【イベントレポート】ワールド・ウイスキー・フォーラム2024<第3弾>
- 造り手
- 繋ぎ手
- イベント(国内)
- 飲み手
2023年7月2日(日)から7月31日(月)まで、渋谷区神宮前ブティックホテル「TRUNK(HOTEL)」のメインダイニングである「TRUNK(KITCHEN)」にて、はじまりのシングルモルト「ザ・グレンリベット」とのペアリングディナーを楽しむことが出来ます。
この度は7月2日にペアリングディナーの登場を祝してイベントが行われましたので、その様子をお送りさせていただきます。
イベント当日は、シーバス・ブラザーズ社 スコッチウイスキーブランドアンバサダーのサイモン・ダーヴェニーザさんより「ザ・グレンリベット」について、「TRUNK(KITCHEN)」のマネージャー藤本康太郎さんより料理についてご説明していただき、ウイスキーと料理がお互いの味わいを引き立て会う素敵な時間を過ごすことが出来ました!
今回のイベントでご用意していただきました、「ザ・グレンリベット」×「TRUNK(KITCHEN)」のペアリングディナーメニューは7月31日(月)まで展開しております!
ご予約は「TRUNK(KITCHEN)」へお電話ください。
電話番号 03-5766-3202
※予約希望日の2日前まで
「TRUNK(KICHEN)」公式ホームページ
今回のイベント、ザ・グレンリベット × TRUNK(KITCHEN)コラボレーションディナーでは、シーバス・ブラザーズ社 スコッチウイスキーブランドアンバサダーのサイモン・ダーヴェニーザ氏が「ザ・グレンリベット」について、「TRUNK(KITCHEN)」のマネージャー藤本康太郎氏が料理についてご紹介してくださいました。
さらに今回ご提供いただきましたウイスキーカクテルはサイモンさんが開発し、ディナーメニューについてはTRUNK(KITCHEN)で展開しているシーズナルコースメニューです!
イベント日時 | ザ・グレンリベット × TRUNK(KITCHEN)コラボレーションディナーイベント 2023年7月2日(日)17:00-20:00 |
会場 | TRUNK(KITCHEN) / トランクキッチン (東京都渋谷区神宮前 5-31) |
主催者 | ペルノ・リカール・ジャパン株式会社 |
今回のペアリングディナーイベントにて提供していただいたのは、「TRUNK(KITCHEN)」 の6品のコース料理と「ザ・グレンリベット」のドリンク6種類のペアリングになります。メニューの詳細は記事の後半でお届けしますので、ぜひご覧ください。
こちらは「TRUNK(KITCHEN)」2023年7月31日(月)まで限定となっておりますので、ぜひお楽しみください!
日時 | ペアリングメニュー:ザ・グレンリベット × TRUNK(KITCHEN) コラボレーション 2023年7月2日(日)~2023年7月31日(月) |
場所 | TRUNK(KITCHEN) / トランクキッチン (東京都渋谷区神宮前 5-31) |
ご予約方法 | 電話予約(※予約希望日の2日前まで)。 電話番号:03-5766-3202 |
「ザ・グレンリベット」は、シングルモルトスコッチウイスキーの聖地、スコットランドのスペイサイド地方にあるリベット渓谷で、1824年に英国政府公認蒸留所の第一号となり、 “はじまりのシングルモルト”として、スペイサイドウイスキーの代名詞であるフルーティでフローラルなスタイルの礎を築きあげました。
その高い評判から多くの模倣者たちが現れ、グレンリベットの名を語っていました。その模倣者たちと一線を画すために、1884年、創始者ジョージ・スミスのウイスキーだけがTHEという定冠詞を付けて「ザ・グレンリベット」と名乗ることを正式に許可され、今日までその唯一無二の味わいを守り続けています。
「ザ・グレンリベット」は、創始者ジョージ・スミスが培った技術と精神を継承しつつも革新を続け、その進化の歩みを止めることはありません。
今回実際に楽しませていただきました、「TRUNK(KITCHEN)」 の6品のコース料理と「ザ・グレンリベット」のドリンク6種類をご紹介させていただきます!
