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マノックモア

2021.11.01

基本情報

エリア スペイサイド
設立年 1971年
所有者 ディアジオ社
蒸留器 初留x4基、再留x4基
仕込み水 バードン川
年間生産量 600万リットル
ブレンド銘柄 マノックモア、ロッホドゥー、ファーストウィンド
蒸溜所ツアー なし
公式サイト https://www.malts.com/en-gb/brands/mannochmore

ABOUT

1971年にディアジオ社の前身のDCL社が、有名な蒸溜所グレンロッシーの敷地内に第2蒸溜所を新設したのがマノックモア蒸溜所です。マノックモアとはゲール語で「大きな丘」のことで、これは蒸溜所の南にあるマノックヒルから名付けられました。1985年に一時閉鎖をしていましたが、1989年に操業を再開。当時はグレンロッシーとマノックモアは半年交替で生産が行われていましたが、2007年からは両方の蒸溜所が1年中フル稼働するようになりました。ブレンデッドウイスキーのヘイグやディンプルの核となるモルト原酒の1つでもあります。マノックモアが生産しているウイスキーで、ゲール語で「黒い湖」を意味するブラックウイスキー、ブラックロッホデュー(The Black Loch Dhu)が有名です。ブラックロッホデュー(ロッホデュー)は内側を強く焦がしたオーク樽で熟成しているため、一般的なウイスキーの琥珀色と違って、黒い色をしています。非常に特徴的なウイスキーで発売当初は酷評をされたそうですが、今では市場で見かけることがないもののモルトファンの間ではカルト的な人気を誇っています。反対にシングルモルトは色が薄いことで知られており、対照的なところも面白みを感じます。

歴史

  • 1971年: グレンロッシーの跡地にDCL社が「マノックモア」を建設
  • 1992年: フローラ&ファウナシリーズの12年熟成シングルモルトとして登場
  • 1996年: 10年物のマノックモアがロッホデュー・ブランドで発売され話題となる
  • 2013年: 蒸溜所の蒸留器を4基に増設

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