ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ハイランドパーク12年は、現在のヴァイキング・オナーにリニューアルされる前の旧ボトルが存在しており、現行ボトルとは別に完成度の高さが改めて評価されています。
歴史あるシングルモルトであるため古くから流通しており、亡くなったウイスキー評論家のマイケル・ジャクソン氏が最もオールラウンダーに楽しめるウイスキーと絶賛しました。
人気の高い銘柄の旧ボトルであるため価値が大きく高騰していますが、ハイランドパークが好きな方は旧ボトルをコレクション、または飲み比べをしても良いかもしれません。
この記事では、終売したハイランドパーク12年の旧ボトルについて紹介し、現行品との比較や飲む方法を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://araikanji.com/products/highlandpark_aged12
ハイランドパーク12年は、スコットランド最北のオークニー諸島にあるハイランドパーク蒸溜所で製造されるシングルモルトウイスキーです。
北の巨人という異名を持ち、クセのあるピート香とシェリー樽の甘い風味が融合した魅力的なウイスキーとなっています。
しかし、こちらのボトルデザインでは現在販売しておらず、2017年にヴァイキング・オナーと呼ばれる新しいボトルデザインへと移行しました。
人気銘柄であることや、現行ボトルとは別に完成度が評価されていることから、旧ボトルの需要も高まっておりプレミア価格で取引されています。
画像引用:https://www.highlandparkwhisky.com/en/single-malt-whisky/12-year-old
こちらが現行ボトルのハイランドパーク 12年 ヴァイキング・オナーであり、ボトルデザインが大きくリニューアルされたことがわかります。
ボトルの形が変わっただけでなく、幾何学的な模様がボトルに浮き出る形で描かれています。
こちらの模様は、ノルウェーの世界遺産であるウルネスの木造教会の壁面装飾をモチーフにしており、キリスト教建築とヴァイキング建築が結びついたウルネス様式の建物を選んでいます。
オークニー諸島に根付くヴァイキング精神と、ヴァイキング文化をリスペクトして、ヴァイキング・オナーと名付けられました。
旧ボトルと比較して香りや味わいの方向性に大きな違いはありませんが、スモークの強さ、シェリー樽由来の甘み、ヘザーなどのフローラルさに差異があるといわれることも多く、旧ボトルのほうが好みであったという評価も少なくありません。
ハイランドパークの種類と味わいについてはこちらの記事で紹介しています。
改めてハイランドパークの味わいの特徴を詳しく解説していきます。
ハイランドパークはピートを使用していることからスモーキーな香りを持つウイスキーであり、ヘザーの花のような華やかな香りが特徴的です。
ヘザーとセットで感じられる風味にははちみつがあり、凝縮した甘さの中に潮気も感じられる複雑な風味があります。
個性的な味わいのウイスキーになりますが、飲みにくいという印象は少なく、ウイスキー初心者も飲みやすい銘柄として知られています。
旧ボトルも同様の特徴を有していると考えられますが、旧ボトルの種類や年代によっても味わいの方向性は異なり、古いボトルほど味わいの違いに驚くかもしれません。
希少な古酒との出会いは一期一会であるため、特に古い年代のハイランドパークを飲める機会があるなら、味わって飲みたいところです。
ハイランドパーク12年の旧ボトルを飲む方法を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハイランドパーク12年の旧ボトルは、古酒を取り扱う酒店やオンラインショップなどで購入できます。
人気の銘柄であるためプレミア価格で取引されており、希少性が高いことから目的のボトルを酒店を回っても見つけられない可能性はあります。
価格に糸目をつけず、ボトルをコレクション、ゆっくりと長く味わいたい方はボトルでの購入を検討しましょう。
ハイランドパーク12年の旧ボトルは、古酒を取り扱うオーセンティックバーで飲める可能性があります。
人気の銘柄であるため、古酒を取り扱っており、スコッチの品ぞろえが良ければ、いずれかのハイランドパーク12年の旧ボトルを店に置いているかもしれません。
一杯から飲めるため、ボトルで購入するよりも安くハイランドパーク12年の旧ボトルを飲みやすいといえます。
バーでウイスキーを楽しむ方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
バーでウイスキーを楽しむための頼み方は? 初心者にもわかりやすく解説
ハイランドパーク12年の終売した旧ボトルは、ハイランドパークのブランドの人気の高さから年々需要が高まっています。
今後その価値は継続して高まっていくことが予想されるため、気になったタイミングで飲むことをおすすめします。
銘柄を飲むことが目的であるか、ボトルの収集が目的であるかで、利用できる方法は異なるため、目的に適した手段で古酒を楽しみましょう。