グレンカダム蒸溜所

ブレチンにあるグレンカダムは、1823年の物品税法成立後の楽観的な時代に建てられました。その後、いくつかの所有者を経て、1891年にグラスゴーのブレンダーであるギルモア・トンプソン社がこの蒸溜所を購入しました。1954年にグレンカダムがカナダの蒸留器メーカー、ハイラム・ウォーカーに売却されたとき、ブレンディング・ハウスは営業を停止します。合併によりアライド・ディスティラーズ社の傘下に入り、ダンディー・ブレンドのスチュワートズ・クリーム・オブ・ザ・バーリーの「故郷」とされました。 アライド社は2000年に工場を閉鎖しましたが、その3年後にロンドンのアンガス・ダンディー社に買収されます。アンガス・ダンディー社のブレンディング・ラボは現在、蒸溜所内にあります。2008年には10年物と15年物のシングルモルトが発売され、2012年には30年物のボトルが発売されており、グレンカダムは徐々に独自のシングルモルトとしての地位を確立しつつあります。近年の独自の製法によるボトリングは、チルフィルターやカラメルティントを施していません。