TRUNK(KITCHEN)ではローカルな食材を使うことを大事にしており、渋谷のCHEESE STANDさんのフレッシュなブッラータチーズを使用しています。
季節のフルーツとお野菜として、トマトと苺を使用し、下にはカンパーニュのハニートーストで少し甘めに仕上げています。
ブッラータチーズの塩気と苺・トマトの甘みや酸味を合わせて楽しむことができる1品です。
英国の伝統的な夏のカクテルを「ザ・グレンリベット 12年」でツイストした爽やかな味わいです。
ザ・グレンリベット 12年をベースにイチゴのコニャックと辛口のフィノシェリーを加え、シャンパンビネガーを使い炭酸水で仕上げた1杯です。
これから始まるペアリングメニューの1杯目に最適な爽やかでフルーティーな味わいで、料理の渋谷ブッラータのタルティーヌで使用している苺とも非常に合うペアリングメニューです。
マリンを創出させるお料理で、ライムと蜂蜜を合わせた少し酸味の効いたセビーチェです。水蛸は炭火焼でスモークな香りを感じさせ、ともにある吸盤はチリペッパー・カイエンペッパーでしっかりと煮込み、最後にカラスミを削ってほのかな香りを楽しむことの出来る1品です。
TRUNKでかつて人気だったカクテルを「ザ・グレンリベット 12年」でトリビュートしたカクテルです。
サイモンさんにとって非常に想い入れのあるカクテルです。パイナップルの皮を漬け込んだ「ザ・グレンリベット 12年」をベースとし、少し苦みのあるオレンジリキュールとパイナップルジュース、そして少し辛みのある生姜のシロップ、最後にレモンジュースを合わせたカクテルです。
パイナップルの実のところはドライにしたガーニッシュで合わせ、若干スパイシーさを感じる爽やか系の1杯です。
筍を使ったローストです。アーモンドやホアジャオというスパイシーな香りと香ばしさを堪能できます。ソースには、ズッキーニやビーガンマヨネーズを使用し少し酸味を加え、上にセルバチコを添えた1品です。
カカオニブを漬け込んだ「ザ・グレンリベット15年 フレンチオーク・リザーブ」を前割りしたカクテルです。
筍のグリルでアーモンドを使っていることや花椒(ホアジャオ)という山椒の仲間の中国のスパイスを使用しているため、フレンチオークのスパイシーさやアーモンドを感じさせる「ザ・グレンリベット15年 フレンチオーク・リザーブ」がまさに合います。
前割り(九州地方など焼酎でよくみられる飲み方)はカカオニブを24時間漬け込んだあとに行っています。ぜひ筍のグリルとのハーモニーをお楽しみください。
本日の鮮魚は真鯛を使用し、真鯛の皮目にパン粉・チーズなどを付け焼き上げています。ソースはアサヒだし・生クリーム・ベルモットなどを使用したものです。季節のお野菜として、バターナッツ・カリフローレ・モロッコインゲンをグリルして添えている1品です。
「ザ・グレンリベット 18年」にフルーティなアペリティフワイン「リレ ブラン」を合わせた華やかな香りのカクテルです。
レストランでは白身魚と白ワインで出されることが多く、その白ワインをイメージしたウイスキーカクテルです。リレブランといったアペリティフワインがベースとなり、そこに「ザ・グレンリベット 18年」のフローラルで華やかな味が加わります。
さらに、イタリカスというイタリアの柑橘系リキュールを使用しているので、お魚料理と酸味のマッチを感じれらる1杯です。
しっとりとして柔らかい国産牛のもも肉を使用したグリルです。シンプルなお肉の味を堪能して欲しいという想いから炭火焼で焼き上げています。
ソースは西洋ワサビ・ホースラディッシュで少しスパイシーさを残しつつお肉の甘みを引き立ててくれるソースです。
シンプルで甘みやスパイシーさを感じることの出来る1品です。
フルーティさと複雑なスパイシーさが調和した「ザ・グレンリベット 18年」の芳醇な味わいが楽しめる贅沢なハイボールです。
赤身のステーキと合わせるときは、シンプルなハイボールでお肉とともに楽しめるようにと想いを込めた1杯です。
