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クラウンローヤルが日本で終売した理由は? 入手方法・おすすめの飲み方も解説

2024.04.29 / 最終更新日:2024.04.29

クラウンローヤルは、かつてはキリンが輸入していたカナディアンウイスキーであり、日本でも高い人気を誇っていた銘柄でしたが現在ではキリンが輸入を停止したことで、日本では正規品が実質的な終売となっています。

ボトルデザインから高級感を感じますが、実はリーズナブルな価格で飲みやすく、ウイスキー初心者にもおすすめの銘柄です。

デザインから飲みたい・欲しいと思っても日本では正規品が新たに流通することはない状況であるため、入手が難しい状況にあります。

この記事では、クラウンローヤルが日本で終売した理由を紹介し、入手方法・おすすめの飲み方も解説を解説します。

この記事のポイント

  • クラウンローヤルが日本で終売した理由を紹介
  • クラウンローヤルの入手方法・おすすめの飲み方を解説

クラウンローヤルとは?

画像引用:https://www.crownroyal.com/canadian-whisky/crown-royal-deluxe/

クラウンローヤルは、王冠をモチーフにした格式高いデザインが特徴のカナディアンウイスキーです。

イギリス国王の献上品として造られたウイスキーであり、イギリス王室から特許状も授かっています。

味わいには一切の妥協をせず、600以上もの原酒を使用してブレンドを試行錯誤して造られた歴史があります。

バニラの甘い香りと、柑橘系のフルーツの風味があり、ナッツの香ばしさも感じられる香味です。

メープルシロップを思わせるような甘い味わいが特徴であり、アルコールの刺激も少なく、クリーミー飲みやすい味わいに仕上がっています。

カナディアンの中では風味が複雑であり、格式も高く高級な印象を感じますが、時代が時代であれば1,000円台でも購入できたリーズナブルな価格のウイスキーです。

飲みやすさからウイスキー初心者にもおすすめであり、カナディアンウイスキーを飲み慣れていない方で、カナディアンにも挑戦したい方への入門酒にもなる銘柄になります。

クラウンローヤルの種類と味わいはこちらの記事で紹介しています。

クラウンローヤルの種類と味わい、おすすめの飲み方

クラウンローヤルが日本で終売した理由

クラウンローヤルは日本ではキリンが輸入し、販売していたウイスキーでしたが、現在では輸入が停止し販売されていません。

2021年4月、キリンはクラウンローヤルの出荷を停止しており、現在も再開していない状況です。

終売の詳細な理由は明かされていませんが、クラウンローヤルを取り巻く状況を考えるなら推測は可能となっています。

クラウンローヤルは、2020年に新型コロナウイルスの感染症の影響で需要が増加しており、感染症による生産体制の影響を受けて品薄が懸念されていました。

米国市場における販売で精一杯である状況になったことから、翌年に日本における販売停止が決まったと推測できます。

現在では感染症の影響も落ち着いてきましたが、クラウンローヤルの輸入再開の目途は経っておらず、依然として日本では終売が続いてきました。

クラウンローヤルの事例では直接の原因が感染症の影響であると考えられるものの、ウイスキーの原酒不足は日本を中心に世界中で問題になっていることから、一過性の問題の解決にとどまらず根本的な原酒不足が改善されなければ再開が難しいと推測できます。

参考記事:Whisky Cast

日本で終売したクラウンローヤルの入手方法

日本で終売したクラウンローヤルの入手方法を解説します。

  • 並行輸入品を購入する
  • 古酒市場に流通している正規品を購入する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

並行輸入品を購入する

クラウンローヤルは、キリンなど日本の正規の輸入元からの販売は停止しましたが、現在でも日本では販売されています。

日本に輸入されない海外ウイスキーは並行輸入品という形で輸入され、販売されているため、並行輸入品のウイスキーを探すことをおすすめします。

並行輸入品とは、輸入業者が現地から直接買い付けをおこない、輸入して販売している商品のことです。

正規とは異なる輸送ルートを選択するため、温度湿度などの管理が適切でない可能性もあり、味や風味が劣化するなどのデメリットが発生することもあります。

しかし、クラウンローヤルをできる限り安い価格で購入するなら、正規品の販売が日本で停止されていることから並行輸入品に頼る必要があります。

ウイスキーの並行輸入品と正規品についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

ウイスキーの並行輸入品とは? 正規品との違いを3つ紹介

古酒市場に流通している正規品を購入する

クラウンローヤルは大手のキリンが輸入販売していたことから、正規品であっても過去に流通した商品であれば購入しやすくなっています。

並行輸入品と比較すると割高になる可能性は高いですが、キリンの正規品にこだわるなら過去に日本で流通していた商品を探してみましょう。

正規品は並行輸入品と比較すると日本向けにアレンジされており、日本人の口に合いやすいメリットがあるため、並行輸入品のデメリットも把握した上で購入を検討してください。

クラウンローヤルのおすすめの飲み方

クラウンローヤルはバーなどでも取り扱っているお店も多く、日本で正規品が終売しているものの飲みやすいウイスキーです。

最後に、クラウンローヤルのおすすめの飲み方をまとめました。

  • ストレート
  • ロック
  • ジュース割り

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレート

クラウンローヤルは、ストレートでも飲みやすく、風味や味わいを余すことなく堪能できることからそのまま飲むのがおすすめです。

クセが少ない飲みやすさと、ストレートで飲むことで楽しめる複雑な味わいがあることから、ストレートで飲むのにトップクラスに魅力的なカナディアンであるといえます。

ウイスキー初心者を含めてまずはストレートから飲んでみましょう。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選

ロック

クラウンローヤルはロックにすることで、氷が溶けることで変化する香りや味わいの変化を楽しめます。

少し渋みが出る飲み方ではありますが、クラウンローヤルの持つ風味と合わせてバランスが取れており魅力的です。

クラウンローヤルの新たな魅力を発掘したい方におすすめです。

ロックの美味しい作り方やおすすめの飲み方はこちらの記事で紹介しています。

ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介

ジュース割り

クラウンローヤルは、現在では正規品を気軽に日本から購入できないものの、リーズナブルな価格のウイスキーであることから自由な形で飲むのもおすすめの銘柄です。

コーラ、ピーチ、アップルなどのフレーバードウイスキーも過去に発売されていたため、好きなジュースで割るのも美味しくなります。

カナダを象徴する炭酸ジュースであるジンジャーエールと合わせると美味しく飲みやすいです。

ウイスキーのジュース割りについてはこちらの記事で紹介しています。

ウイスキーのジュース割りおすすめは? 魅力と最適な銘柄も解説

まとめ

クラウンローヤルが日本で終売した理由は、当時の販売が停止した状況を考えるなら感染症の影響による品薄が予測されますが、品薄であることが問題であれば、根本的な問題は現在も解決できていないのかもしれません。

キリンの正規品の販売は終了していますが、並行輸入品は今でも購入できることから、過去に流通した正規品を含めて探すことをおすすめします。

ウイスキー初心者の方も飲みやすいカナディアンの人気銘柄であり、今でも大きく高騰している状況にはないため、購入を検討してみましょう。

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