グラン・アル・モール蒸溜所
- フランス
2024.05.12
エリア | キャンベルタウン |
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設立年 | 1796年 (閉鎖年: 1925年) |
ヘーゼルバーンウイスキーの名前は、おそらく18世紀末からウイスキーを生産していた蒸溜所に由来します。1825年にグリーンリースとコルヴィル社がヘーゼルバーン蒸溜所の使用権を得ました。コルヴィル家はヘーゼルバーン蒸溜所(ダニエル&マシュー・グリーンリーズと共同経営)だけでなく、キャンベルタウン蒸溜所・キンロック蒸溜所・ダラルアン蒸溜所にも積極的に関わっており、一世紀以上に渡りキャンベルタウンのウイスキー造りの最前線に立っていました。ヘーゼルバーン蒸溜所の成長は著しく、1845年にはミルノー通りに規模を拡大して新たなヘーゼルバーン蒸溜所を設立しました。1885年、当時キャンベルタウン最大の初溜釜と、2つの1,800ガロンの再溜釜を使用して192,000ガロンのモルトウイスキーが生産されていました。数回に渡る所有権の変更後、ヘーゼルバーン蒸溜所は1920年代の販売不振をきっかけに閉鎖されました。 キャンベルタウンに残る最後の蒸溜所であるスプリングバンク蒸溜所で、2005年ヘーゼルバーンの名が復活しました。蒸溜所の代表銘柄であるスプリングバンクやピート香の強いロングロウに加え、丸みのあるマイルドなウイスキーを製造し、ヘーゼルバーンの名でボトリングしました。このウイスキーは、アンピートモルトから3回蒸留されます。当初は8年物のシングルモルトとして発売されましたが、現在は10年物、12年物の原酒や、9年物の「ヘーゼルバーン9年バローロ」など、特別な樽熟成によるボトリングも発売されています。