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【イベントレポート】ウイスキートーク福岡 2023<第1弾>

2023.08.31 / 最終更新日:2024.02.08

2023年6月11日(日)、博多国際展示場&カンファレンスセンターにて「ウイスキートーク福岡 2023」が開催されました!

「ウイスキートーク福岡」は年に1度福岡で開催される九州最大のウイスキーイベントです。
2011年より毎年開催されていた本イベントですが、新型コロナウイルスの影響により2020年から2022年の3回は中止となっており、4年ぶりの開催となりました。
今回、実際に会場へ取材に行ってきましたのでイベント当日の様子をお伝えします!

「ウイスキートーク福岡 2023」のイベントレポートは全4部構成でお届けします!
今回の第1弾ではイベントの概要、当日の様子をお伝えします!
第2弾では本イベントでのセミナー・トークセッションについて、第3弾では各ブースの様子を詳細にお伝えします!

併せてお読みください!

ウイスキートーク福岡 イベント概要

九州各地で活躍する蒸溜所の方々やバーテンダーを中心として運営している「ウイスキートーク 福岡」。2011年に初めて開催してから年々規模を拡大し続け、今では日本国内の大手ウイスキーメーカーから有名インポーター、ボトラー、そして日本のウイスキーを支える名立たる蒸溜所までが福岡に集結する九州最大のウイスキーイベントとなりました。

ウイスキーの魅力をより広く、より深く伝えることを目的とした本イベントでは、ウイスキーの造り手の方々によるセミナーや日本のウイスキー界を牽引する豪華ゲスト陣によるトークセッションなども行われ、ウイスキーを飲み始めたばかりの方から愛飲家まで幅広い方々が楽しむことができる充実したイベントとなりました。

日時 2023年6月11日(日) 11:45~18:00
会場 博多国際展示場&カンファレンスセンター 4F
主催 ウイスキートーク福岡 実行委員会
公式HP ウイスキートーク福岡 公式ホームページ

イベントレポート

出展ブース

2023年度のウイスキートーク福岡では合計84個のブースが出展されました。大手の蒸溜所やインポーターだけでなく新進気鋭のクラフト蒸溜所や有名Barなども出展し、幅広いブースのラインナップとなっていました。
実際に出典された方々は以下の通りです。

ウイスキートーク福岡 イベント会場 MAP

出典:https://whiskytalk.net/hpgen/HPB/entries/31.html

セミナー

セミナーの様子

会場の中央にはセミナールームが設けられ、6クラスのセミナーが開講されました。テイスティングを交えながら、日本のウイスキーを支える著名な方々による貴重なお話をお伺いできるセミナーに、受講者の皆様は大満足の様子でした!

セミナーは無料のオープンセミナーと有料の「スペシャルテイスティングセミナー」(マスタークラス)が開催されました。開講されたセミナーの一覧は以下の通りです。

オープンセミナー

タイトル 『HOW TO TASTE !』
講師 ロバート・ストックウェル 氏 / MHD シングルモルトアンバサダー
内容 長年ウイスキーのプロフェッショナルとして蒸溜所で働いた経験を持つMHDシングルモルトアンバサダーのロバート・ストックウェル氏が、ウイスキーの味わい方を実際にテイスティングしながら伝授しました。
タイトル 『サントリーウイスキー100年の歴史と新たな挑戦』
講師 佐々木太一 氏 / サントリー ウイスキー・アンバサダー
内容 サントリー株式会社で初のウイスキーアンバサダーを取得した佐々木太一氏が、サントリーウイスキー100年の歩みと、 次の100年に向けた新たな挑戦について語りました。
タイトル 『富士御殿場蒸溜所と新ブランド「富士」について』
講師 田中城太 氏 / 富士御殿場蒸溜所 マスターブレンダー
内容 富士御殿場蒸溜所のマスターブレンダー・田中城太氏が、富士御殿場蒸溜所のウイスキー造りとフラッグシップブランドである「富士」について語りました。
タイトル 『ニッカの多様なグレーンウイスキーの魅力』
講師 尾崎裕美 氏 / ニッカウヰスキー マスターブレンダー
内容 2024年に創業90年を迎えるニッカウヰスキーが生み出してきた多様なグレーンウイスキーの魅力をチーフブレンダーの尾崎裕美氏が解説しました。

「スペシャルテイスティングセミナー」(マスタークラス)

