【独占インタビュー】東京・渋谷にOPENした酒専門店リカーマウンテンSHIBUYA313店長　岩野誠氏にインタビュー

若者の町渋谷のセンター街にリカーマウンテンSHIBUYA313が、2024年6月14日（金）にOPENしました！
多くのお酒好きから愛されるリカーマウンテンの中でも”旗艦店”という位置づけをされているリカーマウンテンSHIBUYA313はここにしかない独自の企画をはじめとした、多くの人にお酒を楽しんでもらうためのお店となっています！

この記事では、リカーマウンテンSHIBUYA313の特徴や魅力、さらに店長の岩野さんからお聞きした渋谷という地の特徴を活かした今後の展望についてお届けします！

リカーマウンテンSHIBUYA313/店長岩野誠さんについて

リカーマウンテンSHIBUYA313とは

リカーマウンテンSHIBUYA313は様々なお酒を取り扱っており、レアウイスキーやプレミアムジン、ラグジュアリーシャンパーニュ等が豊富に取り揃えられております。

さらに、ウイスキー、スピリッツ1000種類以上が10mlから有料試飲できる体験型の酒専門店です。

店内に入ると正面に日本のウイスキーが陳列されており、右を向けば希少なオールドボトル、左を向けばウイスキーの樽が出迎えてくれます。

更に進むとウイスキー、ジン、シャンパーニュやビールと数多くのお酒がずらりと並んでいます。
店内は酒販店としては明るく広々とデザインされており、まるでお酒のテーマパークのようです。

リカーマウンテンSHIBUYA313概要

店名	リカーマウンテンSHIBUYA313
所在地	東京都渋谷区宇田川町31番3 第3田中ビル1F
営業時間	平日・土：AM11:00～AM2:00 日・祝　：AM11:00～PM11:00
定休日	年中無休

リカーマウンテンSHIBUYA313店長 岩野 誠（いわの まこと）さんご紹介

岩野さんは、大学在学中からリカーマウンテンでアルバイトをしており、卒業後、新卒として入社しました。各地の主要店舗で、勤務経験を積み、リカーマウンテンSHIBUYA313の店長に就任されました。

リカーマウンテンの中でもウイスキー好きとして知られており、ウイスキー文化研究所のウイスキーエキスパートを取得しているほどです。

リカーマウンテンSHIBUYA313の店長としては、「とにかくウイスキーを楽しく飲こと」を大切にしており、お客様へ紹介する際には、飲み方などを絞るのではなく選択肢を増やしていただけるような説明を心がけているそうです。

リカーマウンテンSHIBUYA313の魅力

見て確かめられる実店舗

Dear WHISKY：
リカーマウンテンSHIBUYA313の魅力はなんですか？

岩野さん：
まず、ウイスキーやお酒に詳しいスタッフがいるところです。細かくお客様の要望にお答えできるような体制を整えています。

実物を見る事が出来る点も魅力だと思います。オンラインでお酒を購入できる時代になりましたが、ボトルを実際に手に取って、ラベルのデザインだったり、ウイスキーの色合いを見ながら購入できる点は実店舗の魅力ですね。

Dear WHISKY：
実際に見ないとわからない事も多いですよね！ボトルを置いている棚もすてきですが、何かこだわりはあるのですか？

岩野さん：
SHIBUYA313では、ゆっくりと楽しんでいただきたいという想いから、木製のシックな棚を中心に店内をレイアウトしています。

ウイスキー、スピリッツの有料試飲

Dear WHISKY：
実際にどのような商品を試飲できるのですか？

岩野さん：
1000種類以上のウイスキーやスピリッツが10ml200円から有料試飲できるので気軽にお試しいただきたいです。

Dear WHISKY：
試飲できるボトルのなかに高額なボトルもありますが、なぜここまで広い価格帯で試飲を行っているのですか？

岩野さん：
高額なボトルを一本買うのはハードルが高いですが、10mlの試飲でしたら気軽に楽しんでいただく事ができます。
試飲を通して多くのウイスキーを味わっていただくことで、より一層お酒を好きになってもらえればと考えています。

リカーマウンテン唯一の常設ハンドフィル

Dear WHISKY：
店内にウイスキーの樽が置いてありましたが、なにに使うんでしょうか？

岩野さん：
ハンドフィルです！
他の店舗で期間限定で設置していたところ、反響が大きかったのでSHIBUYA313で常設することになりました。
現在は8種類のウイスキーが入った樽を置いています。

Dear WHISKY：
店舗でハンドフィルができる魅力はなんですか？

岩野さん：
本来は蒸溜所に行かないとできないハンドフィルが渋谷でできる点です。
ご自身でウイスキーを瓶詰し、ラベルを貼り、完成させることで、ご自身にとって唯一無二のボトルになること間違いなしです。

