しさを伝えていく人間です。第3回目の開催日に、公園の入り口から多くのお客様が歩いて来られるのを見たとき、ようやくその想いを伝えることが出来たなと感じ、涙が出ました。今回の第4回目の開催でさらにこの想いを伝えられたなと思っています。
世の中の人々は、過去から今までもそうですが、多くの辛いことを個々に抱えていらっしゃると思います。しかしながら、お酒というものは素晴らしいもので、その辛いことを一時は忘れさせてくれます。その一時は忘れさせてくれることで、辛いことを乗り越えるきっかけになってくれれば幸いだと思っております。

百万石ウイスキーフェスタ実行委員の今井さん

 

最後に

以上、『百万石ウイスキーフェスタ2023 IN KANAZAWA』のイベントレポートでした!
今回は4年ぶり、4回目の開催となり、日本だけでなく海外からも多くの方が訪れ、イベントは大成功に終わりました!ウイスキー愛飲家だけでなく、ウイスキー飲み始めの方も心から楽しめるイベントとなっていますので、気になる方はぜひ来年の百万石ウイスキーフェスタに足を運んでみてください!

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