タイトル 『集まれ!ウイスキー好き。つべこべ言うな、まず飲んでみろ!』
講師 吉川 由美 氏 / ベンチャーウイスキー ブランドアンバサダー
内容 秩父蒸溜所の5種類のカスクサンプルを吉川由美氏の解説で味わいました。秩父蒸溜所ファンにはたまらないセミナーとなりました。
タイトル 鹿児島3Distilleries『燃ゆる鹿児島魂!炎の情熱セミナー』
講師 草野 辰朗 氏 / マルスウイスキー チーフディスティリングマネージャー兼ブレンダー
小正 芳嗣 氏 / 小正嘉之助蒸溜所株式会社 代表取締役社長
中原 章仁 氏 / 佐多宗二商店 赤屋根製造所 製造本部長
内容 ウイスキートーク福岡のプライベートボトルシリーズへ原酒を提供するマルス津貫蒸溜所、小正嘉之助蒸溜所、赤屋根製造所による共演でした。鹿児島の酒造り、そこにかける情熱について語られました。

トークセッション

トークセッションの様子

イベントの最後を飾ったのは日本のウイスキー業界を支え続ける11名の方々によるトークセッションでした!トークを名に冠するイベントである所以を存分に感じることのできる充実した内容でした。

スペシャルテイスティングセミナー(マスタークラス)の様子とトークセッションについては第2弾で詳細をお伝えします!

【イベントレポート】ウイスキートーク福岡 2023<第2弾>(近日公開!)

イベントの雰囲気を一部お届け!

開場

開場時刻は11:45でしたが、開場時刻前に既に多くの来場者が集まり賑わっていました!開場を待つ長蛇の列は会場となった博多国際展示場&カンファレンスセンターの外まで続いていました。

開場を待つ来場者の方々

11:45にバグパイプの音色とともについに開場!開始を心待ちにしていた来場者の方々は期待に胸を膨らませながら入場していきました!

会場内の様子

博多国際展示場&カンファレンスセンターはとても広い会場でしたが、それを狭く感じさせるほど全国各地から多くの方々が集まり、ウイスキートーク福岡の熱狂的な雰囲気に包まれていました。

会場内の様子

スコットランドの伝統的な民族楽器「バグパイプ」の音色や、ヴァイオリンとアコースティックギターのセッションなども会場内で披露され、来場者の方々は優雅な音楽と共にお酒を楽しんでいました。

バグパイプの演奏

ヴァイオリンとアコースティックギターのセッション

ブースの様子も一部取り上げてお伝えします!ブースの詳しい様子についてはこの他にも第3弾で詳しくお届けします!是非ウイスキートーク福岡に足を運んだつもりで会場の雰囲気を感じてみてください!

安積蒸溜所のブース

安積蒸溜所のブースでは、「シングルカスク 安積5年」を試飲することができました。このボトルでは、2016年の始動から1年経過した2017年蒸溜の原酒を使用されています。とてもさわやかでフルーティーな香りと膨らむような甘さが印象的でした。仕込が安定してきた時期に蒸溜した原酒を使ったこちらの「シングルカスク 安積5年」は安積蒸溜所の目指す味を体現するウイスキーです。

シングルカスク安積5年

また、このボトルはウクライナへの支援を目的としたチャリティーボトルでもあるそうです。ボトルは売上の全額(各種税金・必要経費等除く)がウクライナ大使館を通じウクライナへと寄付されたそうです。

オフィシャルグッズ販売ブース

こちらはイベントのオフィシャルグッズのブースです!参加した記念にTシャツなどを購入される方々も多く、オフィシャルグッズも大変人気だったようです!オフィシャルグッズを求めこちらのブースには列ができていました!

「なぶら」のブースの様子

お酒を飲んでいると何か食べ物をつまみたい気分になるものですが、本イベントではフードのブースも大変充実していました!今回は7つものフードのブースが出展され、全てのブースが大人気でしたが、中でも注目を集めていたのはこちらの「なぶら」さんのブースです。ソーセージの良い香りが会場に漂い、空腹になった来場者をブースへと引き寄せていました。

【イベントレポート】ウイスキートーク福岡 2023<第3弾>(近日公開!)

イベント来場者にインタビュー

Dear WHISKY:
4年ぶりのウイスキートーク福岡ですがいかがですか?