TRUNK(KITCHEN)ではその日に決めたデザートを最後に提供しますが、今回のイベントでは特別に「ザ・グレンリベット 14年 コニャックカスク・セレクション」を使ったデザートをご用意されていました。
バスクチーズケーキはシンプルですが、ショコラムースとザ・グレンリベット14年のカラーである紫を彷彿させるブルーベリーソース、この2つにザ・グレンリベットの香りを移したソースとなっており、ウイスキーボンボンのようなイメージで香りとともに楽しむことの出来る1品です。
サイモンさんが非常に好きなデザートと合うウイスキーです。柑橘系のオレンジやレーズン、少しチョコレートを感じる事の出来る味わいです。
シングルモルトウイスキーとコニャックカスクの出会いによって生まれたリッチで濃厚な味わいを持つ1杯をストレートで。
コラボレーションディナーが行われたTRUNK(KITCHEN)は、渋谷区神宮前にあるブティックホテルTRUNK(HOTEL)のレストラン。ホテルのメインダイニングとして、朝食からディナーまで旬の食材を利用した多様なメニューが楽しめるメインダイニングです。
こだわりのインテリアに囲まれたTRUNK(KITCHEN)は非常に居心地の良い空間で、食事だけではなく空間と音楽に癒されました。
1品目の紹介を終え、乾杯の音頭はサイモンさんが取りました!日本では、「乾杯!」と言うところですが、スコットランド(ゲール語)の「Slàinte mhath(スランジバ―)」との合図で会場の皆さんと乾杯しました!
コラボレーションディナーイベントでは、サイモンさんが「ザ・グレンリベット」について、「TRUNK(KITCHEN)」のマネージャー藤本康太郎さんが料理についてご説明するなど、メニューに込める想いともに堪能することが出来ました。
今回のペアリングメニューを監修した、シーバス・ブラザーズ社 スコッチウイスキーブランドアンバサダーのサイモン・ダーヴェニーザさんとTRUNK(KITCHEN)のマネージャー藤本康太郎さんに独占インタビューをさせていただきました。
Dear WHISKY:
今回のイベントをお二人で開催しようと思い立ったきっかけなどはありますか?
藤本さん:
私とサイモンは一緒にこのTRUNKで働いていてその当時から仲良くしていたのですが、本当に昔から2人でペアリングイベントのようなことをやりたいと雑談交じりに話していました。
その後サイモンがこの会社を離れると聞いた時に、シーバス・ブラザーズ社のスコッチウイスキーアンバサダーをやるという話を聞きました。
Dear WHISKY:
きっかけは雑談からだったのですね!
藤本さん:
本当に友達と話す感覚で何か面白いことを2人で出来たらいいなという想いがきっかけでした。そして私がこの店のマネージャーとして携わる中で、実際に開催するという方向で真剣に考えて会社の方にも提案していました。会社としても、お酒を楽しむレストランとして認知を広げていきたいという気持ちもあったので、今回のイベントが実現しました!
Dear WHISKY:
今回のイベントが本当に実現すると聞いた時、サイモンさんはどのようなお気持ちでしたか?
サイモンさん:
仲の良い友人と一緒にイベントが出来るというところで非常に嬉しかったですね!ザ・グレンリベットは「はじまりのシングルモルト」として有名なのですが、今回のイベントのコンセプトとしても「何か新しいことをやる」ということや、TRUNKさんとしても新しいことに挑戦をするということもあって、様々な想いが実った気持ちですね!
Dear WHISKY:
ペアリングメニューにかける想いはいかがですか?
藤本さん:
どちらかというとこれまでTRUNK(KITCHEN)はカジュアルな雰囲気に近く、料理に対して深くフォーカスが出来ていませんでした。しかし、昨年の10月ごろから徐々に旬の食材を使って料理に対しても追求心を持ってより美味しいものを皆様へ提供したいという想いがありました。
Dear WHISKY:
より料理に対する想い入れが強くなったのですね!
