山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
アーリータイムズは、開拓時代という意味を持つアメリカンウイスキーであり、すでに終売しているボトルも存在する銘柄です。
ブランドの親会社が変わったことを理由に、一部のボトルが終売となり、リニューアルとして新しいボトルが販売されていることが現状です。
しかし、元々スタンダードボトルとして販売されてきた終売品のイエローラベルと新しく誕生したホワイトラベルの味わいは大きく異なることから、未だに終売品の人気が高い状態にあります。
この記事では、アーリータイムズの終売の理由について紹介し、終売品の種類と入手方法を解説します。
この記事のポイント
画像引用:https://meidiyaproduct.com/SHOP/854661.html
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
参考価格 | 1,518円(税込) |
参考:明治屋 公式サイト
アーリータイムズは、現在ではサゼラック社がブランドの権利を持ち、日本では明治屋から輸入販売されているアメリカンウイスキーです。
開拓時代という意味を持ち、この時代にウイスキーを実際に飲む人の趣向に合わせて、あえてバーボンの条件を満たさない銘柄となっています。
現在のアーリータイムズ ホワイトラベルは、ウイスキーにライトで飲みやすい味わいを求める市場の傾向に沿ったボトルです。
しかし、このリニューアルの背景で2種類のアーリータイムズが終売となっており、終売を惜しむ声も多くあることが現状になります。
そのため、ホワイトラベルの前に販売されていたアーリータイムズの終売品の価値は時と共に少しずつ高まっています。
アーリータイムズの種類と味わいについてはこちらの記事で紹介しています。
アーリータイムズは、終売品に関してはブラウン・フォーマン社が販売していましたが、ブランドをサゼラック社に売却したことで、販売されていたアーリータイムズの終売が決定しました。
元々スタンダードボトルであったイエローラベルの味わいをキープすることが、別会社では様々な問題から難しいことがリニューアルと終売に踏み切った理由であると考えられます。
日本では2021年12月に休売し、そのまま2022年6月に終売したため、これ以降にアーリータイムズの終売品は日本に正式に輸入されることなく生産が終了しました。
しかし、アーリータイムズは禁酒法の時代、薬用ウイスキーに適応して販売することで、アメリカにおけるウイスキー業界全体の危機を乗り越えてきました。
時代に合わせて柔軟に銘柄の性質を変えていくことがアーリータイムズの歴史であるため、今回のリニューアルも時代に合わせたものであると考えられます。
サゼラック社の分析によれば、現在のウイスキー需要は現行で販売されているホワイトラベルのようになめらかで飲みやすくクセのない味わいが求められているといいます。
ウイスキー好きの方からすれば物足りないと感じる可能性もある嗜好の変化ではありますが、時代に合わせた変化といえるでしょう。
アーリータイムズの終売品の種類と味わいについて解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
画像引用:Amazon.co.jp
アーリータイムズ イエローラベルは、ホワイトラベルが販売される前のアーリータイムズの定番ボトルであり、現在では終売となった銘柄です。
バナナのような甘くてフルーティーな香りに、カラメルやバニラの甘みがあり、オークのスパイシーさがある味わいが特徴的です。
ボディがしっかりしており、ストレートで飲んでも飲みごたえがあり、ハイボールでの飲んでも風味が楽しめることから人気がありました。
セメダインのようなアルコールの香りや刺激も控えめであることから、日本においては完成度の高いコスパの良いバーボンとして親しまれていましたが、終売品になってから値上がりして入手が難しくなっています。
アーリータイムズ イエローラベルの終売の理由は? 入手方法などを解説
画像引用:https://store.shopping.yahoo.co.jp/bigbossshibazaki/81128007867.html
アーリータイムズ ブラウンラベルは、日本向けに造られたアーリータイムズであり、イエローラベルと同様に終売しました。
イエローラベルと比較してもよりボディがしっかりとしており、バーボンらしい骨太な味わいが楽しめます。
フルーティーな風味も強くなり、まろやかな口あたりが魅力的な日本人に向けて造られたアーリータイムズです。
イエローラベルと共に日本のアーリータイムズ人気を長らく支え続けてきましたが、終売を理由に現在では入手困難となっています。
終売したアーリータイムズの入手方法・飲む方法を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
アーリータイムズのイエローラベル、ブラウンラベルはすでに終売しているため、古酒の取り扱いもある酒店で探します。
かつてはキリンが輸入販売していたことから、今でも日本の酒店でアーリータイムズの旧ボトルを取り扱うお店があるかもしれません。
古酒を取り扱う酒店を巡ってアーリータイムズの終売品を探しましょう。
アーリータイムズの終売品はインターネットを通して探すとオンラインショップで販売されていることがあります。
実店舗を実際に巡るよりも、効率的にアーリータイムズの終売品を購入できる可能性があります。
現在でも人気の高い終売品であることから、品切れとなっている場合もありますが、根気よく探してみましょう。
アーリータイムズの終売品は、日本ではバーボンウイスキーとして取り扱われていますが、バーボンやアメリカンウイスキーをメインに取り扱うバーでは店に置いてある可能性があります。
イエローラベルとブラウンラベルの2種類のボトルを探して、取り扱いのあるバーで飲むことで、安い価格で飲みやすくなります。
ボトルで購入することにこだわらず、飲みたい場合はバーを利用するのも選択肢のひとつです。
バーでウイスキーを初めて飲む方はこちらの記事を参考にしてください。
バーでウイスキーを楽しむための頼み方は? 初心者にもわかりやすく解説
アーリータイムズ イエローラベル、ブラウンラベルは、銘柄のリニューアルを理由に終売しましたが、その完成度の高さから現在も人気があります。
当時はコストパフォーマンスが良く安いウイスキーの立ち位置でしたが、現在ではプレミア価値がついて値上がりしています。
リニューアル前の終売品が懐かしむ方や、ホワイトラベルを飲んで終売品にも興味を持った方は探してみましょう。