来場者:
最高ですね!ここ数年はイベントが中止になってしまって残念でしたが、今年は無事開催されて嬉しいです。

Dear WHISKY:
ウイスキートーク福岡には過去にも来場されていたんですか?

来場者:
はい、過去数回このイベントには来ています。どんどん規模が大きくなっていくのでウイスキーファンとしては喜ばしい気持ちです!

Dear WHISKY:
このような大規模なウイスキーイベントの魅力はどんな部分でしょうか?

来場者:
やはり名だたるメーカーや蒸溜所のウイスキーが一堂に会していて、それらを気軽に飲み比べることができる部分ですね。Barで同じように飲んだら、この価格(チケットの価格)じゃ無理ですから(笑)

Dear WHISKY:
お手軽にこれだけのウイスキーを飲み比べすることができるのは大規模イベントならではですよね!

来場者:
本当にそうだと思います。また、どのブースに行ってもメーカーやインポーター、蒸溜所の方々が丁寧にボトルの説明をしてくれます。その距離感の近さもこのようなイベントの醍醐味だと思います。専門家から直接ボトルについての説明を受けることは中々ありませんから、貴重な機会ですよね。

Dear WHISKY:
ありがとうございました!ウイスキートーク福岡、引き続き楽しんでください!

来場者:
ありがとうございます!楽しみます!

会場となった博多国際展示場&カンファレンスセンター 4F

実行委員会の久住蒸溜所・宇戸田さんにインタビュー!

Dear WHISKY:
新型コロナウイルスの影響で、4年ぶりの開催となったウイスキートーク福岡ですが、率直なお気持ちはいかがですか?

宇戸田さん:
当初は4年ぶりの開催ということで不安などもありました。しかし、予想をはるかに上回る賑わいで、ようやく皆で集まって楽しく「ウイスキートーク」をすることができるようになったのだなと実感することができ、本当に嬉しい限りです。

Dear WHISKY:
以前よりさらに会場の規模も大きくなりましたが、今回意識した部分やお客様の変化など感じられたことはありますか?

宇戸田さん:
今までと変わらない部分の方が大きいかなと感じましたし、むしろこれまでと変わらない形でイベントを行うことができたことが非常に嬉しいです。
また、コロナ禍によってウイスキー人気が低くなってしまうのではないかと不安になっていましたが、コロナ禍以後の方が皆様のウイスキーに対する熱量が大きくなっているような感覚を覚えました。

Dear WHISKY:
来年はさらに会場の規模も大きくすることを予定しているとのお話もお聞きしました。今後はウイスキートーク福岡をどのように盛り上げていきますか?

宇戸田さん:
ウイスキートーク福岡は樋口さん(ウイスキートーク福岡実⾏委員⻑、Bar Higuchi オーナーバーテンダー)がウイスキーファンの方々にいかに喜んでもらうかということを念頭にこれまで進めてこられたイベントです。規模はあくまで目安の一つに過ぎないと考えていて、やはり皆さんにいかに楽しんでいただけるかということを最も大切にしてこれからも運営していきたいと考えています。

Dear WHISKY:
最後に改めてウイスキートーク福岡の魅力をお聞きかせください!

宇戸田さん:
造り手さんとの距離感が非常に近いという点が一番の魅力だと思います。「トーク」と銘打って造り手の方々の生の声を聞き、触れ合える機会を多く作っています。また、造り手同士の交流の場にもなり得ると考えています。このようなイベントを通じて日本のウイスキー文化をより盛り上げていきたいと考えています。愛飲家の方々は勿論ですが、あまりウイスキーの知識や経験のない方にも楽しんでいただける内容も用意しており、どなたでも楽しめるイベントとなっております。ウイスキーを飲み始めたばかりの方々にも是非参加していただきたいです。

次回はセミナー編!

以上、ウイスキートーク福岡のイベントレポートでした!
今回は4年ぶりのウイスキートーク福岡を待ちわびていた方々が多く訪れ、イベントは大成功に終わりました。
合計84個ものブースの出展に加え、大手ウイスキーメーカーや有名蒸溜所などによるセミナー、豪華ゲスト陣によるトークセッションなど非常に盛り上がった1日となりました。

次回は、ウイスキートーク福岡でのセミナー、トークセッションの内容をご紹介します!
豪華な講師・ゲストを迎えた本イベントのセミナー、トークセッションは必見の内容となっていますので是非お楽しみに!

併せてお読みください!

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