ブラウン・フォーマン蒸留所

ケンタッキー州ルイビルに本社を構え、アルコール飲料の製造販売を世界的に行う企業。自社ブランドは170以上の国で販売され、ブランドやバレルを製造するための施設を国内外に25ヶ所以上所有、40カ国以上でおよそ4700名を雇用しています。1870年、ジョージ・ガービン・ブラウンがウイスキーが密封されたガラス瓶を販売する会社としては初のJ.T.S. Brown&Brother社を設立し、1890年にジョージ・フォーマンとパートナーシップを提携し、社名がBrown-Formanに改名されました。1901年にS.F. Mattingly蒸留所を買収、ブラウン・フォーマン蒸留所の運営に着手し始め、1940年に買収したOld Kentucky蒸留所とLabrot&Graham蒸留所は現在もヘッドクウォーターの一つとなっています。禁酒法（1920〜1933年）の間は会社維持のため医療目的のためのボトルウイスキーのライセンスを取得し、その結果もあって、禁酒法中と前後の期間にアメリカで唯一ボトリングや熟成、蒸留を行うことができたスピリッツ会社となりました。同社は約40種類のスピリットやRTDカクテル、ワインのブランドを展開しており、代表的なものに、ジャックダニエル、ウッドフォードリザーブ、オールドフォレスター、アーリータイムズ、カナディアンミスト、クーパーズクラフト、フィンランディアなどがあります。