メルウッド蒸溜所

メルウッド蒸溜所は、1857年にセンターカレッジを卒業後、家族の農場で小さな蒸留器をでお酒を造っていたブリット郡の農民、ジョージ・W・スウェアリンジェンによって設立されました。彼は蒸溜所を「ミルウッド」と呼んでいました。 南北戦争後、スウェアリンジェンはルイビルに移り住み、現在のクリフトン地区とブッチャータウン地区の境で蒸溜所を設立し、彼の古い農場の名前をとって「ミルウッド」と名付けるつもりでした。 ところが、その名前で手続きをしたところ、誤って”Mellwood “記載されてしまいました。スウェアリンジェンは1800年代後半に自分の蒸溜所を売却し、売却後は1899年に悪名高いウイスキートラスト（Kentucky Distilleries and Warehouse Company）の一部となったようです。残念ながら、メルウッド蒸溜所は禁酒法の犠牲者の一人となってしまいました。1918年に閉鎖されましが、禁酒法廃止後にゼネラルディスティリング社として再開され、ウイスキーの大量販売とともにメルウッドブランドの生産が続けられました。1960年代にゼネラル ディスティリング社が閉鎖された後、禁酒法時代に生き残った一握りの建物は、1960年代から1970年代にかけて取り壊されたようです。