イーストサイド蒸溜所
- アメリカ
2023.02.20
エリア | スペイサイド |
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設立年 | 1878年 |
所有者 | ディアジオ社 |
蒸留器 | 初留x2基、再留x2基 |
仕込み水 | ドニー川 |
年間生産量 | 270万リットル |
ブレンド銘柄 | J&B, スペイロイヤル |
蒸溜所ツアー | なし |
公式サイト | https://www.malts.com/en-gb/brands/glen-spey |
蒸溜所はローゼスの町の中心部、ローゼス伯レスリーが建てた城のすぐ下に位置しています。ローゼス伯爵はハンガリー貴族の末裔で、17世紀の清教徒革命の際に最後までクロムウェル軍に抵抗した人物でしたが、城は包囲軍によって壊され廃墟となりました。創業は1878年で、オートミールの工場を改装して創業。1887年に、ロンドンの有名なジン業者ギルビー社に買収され「グレンスペイ」に改められましたが、それまでは「ミルズ・オブ・ローゼズ(ローゼスの製粉所)」と呼ばれていました。ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝がウイスキーの製法を学んだ蒸溜所のひとつとして知られています。また、イングランドの会社が最初に所有したスコッチの蒸溜所としても有名。シングルモルトは2001年にリリースされた「フローラアンドファウナシリーズ」の12年物だけで、ボトラーズでもほとんど見かけることがないため、シングルモルトで改めてリリースされる際には非常に貴重な1本となるに違いありません。グレンスペイは、オスロスク、ノッカンドオ、ストラスミルと並ぶブレンデッドウイスキーの「J&B」の核となるモルト原酒(キーモルト)として知られています。