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OSUZU MALTの種類と味わい、おすすめの飲み方

2024.09.30 / 最終更新日:2024.09.30

OSUZU MALTは、宮崎県の尾鈴山蒸溜所で製造されるシングルモルトのジャパニーズウイスキーです。

豊富な水資源のある宮崎県の山間部に位置していることから、ウイスキーに限らず酒造りに重要な水に恵まれています。

アメリカンオークと宮崎県産の桜・杉・栗を使用した樽で熟成させていることが特徴です。

この記事では、OSUZU MALTの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介していきます。

この記事のポイント

  • OSUZU MALTの種類と味わいを紹介
  • OSUZU MALTのおすすめの飲み方を解説

OSUZU MALTとは

OSUZU MALTとは、宮崎県の尾鈴山蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーであり、焼酎蔵を元に2019年から蒸溜所を開始しました。

宮崎県有数の山域、尾鈴山塊に位置しており、年間降水量は3000ミリの水の豊かな土地でウイスキーを製造しています。

OSUZU MALTでは恵まれた水、そして熟成樽に必要な木にこだわったウイスキー造りを行っていることが特徴です。

OSUZU MALTの概要と製造方法を見ていきましょう。

OSUZU MALTの概要

尾鈴山蒸溜所は、1998年に黒木本店によって設立された焼酎蔵が前身であり、黒木本店は1885年から創業する焼酎をはじめとする酒類の製造メーカーです。

2019年から焼酎蔵は尾鈴山蒸溜所となり、ウイスキーの製造が開始されました。

宮崎県の有数の山域、尾鈴山塊に位置しており、その主稜が標高1405.2メートルとなっています。

矢研の滝をはじめとする大小含めて30の滝を擁しており、年間降水量は3000ミリもある水が豊かな場所です。

ウイスキーに限らず酒造りにおいて水質は重要であるため、水源豊かな地域はお酒の製造に適しています。

さらに、杉、ヒノキ、ブナ、カエデ、ミズナラなどの木に囲まれており、自然豊かな地域となっています。

このようにウイスキーの製造に適した自然豊かな地域の中でOSUZU MALTが製造されています。

最初にニューメイク、次に18ヶ月の熟成年数の「Osuzu Malt New Born」がリリースされました。

OSUZU MALTの製造方法

OSUZU MALTは、尾鈴山蒸溜所が水源に囲まれていることから川の上流、水源に近い場所から水を引き、仕込み水として使用しています。

宮崎県原産の杉を使用したウォッシュバック、アメリカンオーク樽と桜・杉・栗を使用するウイスキー樽を使用しており、木材にこだわっていることが特徴です。

また原料は、自家農園「甦る大地の会」をはじめすべて九州で製造したものを使用しています。

水源や自然に囲まれた蒸溜所ならではのアドバンテージを活かしたウイスキーの製造方法であるといえます。

尾鈴山蒸留所の詳細については以下のページにまとめています。

尾鈴山蒸留所

OSUZU MALTの種類と味わい

OSUZU MALTの種類と味わいを紹介します。

  • OSUZU MALT NEW BORN
  • OSUZU MALT Chestnut Barrel
  • OSUZU MALT Cedar Barrel
  • OSUZU MALT Sakura Barrel
  • OSUZU MALT NEW MAKE

OSUZU MALT NEW BORN

画像引用:https://whiskygallery.com.my/products/osuzu-malt-new-born

OSUZU MALT NEW BORNは、宮崎産の栗とアメリカンオークを使用した樽で熟成させたシングルモルトウイスキーです。

パイナップルやバナナのようなフルーティーさと、キャラメルのような香ばしさが感じられる複雑な香りがあります。

栗とモルトを思わせる甘さがあり、スモーキーな風味が特徴的であり、長く温かいフィニッシュです。

ニューメイクを除けば、OSUZU MALTの原点となる18ヶ月熟成のウイスキーとなっています。

OSUZU MALT Chestnut Barrel

画像引用:https://osuzuyama.co.jp/store/products/detail/81

OSUZU MALT Chestnut Barrelは、NEW BORNと同様に宮崎産の栗を使用したオーク樽を熟成に使用したウイスキーです。

熟成3年を迎えていることから、より洗練された味わいのOSUZU MALTが楽しめます。

OSUZU MALT Cedar Barrel

画像引用:https://ultimatespirits.jp/shopdetail/000000005483/

OSUZU MALT Cedar Barrelは、宮崎県産の杉とアメリカンオークを使用した樽で3年熟成させたジャパニーズウイスキーです。

杉材が使用されていることからビターな風味となっており、スパイシーな余韻が特徴となっています。

ウイスキー樽に杉が使用されるのは珍しいことから、気になる方は探してみましょう。

OSUZU MALT Sakura Barrel

画像引用:https://ultimatespirits.jp/shopdetail/000000005988/

OSUZU MALT Sakura Barrelは、宮崎県産の桜とアメリカンオークを使用するシングルモルトウイスキーです。

チェリーを思わせる甘い香りに、シナモンのスパイス感が特徴的な味わいとなっています。

ジャパニーズウイスキーが全国で生産されるようになり、桜はミズナラと並んで日本のウイスキーに使用されています。

OSUZU MALT NEW MAKE

画像引用:https://osuzuyama.co.jp/store/products/detail/38

OSUZU MALT NEW MAKEは、最初にリリースされたウイスキーを蒸留して間もない状態にあるニューメイクのウイスキーです。

九州で製造された大麦麦芽の風味と59%のアルコール度数の刺激がシンプルにあるニューメイクとなっています。

OSUZU MALTのおすすめの飲み方

OSUZU MALTのおすすめの飲み方を紹介します。

  • ストレート
  • ハイボール

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレート

OSUZU MALTは、熟成年数の若い原酒を使用していますが3年熟成のボトルであれば、アルコールの刺激はそこまで感じられません。

ストレートで飲むことでOSUZU MALTの特徴的な木材の風味が感じられることから、おすすめとなっています。

飲みにくい場合は少量の加水を試すなどして調整してみましょう。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選

ハイボール

OSUZU MALTは、ジャパニーズウイスキーかつ熟成年数の若い原酒を使用していることから、ハイボールとの相性が抜群です。

さっぱりとした爽やかな印象のハイボールになりやすいため、飲みやすさを重視するならおすすめになります。

ハイボールにおすすめの高級ウイスキーはこちらの記事で紹介しています。

ハイボールに合う高級ウイスキーのおすすめ銘柄10選!

まとめ

OSUZU MALTは、日本の尾鈴山蒸溜所で製造されるシングルモルトであり、九州で製造されるジャパニーズウイスキーとなっています。

特徴は桜・杉・栗などの日本ならではの木材を使用していることであり、自然豊かな地域から上質なウイスキーが生み出されています。

発売されているウイスキーは限定品であることから、入手困難なシングルモルトのジャパニーズウイスキーです。

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