ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
グレンターナーは、スペイサイド地域で製造されるシングルモルトウイスキーです。
フランスのラ・マルティニケーズ社がオーナーとなったグレンマレイ蒸留所で製造されており、ラベル5の原酒として使用されています。
華やかな香りが特徴的であり、フルーティーな味わいが楽しめる、正統派のスペイサイドモルトですが、価格が安くコスパが良いことが特徴です。
この記事では、グレンターナーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
グレンターナーは、スペイサイドのグレンマレイ蒸留所で製造されるシングルモルトウイスキーです。
ラ・マルティニケーズ社が販売するラベル5のキーモルトとして使用されており、グレンマレイ蒸留所はスコットランドにありながらフランス資本の蒸溜所として稼働しています。
その香りは華やかで、フルーティーな風味が強いことから飲みやすく、価格も安いことからウイスキー初心者に向いているブランドです。
グレンターナーの概要と製造方法を見ていきましょう。
グレンターナーを製造するグレンマレイ蒸留所は、ウェスト・ブリュワリーと呼ばれるビール工場があった場所に1897年に設立されました。
現在は、フランスのラ・マルティニケーズ社が所有者となっており、グレンマレイ蒸留所とグレーンウイスキーの蒸溜所であるスターロー蒸留所の原酒をブレンドしたラベル5を販売しています。
ラベル5のキーモルトに使用されているモルト原酒がグレンターナーです。
「グレンターナー へリテージ ダブルカスク ポートカスク フィニッシュ」は2020年のインターナショナルスピリッツチャレンジ(ISC)で金賞を受賞するなどの功績を残しており、高く評価されています。
グレンマレイ蒸留所で新たに製造されたシングルモルトであり、既存の銘柄であるグレンマレイと比較しても味わいの方向性に大きな違いはありません。
基本的に同じ蒸溜所で製造される別の銘柄のシングルモルトは、既存の銘柄がノンピートであれば、新しい銘柄はヘビリーピートになるなど味わいの方向性が大きく変わることも多いため、珍しいブランドといえるでしょう。
しかし、グレンマレイの味わいの方向性が好きな方であれば飲みやすいともいえるため、ラベル5やグレンマレイを飲んだことがある方におすすめしやすい銘柄です。
ラベル5とグレンマレイを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
グレンターナーは、グレンマレイ蒸留所で製造されており、ラ・マルティニケーズ社によって拡張された設備を利用しています。
ラ・マルティニケーズ社のウイスキーの製造は革新的であり、コンピューター管理などの電子化を積極的に取り入れ、先進的な技術を用いています。
ラ・マルティニケーズ社の所有化になったことで、グレンマレイ蒸留所は以前の2倍以上のウイスキーの生産ができるようになりました。
グレンマレイと同様にカスクフィニッシュ系の銘柄が多く、グレンターナーはワイン樽やラム樽でカスクフィニッシュすることでラインナップを増やしています。
グレンマレイ蒸留所の詳細はこちらのページにまとめています。
グレンマレイ蒸留所 - Glen Moray DISTILLERY
グレンターナーの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://www.miraido-onlineshop.com/item/3-glentur-12-01/
グレンターナー 12年は、グレンマレイ蒸留所で製造されるシングルモルトブランドであるグレンターナーのスタンダードボトルです。
フローラルで華やかな香りと柑橘系の果実の香味があり、スムースな口あたりとドライな味わいが感じられます。
グレンターナーを初めて飲むなら、こちらの銘柄から挑戦してみましょう。
画像引用:Amazon.co.jp
グレンターナー ヘリーテージ ダブルカスク ポートカスクフィニッシュは、バーボン樽で熟成された後にポートワインカスクで熟成したことからダブルカスクと銘を打たれたボトルです。
レーズンのような熟した果実の香りに、バーボン樽由来のバニラの香りが感じられ、スパイシーで甘い味わいに仕上がっています。
ポートワインカスク熟成のグレンターナーを飲みたい方だけでなく、コストパフォーマンスを重視したい方にもおすすめです。
画像引用:https://www.sake-brutus.com/SHOP/1511045.html
グレンターナー シェリーカスクフィニッシュは、オロロソ・シェリー樽で後熟させたグレンターナーです。
フルーティーな香りとマイルドなスパイス感があり、ベリー系の果実の風味が感じられます。
シェリー樽熟成にこだわりたい方に向いている銘柄といえるでしょう。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/kawachi/3147699111154/
グレンターナー ラムカスクフィニッシュは、ラム酒を熟成させた樽でカスクフィニッシュした銘柄です。
トフィーの甘い香りと、スパイスの効いた味わいのなかに、ラム酒由来のフレーバーを感じられます。
ここまで紹介したボトルは赤・茶系統のラベルの色が多くなっていましたが、ラムカスクは緑色のラベルであるため一番わかりやすいです。
グレンターナーのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
グレンターナーはシングルモルトでも低価格で購入できるため、飲みやすいハイボールにして飲むのもおすすめです。
ウイスキー初心者の方でも飲みやすく、味わい・価格ともにハイボールに合うため、シングルモルトをゴクゴクハイボールで飲むことができる銘柄となっています。
シングルモルトをハイボールで飲むのがもったいないかどうかはこちらの記事で紹介しています。
シングルモルトをハイボールで飲むのはもったいない? その理由とは
グレンターナーでも、カスクフィニッシュの銘柄における樽の特徴的な風味を理解するならストレートで飲むのがおすすめです。
ポートワイン、シェリーカスク、ラムカスクで熟成させた風味がストレートで飲むことでわかりやすくなるでしょう。
スタンダードな12年物と飲み比べるとよりわかりやすいかもしれません。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
グレンターナーは、価格が高く手を出しづらいといわれるシングルモルトの中でも低価格で購入できるボトルとなっています。
そのため、ウイスキー初心者の方でブレンデッドだけでなく、シングルモルトにも挑戦してみたいと思う方におすすめできます。
12年物や、ポートカスクフィニッシュなどコストパフォーマンスの高い銘柄が多いため、好きな銘柄があれば探してみましょう。