Dear WHISKY：
たくさんの樽が置かれていましたが、すべて別のウイスキーなんですか？

岩野さん：
入れ替わりはあるのですが2024年8月16日時点ではこのようなラインナップになっています。

蒸溜所名(ブランド名)	種類	カスクタイプ
長濱蒸溜所	シングルモルト	シャルドネカスク
長濱蒸溜所（AMAHAGAN）	ワールドブレンデッド	ダークIPAカスク
長濱蒸溜所（AMAHAGAN）	ワールドブレンデッド	KOVALメープルカスク
江井ヶ島蒸留所	シングルモルト	オロロソカスク
三郎丸蒸溜所	シングルモルト	バーボンカスク
菱田蒸溜所	ニューボーン	ソーテルヌカスク
新潟亀田蒸溜所	ニューボーン	バーボンカスク
President’s Service Products	不明	不明

Dear WHISKY：
どれも魅力的なウイスキーですね！「President’s Service Products」というウイスキーはどんなウイスキーですか？

岩野さん：
直訳すると「社長の大盤振る舞い」なんですけど、名前の通り、弊社の社長がブレンドしたウイスキーなんです。この値段（5,000円）では提供することが難しいウイスキーを社長の大盤振る舞いとして提供してます！

ちなみに、構成原酒などの情報は一切公開しておらず、遊び心も入ったウイスキーになっています。

Dear WHISKY：
面白いウイスキーですね！どんな味わいなんですか？

岩野さん：
すごくパワフルな味わいですね。ピートはあまり感じないですが、フレーバーが前面にでています。
ハイボールなどでも美味しく飲めると思います！

幸せを積み重ねるウイスキーカプセル

Dear WHISKY：
店頭に「ウイスキーカプセル」というものがありましたが、どのようなものなのですか？

岩野さん：
ガチャガチャを回して出てきたウイスキーがもらえるという、リカーマウンテンでも初めての試みとなる取り組みです。
国内のお客様はもちろん、海外の方にも大変人気で、体験型の企画として導入されました。

Dear WHISKY：
「ウイスキー福袋」とはどんな違いがあるんですか？

岩野さん：
ウイスキー福袋は2本以上のセット売りなのですが、ウイスキーカプセルは1本なのでよりお求めやすくなっています。

また、ウイスキー福袋は限定企画なのに対してウイスキーカプセルは店舗に常設しています。

Dear WHISKY：
福袋やカプセルの魅力はなんですか？

岩野さん：
「ワクワク」「ドキドキ」できることです。
山崎18年など希少なウイスキーが当たったり、自分の知らない銘柄と出会えたり。。

これらの企画を通じて、「モノ」だけでなく「コト」もお楽しみいただきたいと考えています。

リカーマウンテンSHIBUYA313が目指す姿

ウイスキー好きの裾野を広げる

Dear WHISKY：
SHIBUYA313にはどのようなお客さんがいらっしゃるのですか？

岩野さん：
若い方からご年配の方、近所に住んでいる方から、海外のお客さんまで様々な方にご来店いただいています。

Dear WHISKY：
試飲もできるお店ですが、どのような目的でいらっしゃる方が多いですか？

岩野さん：
ふらっと寄られた方や、色々なウイスキーを味わってみたくて試飲をされに来る方、ボトルを買いに来る方と様々ですね。

目的は十人十色ですが、お酒が好きであればどんな方でも大歓迎です！

新しい事にチャレンジするお店

Dear WHISKY：
リカーマウンテンSHIBUYA313は今後どのようなお店を目指していくのでしょうか？

岩野さん：
渋谷は日本の流行の最先端の街です。そんなエリアにお店を構えているのでどんどん新しい事にチャレンジしたいと思います。

Dear WHISKY：
新しい事ですか！まだまだ新しい試みが増えるなんて驚きです！

岩野さん：
「SHIBUYA313があるから渋谷に行こう」と思っていただけるよう、様々な企画を検討中です。
リリースをご期待ください！

岩野さんとウイスキー

ウイスキーとの出会い

Dear WHISKY：
ここからは店長を務めている岩野さんのお話を伺いたいのですが、岩野さんとウイスキーの出会いはどのようなものでしたか？

岩野さん：
お酒を飲むようになった頃から、なんとなくウイスキーは好きでした。
その話を母にしたところ、母がよく行っていたオーセンティックバーに連れていかれ、カスクストレングスのウイスキーを飲ませてもらったんです。

