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ウイスキーを原液で飲むのは危険? アルコール度数が高い理由を紹介

2022.06.30 / 最終更新日:2024.11.11

ウイスキーをそのまま飲むことをストレートと呼びますが、水割りやハイボールが一般的な飲み方として知られていることから、なにも混ぜていないウイスキーが原液を呼ばれることがあります。

ウイスキーは水や炭酸水で割ることで、アルコール度数を下げる効果が期待可能であり、クセの強いウイスキーを飲みやすくできます。

しかし、ウイスキーは原液で飲むのが通好みの飲み方であり、水割りやハイボールだけでなくストレートで飲むことが可能です。

この記事では、ウイスキー原液で飲むときのアルコール度数や危険かどうかを解説した上で、ストレートにおすすめの銘柄も紹介します。

この記事のポイント

  • ウイスキーを原液で飲むときのアルコール度数について解説
  • 原液で飲むのにおすすめの銘柄を紹介

ウイスキーを原液で飲むことをストレートと呼ぶ

ウイスキーは、水、氷、炭酸水などを混ぜて、それぞれ水割り、ロック、ハイボールと呼ばれる代表的な飲み方として知られています。

ジュース、お茶、牛乳などで割って飲むこともあれば、カクテルを作るのにも使用されます。

一般的にカルピスは原液を希釈して飲むように、水割りやハイボール以外にウイスキーを飲んだことがない方であれば、なにも混ぜていないウイスキーに対して原液と呼ぶことは不思議ではありません。

しかし、ウイスキーを原液で飲むことは一般的にストレートという飲み方として知られており、多くのウイスキー通から支持されている飲み方です

ウイスキーの飲み方について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

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ウイスキーを原液で飲むときのアルコール度数は

ウイスキーは蒸留酒と呼ばれるお酒であり、蒸留酒は基本的にアルコール度数が高いお酒です。

具体的な度数はウイスキーによっても異なりますが、スコッチウイスキーでは販売するウイスキーの度数を40度以上にすることが定められているので、最低でも40度はあることになります。

一般的にビールのアルコール度数が5%、ワインや日本酒の度数が15%程度であることからウイスキーが高い度数を持っていることが分かります。

つまり、ウイスキーの原液におけるアルコールはビールの8倍以上、ワイン・日本酒の2倍~3倍以上ということになるのです

なぜウイスキーの原液の度数は高いのか

ウイスキーの原液の度数は40度と高いですが、これは蒸留という過程が高いアルコール度数を生み出します。

蒸留された直後のニューポッドと呼ばれるウイスキーのアルコール度数は60度以上です。

このニューポッドが樽の中で長期間の間、熟成されることで度数が下がっていきます。

そして、熟成されたウイスキーを樽のなかから取り出し、ボトリングする際には加水をすることで度数を40度程度に調整します。

ウイスキーの種類によっては、このような加水処理を行わず、高い度数のままボトリングするカスクストレングスと呼ばれる商品も。

40度以上の度数を持つウイスキーボトルはウイスキーの製造からボトル詰めの過程によって、十分に度数が調整された状態でも、なお高い度数を保っているのです

ウイスキーのアルコール度数について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。

ウイスキーのアルコール度数とは?高い銘柄を一覧で紹介

ウイスキーを原液で飲むのは危険?

カルピスであっても、ウイスキーであっても原液という言葉が使われるということは、基本的には混ぜて飲む認識であり、そのままでは飲みにくいという考えや、危険であるという意識があるのかもしれません。

それでは、ウイスキーを原液で飲むのは危険なのでしょうか?

ウイスキーの原液を初めて飲むと、度数が高いことから喉の奥が熱くなる感覚がでる場合があります。

このような経験をすると危険ではないかと思うかもしれませんが、正しい飲み方であれば基本的には危険がない飲み方です

まず、ウイスキーをストレートで飲む場合は、必ず水などを用意してウイスキーと交互に飲むようにします。

このようにウイスキーの後を追うように飲むことからチェイサーと呼ばれ、チェイサーは必ずしも水ではなく、牛乳や、炭酸水などでもよいです。

チェイサーを用意せずウイスキーを原液で飲むと、喉が焼ける感覚が強くなり、舌が強い度数によって麻痺してしまうことがありますが、チェイサーを用意して飲むとこれを軽減できます。

また、ウイスキーのストレートは一度に大量に飲むものでもなく、シングルであれば30ml、ダブルであれば60mlが目安となっており、基本的に一杯が100ml以下の範囲になっています。

ウイスキーの原液に限らず、カルピスの原液や醤油などを一気飲みすれば血糖値が急激に上昇し、死亡するリスクがあるように、飲み過ぎることが危険です。

一方で、ウイスキーをストレートで飲めば、ウイスキーが持つ本来の香りや、味わいが分かりやすくなるメリットがあり、正しく飲めば危険ではないことと他の飲み方で味わえない魅力があります

ストレートは、ウイスキー通から広く支持され、多くのウイスキー愛好家から「ウイスキーはストレートで飲めるようになって一人前」といわれるようになっているのです。

 原液で飲むウイスキーのおすすめ銘柄

原液で飲む(ストレート)ウイスキーのおすすめ銘柄を3つ紹介します。

  • グレンフィディック
  • マッカラン
  • グレンモーレンジィ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

グレンフィディック

グレンフィディックは、スコッチウイスキーのなかでも飲みやすいといわれるスペイサイドを代表する銘柄の一つとして知られています。

ウイスキーをストレートで飲むことに抵抗のある人や、そもそもウイスキーが好きでない人の認識が変わるほど滑らかで飲みやすいウイスキーとなっています。

果実の爽やかな香りと受け入れやすい甘さが特徴であり、初めて原液でウイスキーを飲むことに挑戦する方におすすめのウイスキーです

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マッカラン

マッカランもスペイサイドウイスキーを代表する銘柄の一つですが、そのなかでも高級ウイスキーと知られており、シングルモルトのロールスロイスと呼ばれるほどです。

マッカランはストレートで飲みやすいドライフルーツの甘い香りとお菓子のような甘味が特徴ですが、高級ウイスキーであることからフレーバーが複雑に絡んでいるため、ストレートで本来の味わいを楽しみたいウイスキーの1つになります。

また、ハイボールと比較するとストレートはウイスキーの原液を消費しない飲み方であるため、ストレートは高級ウイスキーを飲むのに適した飲み方です

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グレンモーレンジィ

グレンモーレンジィは、女性からの人気が高いウイスキーとして知られており、ストレートで飲むのにもおすすめの銘柄となっています。

強い果実香と、メープルシロップと紅茶のような風味は、原液で飲むのにも抵抗が少なく心地よくストレートを楽しめます。

完璧すぎるウイスキーと呼ばれるグレンモーレンジィは、ストレートを含めて飲み方を選びません

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まとめ

ウイスキーボトルのなにも混ぜていない状態の液体は、基本的に原液とは呼ばず、ストレートや原酒と呼ばれるのが一般的です。

ストレートで飲むのは正しい飲み方であれば危険ではなく、ストレートで飲むのにおすすめの銘柄も多数存在します。

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