ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ブレアアソールは、ハイランド地域で製造されるシングルモルトのスコッチウイスキーです。
アソール公爵の居城であるブレア城を名前の由来としていますが、蒸溜所の立地自体は実際の城と18キロメートルも離れています。
みずみずしい果実の甘い風味が感じられ、スパイスが効いた味わいが特徴です。
この記事では、ブレアアソールの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
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ブレアアソールは、スコットランドのハイランドにあるブレアアソール蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。
創業は1798年と非常に古いですが、シングルモルトとしてボトリングされる機会が非常に少ない希少な銘柄です。
広大なハイランドのなかでも一般的なフルーティーで甘い味わいに加えて、口に含んで時間を置くほどスパイシーさが現れます。
ブレアアソールの歴史と製造方法を紹介します。
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ブレアアソール蒸溜所は、1798年に操業しており、当初は敷地の農場の名がアルダワーであることから、アルダワ―蒸溜所を名乗っていました。
1825年に蒸溜所が政府の認可を受けたことをきっかけに、現在のブレアアソール蒸溜所に改名します。
ブレアアソールは、アソール公爵の居城であるブレア城が由来になりますが、敷地から18km離れた場所にあります。
そのため、敷地に由来する名前は当初のアルダワーであり、認可されてからは敷地に関係ないブレアアソールが使用されるようになったのが経緯です。
ディアジオ社が所有する蒸溜所の1つであり、ベル、ジョニーウォーカーの原酒を供給しており、99%近くがブレンド用です。
花と動物シリーズでシングルモルトが販売されていますが、シングルモルトではほとんど流通していません。
1987年にビジターセンターが建設されましたが、観光地であるピトロッホリーにあることから、観光客がディアジオ社所有の蒸溜所では最も多いといわれています。
ベルとジョニーウォーカーを知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
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ブレアソールでは仕込み水にオルトダワー川の水を使用しており、カワウソの小川と呼ばれる大変清らかな川です。
花と動物シリーズではその名のとおりラベルに花と動物が描かれますが、ブレアアソールに描かれる動物がカワウソであるのは、オルトダワー川に由来します。
また、ブレンデッドとシングルモルトで熟成樽が異なるのが特徴であり、ベルの原酒はバーボン樽で熟成させますが、シングルモルト用の原酒はシェリー樽で熟成させます。
ブレアアソールは花と動物シリーズ以外では、ボトラーズが蒸溜所から購入したウイスキー樽でシングルモルトがリリースされており、これまでも豊富なラインナップが販売されました。
蒸留所では、長い熟成年数がかかる性質から蒸溜所を続ける資金調達のためにボトラーズを中心に製造したウイスキー樽の一部を売却しています。
ボトラーズがウイスキー樽を買い取ることで、蒸溜所は資金を調達し、ボトラーズは自身でシングルモルトを販売し、愛好家に販売することができています。
近年ではボトラーズでない一般の人々もウイスキー樽を購入可能であり、「カスク・インベストメント」ではブレアアソール蒸溜所を含むスコットランドの蒸溜所を中心にウイスキー樽の購入が可能です。
購入したウイスキー樽は、スコットランドの保税倉庫で好きな期間熟成させることが可能であり、「ボトリングサービス」を通じてボトルの形から選べる自分だけのオリジナルウイスキーを作れます。
ブレアアソール蒸溜所の詳細はこちらのページにまとめています。
ブレアアソール蒸留所 - Blair Athol DISTILLERY
ブレアアソールの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://ultimatespirits.jp/shopdetail/000000002212/
ブレアアソール 12年 花と動物シリーズは、カワウソのデザインが特徴の12年以上熟成させたブレアアソールのオフィシャルボトルです。
このボトルはシングルモルトであるため、ブレンデッドとは異なるシェリー樽熟成のウイスキーです。
そのため、シェリー樽由来のドライフルーツやレーズンなどの甘い果実の風味に、少しずつスパイシーさが強まっていく味わいがあります。
オフィシャルボトルのブレアアソールを飲みたい場合はこちらの銘柄を探してみましょう。
画像引用:https://mistermeister.de/ja/whisky-single-malt-liquor-spirits/4577985-blair-athol-23-5000281048055.html
ブレアアソール 23年 スペシャルリリースは、23年以上シェリー樽で熟成されたブレアアソールの長期熟成の限定オフィシャルボトルです。
ブレアアソールが持つシェリー樽の甘い味わいとスパイシーさがより複雑なものとなり、ビターな味わいとドライな後味が特徴的な完成度の高いボトルです。
長期熟成かつ熟成年数の長いオフィシャルボトルを探すなら、このボトルの特徴を覚えて見つけてみましょう。
画像引用:https://www.whisky.com/whisky-database/details/blair-athol-athol-old-particular-1.html
ブレアアソール 10年 2009 オールドパティキュラーは、2013年から新しく販売されるようになったボトラーズのダグラスレイン社を支える新たなシングルモルトのシリーズです。
モルトの味わいが強調されており、シリアルとハチミツの味わいのなかに、シェリー樽の甘い味わいとスパイス感が広がります。
オフィシャルボトルのブレアアソールを探すのが難しい場合は、ボトラーズに頼るのもおすすめです。
画像引用:https://wattwhisky.com/product/distilled-at-blair-athol-distillery
ブレアアソール 13年 2008 アイラカスクフィニッシュは、アイラウイスキーのカリラが熟成されていた樽を使用してカスクフィニッシュされているワットウイスキーが販売する珍しい銘柄です。
ブレアアソールにより強いピートスモークが加わっており、ホワイトペッパーなどのスパイシーさも強くなっています。
ボトラーズのリリースのなかには、ブレアアソールをアイラウイスキー風味にするとどうなるのかといった挑戦的な試みがなされているボトルもあります。
カリラを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ブレアアソールのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ブレアアソールのライトで軽い味わいであるため、多くの方がストレートで飲みやすい銘柄です。
シングルモルトのシェリー樽熟成による甘い味わいを堪能しながら、スパイス感を堪能しましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
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ブレアアソールはハイボールにしても風味が失われたり、変化したりしないため、ハイボールで味わうのも良いでしょう。
みずみずしい果実の甘味とスパイス感は炭酸との相性が良く、爽快感のある飲み心地になります。
シングルモルトをハイボールにするともったいないかどうかはこちらの記事で紹介しています。
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ブレアアソールは、シングルモルトとブレンデッドで熟成樽を分けていることから、オフィシャルボトルではシェリー樽熟成の原酒が楽しめます。
反対にブレンデッドに使用されているバーボン樽熟成を試したい方や、ほかにもボトラーズならではのオリジナルボトルを飲みたい方は、複数のボトラーズから探しましょう。
最初に飲み進めるなら花と動物シリーズのオフィシャルボトルであるブレアアソール12年がおすすめです。