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アンティクァリーの種類と味わい、おすすめの飲み方

2024.04.29 / 最終更新日:2024.04.29

アンティクァリーは、トマーティン蒸溜所が製造・販売するブレンデッドのスコッチウイスキーです。

1857年に誕生した歴史あるブレンデッドウイスキーであり、かつてはブレンデッドウイスキーはアンティクァリーと言われるほど知名度の高い銘柄でした。

スコッチウイスキーの中でも名品と言われるモルト原酒を使用したアンティクァリーは、ライトで優しい印象でありながら、深みのある味わいを持っています。

この記事では、アンティクァリーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。

この記事のポイント

  • アンティクァリーの種類と味わいを紹介
  • アンティクァリーのおすすめの飲み方を解説

アンティクァリーとは?

アンティクァリーは、トマーティン蒸溜所で製造され日本では宝酒造が販売しているブレンデッドウイスキーです。

トマーティンだけでなく、ベンリネスやクラガンモアなどの名品のモルト原酒がブレンドされていることが特徴です。

日本では知る人ぞ知る銘柄となっていますが、スコッチウイスキーの中でも高い評価を得ている銘柄となっています。

アンティクァリーの概要と製造方法を見ていきましょう。

アンティクァリーの概要

アンティクァリーは、1857年にJ&Wハーディ社によって製造された銘柄であり、古物収集家や好古家などの意味を持つ言葉です。

文学界の巨匠であるウォルター・スコットに敬意を表して付けられた銘柄名であり、J&Wハーディ社の創業者であるジョン・ハーディがウォルターの熱狂的なファンであったことに由来します。

ウォルターの作品には『ジ・アンティクアリー』があり、こちらの小説の名称を取って銘柄名にしたと考えられます。

1980年代に終売しており、現在ではトマーティン蒸溜所が製造を開始することで復活しました。

トマーティンについてはこちらの記事で紹介しています。

トマーティンとは?種類と味わいとおすすめの飲み方を紹介

アンティクァリーの製造方法

アンティクァリーは、ブレンデッドウイスキーですが、構成原酒の多くが公開されています。

トマーティン蒸溜所で製造されるモルト原酒を中心に、ベンリネス、クラガンモア、アイラウイスキーのブレンドがあることも知られています。

特にモルト原酒の構成比率が大きく、通常のスコッチのブレンデッドは35%~40%のモルト原酒を使用するところ、45%の構成でモルト原酒を使用していることが特徴です。

トマーティン蒸溜所の詳細はこちらのページにまとめています。

トマーティン蒸留所 - Tomatin DISTILLERY

アンティクァリーの種類と味わい

アンティクァリーの種類と味わいを紹介します。

  • アンティクァリー 12年
  • アンティクァリー ファイネスト
  • アンティクァリー 21年
  • アンティクァリー 30年

アンティクァリー 12年

画像引用:https://www.takarashuzo.co.jp/tkr-shohin/cmn_p_detail.php?p_prodid=3327

アンティクァリー 12年は、日本では宝酒造が販売しているスタンダードで入手しやすいボトルです。

柑橘系の果実とスパイス感のある香りに、麦芽本来の甘みが感じられる優しい味わいを持っています。

アンティクァリーに興味を持ったなら、入手しやすいこちらの銘柄から挑戦しましょう。

アンティクァリー ファイネスト

画像引用:https://konaliquor.com/SHOP/d01-003-0001.html

アンティクァリー ファイネストは、アンティクァリーのノンエイジボトルであり、価格的には12年物よりも入手しやすいですが日本ではあまり流通していません。

まろやかなモルトとフルーティーな味わいが魅力的な全体的に柔らかい印象のボトルになります。

並行輸入品を扱っているお店から入手する必要があるため、価格は安いものの入手難易度が少し高くなっています。

アンティクァリー 21年

画像引用:https://www.garrafeiranacional.com/jp/antiquary-21-anos.html

アンティクァリー 21年は、21年以上熟成させた原酒のみを使用したアンティクァリーの上位ボトルです。

柑橘系特有の苦みを持つオレンジとレモンの香りと、温かみを感じる甘さとなめらかな口あたりを持っています。

現在では入手が難しい銘柄となっていますが、アンティクァリーの上位ボトルを飲みたい方は探してみましょう。

アンティクァリー 30年

画像引用:https://prw.kyodonews.jp/prwfile/release/M000170/200707241304/_prw_open.html

アンティクァリー 30年は、J&Wハーディ社の創立150周年を記念して200本限定で製造された記念ボトルです。

カスクストレングスでボトル詰めされており、柑橘と爽やかな青草の香りに、ほのかなビターチョコレートの香りが感じられる味わいであると宝酒造はコメントしています。

ここまで紹介したアンティクァリーの中でも最も希少性の高いボトルであるといえるでしょう。

アンティクァリーのおすすめの飲み方

アンティクァリーのおすすめの飲み方を紹介します。

  • ストレート
  • ハイボール

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ストレート

アンティクァリーは、柔らかく優しい味わいであることから、ストレートでも飲みやすいため、ウイスキーが持つ風味を最大限に楽しめるストレートから挑戦することをおすすめします。

飲みやすくありながらも、ウイスキーの個性を味わえるアンティクァリーはウイスキーをストレートで飲み慣れていない人にも味わってほしい銘柄です。

ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。

ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選

ハイボール

アンティクァリーは、カクテルを作るのに適した銘柄でもあるため、ハイボールやジュース割りなどの簡単なカクテルで飲むのもおすすめです。

ハイボールにしてもアンティクァリーの香りや味わいを楽しめるだけでなく、落ち着いた味わいであることから食中酒にも向いています。

ハイボールにも合う高級ウイスキーをこちらの記事で紹介しています。

ハイボールに合う高級ウイスキーのおすすめ銘柄10選!

まとめ

アンティクァリーは、古くからスコッチのブレンデッドとして愛されてきた銘柄であり、日本でも飲む手段があります。

バーでもカクテルの材料に使用されることもある銘柄であり、飲み方の自由度も高いところが魅力です。

一定の種類はあるものの、日本で一般的に広く流通しているのは12年物のみであるため、12年から飲んでみましょう。

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