藤本さん:
スタンダードコースがベースにあるので、TRUNK(KITCHEN)として食べていただきたいメニューも詰まっていますし、各料理やカクテルに秘めるストーリーはもちろんですが、それぞれの味を堪能していただきたいです!
Dear WHISKY:
ストーリーがある想いの詰まったコースですが、その中でもサイモンさんおすすめのカクテルはありますか?
サイモンさん:
昔にTRUNK(Bar)で提供したカクテルを改良して、ザ・グレンリベットを藤本さんの料理に合わせて考えるのは非常に楽しくて本当にどのカクテルもおすすめですね!
その中でも、カカオの前割りを開発するのはすごく楽しかったです。カクテルを考える試食会の時に筍のグリルを味わった瞬間、私の中では「ザ・グレンリベット 15年 フレンチオーク・リザーブ」しかないなと思いました。
Dear WHISKY:
試食会のときの料理の味を感じた瞬間にペアリングは決まったのですね!
サイモンさん:
テイスティングしている中でそのままのストレートでも非常に合うと思ったのですが、HOT APPETIZERとしてもう少し飲みやすく料理に合うように工夫するのは、心から楽しいひと時でしたね!
それが今回のカカオ前割りです!
Dear WHISKY:
カカオ前割りにはそのような秘話があったのですね!料理を監修していた藤本さんのおすすめのメニューは何ですか?
藤本さん:
1 COLD APPETIZERの渋谷ブッラータチーズのタルティーヌですね!
TRUNK(HOTEL) としてはローカルなつながりを大切にしていて、渋谷ブッラータチーズを使ったこのアペタイザーはそれに沿ったものであるということもあります!
Dear WHISKY:
TRUNK(KICHEN)では渋谷ブッラータチーズが非常に大切なのですね!
藤本さん:
そうですね!TRUNK(KITCHEN)がオープンしてからずっと使い続けているという意味でも、1つの単品料理としてみると最も想い入れのあるメニューですね!
Dear WHISKY:
7月2日のこのイベントを門出に7月31日までペアリングメニューの提供があると思いますが、ぜひメッセージをお願いします!
サイモンさん:
カクテルのペアリングメニューは正直これまで中々無いことですし、1か月という長期間の開催も珍しいです。その中でも、ウイスキーペアリングは本当に実現しにくいことなので、ぜひこの機会にウイスキーの可能性を皆様に楽しんでいただきたいです!
藤本さん:
サイモンと本当に同じ想いです。私からは一言、皆様になにより楽しんでいただきたいですね!
Dear WHISKY:
お忙しい中ありがとうございました!ぜひ多くの方々にお二人の想いの詰まった料理とカクテルを堪能していただきたいですね!
以上、「ザ・グレンリベット」×「TRUNK(KITCHEN)」ペアリングディナーイベントレポートをお届けしました!
こだわりのインテリアに囲まれた居心地の良い空間で、「TRUNK(KITCHEN)」 の絶品6種類のコース料理を藤本さんが、そして「ザ・グレンリベット」のドリンク6種類をサイモン・ダーヴェニーザさんが説明してくださりながら、料理とお酒のペアリングを楽しむこのイベントは心が躍る幸せなひと時でした。
そしてなにより、ペアリングディナーで提供していただいたメニューは、ザ・グレンリベットがお好きな方はもちろんのこと、ウイスキー愛飲家の皆様、そしてこれからウイスキーを飲みたいとお考えの全ての方々におすすめです!
ぜひみなさまも落ち着いた幻想的な空間に身体をゆだね、「ザ・グレンリベット」と「TRUNK(KITCHEN)」が生み出す、最高のハーモニーをゆっくりとお楽しみください。
「TRUNK(KICHEN)」へお電話にてペアリングメニューは受け付けております。
電話番号 03-5766-3202
※予約希望日の2日前まで
「TRUNK(KICHEN)」公式ホームページ