Dear WHISKY：
初めてのカスクストレングスウイスキーはどうでしたか？

岩野さん：
水を1滴加えるだけで別物になると説明されたのですが、聞いた時は信じられませんでした。
ですが、実際に加水すると全く別のウイスキーに変化したんです。

少しの違いで大きく表情を変える面白さや深さに魅了され、ウイスキーがさらに好きになりました。

リカーマウンテンSHIBUYA313の店長になるまで

Dear WHISKY：
ウイスキーが元々好きだったということですが、どうしてリカーマウンテンで働くことになったのですか？

岩野さん：
就職活動をする上で、せっかく働くなら好きなことを仕事にしたいと思っていました。
経験を積むためにリカーマウンテンでアルバイトを始めたところ、面白く、やりがいがあり、何よりもチャレンジできる会社だと感じ、就職しました。

Dear WHISKY：
お酒が本当にお好きなんですね！その後SHIBUYA313の店長になるまではどんな仕事をしていたのですか？

岩野さん：
各地の主要店舗に勤務していました。
その後その経験を買われ、SHIBUYA313の店長を任せていただいております。

ウイスキーの魅力

Dear WHISKY：
岩野さんは普段ウイスキーをどのように楽しむんですか？

岩野さん：
ハイボール、ロック、ストレートなど色々な飲み方で様々なウイスキーを楽しんでいます。

私の持論ですが、お酒は美味しく飲めればそれが一番だと思っているので、これまでの常識や慣習にとらわれず、それぞれの銘柄ごとに、最も魅力を引き出せる飲み方やシチュエーションを日々、探求しながら飲んでいます。

Dear WHISKY：
「ウイスキーを美味しく飲めればそれが一番」確かにそうですね！選択肢を広げる事に加えて接客時に意識していることはありますか？

岩野さん：
お客様との会話の中で、来店していただいた背景を把握するように意識していますね。
例えば、プレゼント用のウイスキーを探している方にはプレゼントされる方の趣味や嗜好に合ったウイスキーを選ぶんです。

Dear WHISKY：
そのような紹介をすることがあるんですね！例えば過去どのようなボトルをおすすめしましたか？

岩野さん：
プレゼントをする相手がゴルフ好きのお客様にはゴルフの全英オープン記念のロッホローモンドをご紹介したりします。
他にもご家族に送る方には、家族経営の蒸溜所のウイスキーをご紹介するなど、お渡しする方との接点を持ったボトルをお勧めしています。

Dear WHISKY：
確かにウイスキーにはそれぞれストーリーが詰まっていますね！

岩野さん：
長い歴史や伝統を持ち、多くの造り手のこだわりが詰まっているからこそ、紡がれてきた想いやストーリーがあります。
その物語に想いを馳せたり、自信の経験に重ねながら楽しむことで、ウイスキーはさらに美味しく、魅力的なものになると思います。

Dear WHISKY：
岩野さんが思い入れのあるウイスキーはありますか？

岩野さん：
ありすぎて一つに絞るのが難しいですが…「グレンスコシア 2015 1stフィル ルビーポートカスク国分町」です。

以前働いていた仙台にある国分町店で、私が選定した樽をボトリングしたウイスキーです。

販売された際には、たくさんのお客様から高評価のお声をいただくことができました。
あの時の経験は、今でもお酒を扱う上での大きな糧となっています。

Dear WHISKY：
それは嬉しいですね！岩野さんにとってウイスキーはどのようなものなのですか？

岩野さん：
人生の相棒といった感じですね。人生をかけて理解していきたいと考えています。

最後にDWの読者に向けてメッセージをお願いします!

Dear WHISKY：
最後に、Dear WHISKYの読者に向けてメッセージをお願いします！

岩野さん：
ウイスキーの種類は星の数ほどあり、人によって評価も変わるため、どのウイスキーを選べば良いのかわからなくなることも多いと思います。

そんな時にはぜひ、リカーマウンテンSHIBUYA313に足をお運びください。会話や試飲を通じて、お客様と一緒に、お客様にとって最善の一本をお探しいたします。

さいごに

大都会渋谷にあるリカーマウンテンSHIBUYA313店長の岩野さんにお話を伺いました。
ウイスキーに対する熱い想いを持った岩野さんからはSHIBUYA313がこれからも新しい事にチャレンジすること、そしてウイスキーの魅力を広げていくという強い決意を感じました。

SHIBUYA313は試飲、ハンドフィル、ウイスキーカプセルをはじめとして店頭からワクワクする体験型の楽しい酒専門店でした。
皆さんもウイスキーを探したり、試飲するためにリカーマウンテンSHIBUYA313を訪れてみてください！

インタビューにご協力いただいた岩野さん、誠にありがとうございました！