ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ハイランドクイーン マジェスティは、ハイランド地域のシングルモルトをハイランドクイーンのブランドで販売したスコッチウイスキーです。
ハイランドクイーンはブレンデッドウイスキーではありますが、マジェスティは蒸溜所名を伏せてボトリングしてシングルモルトとして販売するシリーズです。
蒸溜所の名称は明かされていないものの、オーナーのピカール社が所有するタリバーディンと予測されており、原酒の特徴も一致しています。
この記事では、ハイランドクイーン マジェスティの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
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ハイランドクイーン マジェスティは、ピカール社が販売するブレンデッドウイスキーのブランドで、ハイランド地方のシングルモルトをボトリングして販売するシリーズです。
低価格で購入できるハイランドクイーンに対して、マジェスティも蒸溜所名を伏せる形でシングルモルトを販売していることから、低価格での販売が可能となっており、シングルモルトの入門酒にもなります。
甘く華やかな風味が特徴であり、ピカール社が所有する蒸溜所であるタリバーディンと特徴が一致することから、タリバーディンのシングルモルトと考えられています。
ハイランドクイーン マジェスティの概要と製造方法を見ていきましょう。
ハイランドクイーンは、マクドナルド&ミュア社からリリースされた銘柄ですが、現在ではメゾン・ミッシェル・ピカール社が権利を買収しており、味わいの方向性もオーナーによって異なります。
なぜなら、マクドナルド&ミュア社の時代ではキーモルトがグレンモーレンジィとグレンマレイとなっていましたが、ピカール社に変わってからキーモルトのグレンモーレンジィがオーナーが所有するタリバーディンに変更されたと考えられています。
ブレンデッドウイスキーのブレンドレシピは公開されていませんが、ハイランドクイーンのキーモルトがタリバーディンになったことで味が変わったことも当時の多くのウイスキー愛好家が実感していたことでした。
ピカール社から新たなブランドとして展開されたのが、ハイランドクイーンのブランドでシングルモルトを販売するマジェスティシリーズです。
蒸溜所は明かされていませんが、原酒の特徴が一致している以外では、ピカール社がタリバーディン蒸溜所を所有していること、シングルモルトとして低価格で販売できていることから、自社のブランドであるタリバーディンの可能性が高いといえるでしょう。
ハイランドクイーンについてはこちらの記事で紹介しています。
ハイランドクイーン マジェスティは、ハイランド地域の1つの蒸溜所のモルト原酒を複数組み合わせてヴァッティングさせています。
蒸溜所名は伏せていますが、上述した理由からタリバーディンの複数の原酒をヴァッティングさせていると考えられます。
また、マジェスティではノンエイジだけでなく熟成年数が表記されたボトルも販売されており、指定された熟成年数以上のモルト原酒が使用されているワンランク上のボトルです。
タリバーディンについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ハイランドクイーン マジェスティの種類と味わいを紹介します。
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ハイランドクイーン マジェスティ クラシックは、3年以上熟成させた若いハイランドのモルト原酒を使用したノンエイジのシングルモルトウイスキーです。
フルーティーでフローラルな華やかな香りに、タンニンを思わせるような渋みのある複雑な風味が楽しめます。
ハイランドクイーンを普段から飲んでいる方でシングルモルトにも興味を持った方や、シングルモルトを初めて飲む方におすすめです。
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ハイランドクイーン マジェスティ 12年は、12年以上熟成させたモルト原酒のみを使用した、マジェスティシリーズでもワンランク上のボトルとなります。
ノンエイジと比較すると角が取れて丸みを帯びた味わいとなっており、上品さを感じる複層的で調和の取れた風味に仕上がっています。
シングルモルトを飲むならノンエイジではなく熟成年数表記のあるボトルが良い方や、クラシックを飲んで12年にも興味を持った方に向いています。
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ハイランドクイーン マジェスティ 14年は、ラベルデザインのリニューアル後に最も熟成年数の長いボトルとなった現在のマジェスティシリーズの高級品です。
14年熟成させるだけでなく、シェリー樽でカスクフィニッシュしており、シェリー樽由来の濃厚な甘さとバニラやシトラスのようなすっきりした甘い風味が感じられます。
現在のラインナップで最も熟成年数の長いことから、質の高いボトルから飲みたい場合は、こちらの14年を選んでみましょう。
画像引用:https://whiskyport.jp/view/item/000000001326
ハイランドクイーン マジェスティ 16年は、16年以上熟成されたモルト原酒を使用した現行のラインナップよりランクの高いボトルです。
ドライフルーツやチョコレートを思わせるような甘い香りに、スモーキーでスパイシーな複雑な風味もありながら、なめらかで飲みやすい口当たりが特徴的です。
購入はプレミア価値が付くこともあり限定的となっていますが、販売期間が長かったことから、古酒市場で流通していることがあります。
画像引用:https://mywineclub.com/products/detail.html?prod_id=NE225-7793771-0-0
ハイランドクイーン マジェスティ 21年は、2018年にボトリングされた21年以上熟成されたモルト原酒を使用する最高級のマジェスティシリーズです。
バニラとハチミツの甘い香りに、ココナッツや草の香味のある複層的な風味に、クリーミーな味わいが楽しめて、心地よい余韻が味わえるボトルです。
現状のラインナップだけでなく、ハイランドクイーン全体で最高レベルのボトルを求めているなら、こちらのボトルを探してみましょう。
ハイランドクイーン マジェスティのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハイランドクイーン マジェスティは、ストレートでそのまま味わいやすいため、最初に飲むならストレートで飲むことをおすすめします。
味わいはタリバーディンと共通する所が多くなっていますが、ストレートで飲むことでタリバーディンのフレーバーを見つけやすいといえるでしょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ハイランドクイーン マジェスティの甘く華やかな風味は炭酸の爽快感とマッチしやすく、ウイスキー初心者でシングルモルトを飲み慣れていない方にもおすすめです。
特にノンエイジのクラシックがハイボールと相性が良く、炭酸で割ることでアルコールの角が取れて飲みやすくなります。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説
ハイランドクイーン マジェスティは、他の銘柄と比較した時、低価格で購入できるシングルモルトであり、クセが少なく飲みやすい味わいであることから、シングルモルト初心者の方にもおすすめです。
蒸溜所名を伏せる形で販売されるシングルモルトブランドはボトラーズを含めていくつか存在しますが、人気の高いブランドであるハイランドクイーンが出していることから安心感があります。
クラシック、12年、14年が現行のラインナップであるため、自分に合ったボトルを選んでみましょう。