バーンハイム蒸留所

バーンハイム蒸留所の歴史は、1879年にバーンハイム兄弟によって登録されたバーボンのブランドであるI.W.ハーパーと密接な関係があります。I.W.ハーパーはプレジャー リッジ蒸留所で製造されていましたが、1896年に貯蔵庫が火災で焼け落ちてしまいました。この事件の後、1897年にルイビル南部のバーンハイム通りにバーンハイム蒸留所が作られました。

禁酒法施行の折、I.W.ハーパーは「薬用ウイスキー」であると宣言され、バーンハイム蒸留所は禁酒法時代に製造を許可されたわずか6つの蒸留所のうちの1つとなりました。禁酒法が廃止された後、蒸留所は2人の商人に売却されました。新しいオーナー達は蒸留所が余りにも小規模で時代遅れと判断し、ベルモント蒸留所 アスター蒸留所跡地に新たに設立しました。1937年にシェンリー ディスティラリーズが買収し、蒸留所を最新式にして拡張しました。

1987年にシェンリー ディスティラリーズはユナイテッド ディスティラーズ（後のディアジオ）に買収されました。その後1999年に蒸留所はシャピーラ家に買収され、一族が所有するヘブンヒル ディスティラリーの一部となっています。

（※I.W.ハーパーブランドは現在ディアジオ社が所有しており、バーンハイム蒸留所では製造されていません）