キンロック蒸留所

キンロック蒸留所は、ダンロップ氏の父親が他のパートナーを引き継ぎ、ラム・コルビル&カンパニーの共同パートナーの下で1823年からウイスキー製造を開始しました。この敷地はモルトハウスとして使用され、この地方でビジネスを行っていた多数の密輸業者にモルトを供給する目的で使用されていました。市場で広く知られている有名なキャンベルタウンウイスキーはこの密輸業者の製品から生まれました。蒸留所は湖と港に非常に近く、漁船と蒸気船が絶えず行き来する活気あるれる港により、キンロック蒸留所は他のどの蒸留所よりも生命力と活力に溢れていました。当時の水源はクロスヒル湖で、敷地内の深井戸からも良質の水が得られていました。ラム・コルビル&カンパニーが1919年まで蒸留所を運営していましたが、ウェストハイランドモルトディスティラリーズ社が買収しました。1924年にはデイビッド・マッカラムが蒸留所を購入しましたが長くは続かず、1926年に閉鎖されました。1928年に土地が市に寄贈され住宅に使用されています。