山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ハウス・オブ・ピアーズは、ダグラス・レイン社から発売され、現在はハンター・レイン社のブランドとなったブレンデッドウイスキーです。
イギリス上院(貴族院)の名称を持つウイスキーであり、ウェストミンスター宮殿が描かれたラベルデザインが特徴になります。
ハイランド地方のモルト原酒をブレンドしていることから、ライトで飲みやすく甘い風味が特徴です。
この記事では、ハウス・オブ・ピアーズの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ハウス・オブ・ピアーズは、ダグラス・レイン社から発売されましたが、ハンター・レイン社の誕生とともにウイスキーブランドが分割された結果、ハンター・レイン社の所有するブランドとなったブレンデッドウイスキーです。
古くから販売されている歴史あるウイスキーであり、1960年代~1970年代にはイタリアで特に人気を博していました。
ベネズエラ、タイなど様々な地域で販売されており、日本における知名度はけっして高くはありませんが、世界中で知られています。
ハウス・オブ・ピアーズとは、イギリスの上院(貴族院)の旧称のことであり、ラベルにはウェストミンスター宮殿が描かれています。
ハイランド地方のモルト原酒を中心に、ローランドのグレーン原酒とブレンドしていることから、ライトで飲みやすく甘い味わいが特徴となっています。
現行ボトルから旧ボトルを含めて、日本においては流通数が少ない珍しいウイスキーとなっています。
ハンター・レイン社の詳細については以下のページにまとめています。
ハウス・オブ・ピアーズの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://hunterlaing.com/range/house-of-peers/
ハウス・オブ・ピアーズは、イギリス上院(貴族院)をテーマにしたブレンデッドウイスキーです。
りんごとハチミツを思わせる甘い香り、ハッカのようなすっきりしたニュアンスがあります。
アルコールの刺激はあるもののライトで甘く飲みやすい印象であり、酸味や辛味などのバランスが良くまとまった味わいです。
余韻はほとんどなく、すっきりしたフィニッシュになります。
低価格で購入できるブレンデッドではあるものの、日本における流通数は少ないため、販売されている場所が限定的という意味で入手しにくいです。
画像引用:https://www.liquor-nce.com/whisky/house-of-peers-5year-the-classicblend
ハウス・オブ・ピアーズ クラシックブレンドは、アメリカ市場向けに販売されている5年熟成のハウス・オブ・ピアーズです。
甘いバニラと大麦の風味が特徴であり、トフィーのマイルドでライトな風味が楽しめます。
画像引用:https://www.liquor-nce.com/whisky/house-of-peers-8year-the-superior-blend
ハウス・オブ・ピアーズ 8年は、8年以上熟成させた原酒を使用したブレンデッドウイスキーです。
草とトロピカルフルーツのような香りがあり、バナナの甘みとほのかなスパイス感があります。
画像引用:https://www.liquor-nce.com/whisky/house-of-peers-12-year-the-specailreserveblend
ハウス・オブ・ピアーズ 12年は、12年以上熟成させたシェリー樽のブレアアソール、インチガワ―がブレンドされています。
バニラとピスタチオの柔らかな香りに、スパイス感とスモーキーな風味が感じられる味わいとなっています。
画像引用:https://www.liquor-nce.com/whisky/house-of-peers-17-year-the-blenders-choice
ハウス・オブ・ピアーズ 17年は、17年以上熟成させた原酒を使用することで柔らかく飲みやすい味わいに仕上がっています。
アプリコット、ピーチなどフルーティーな風味があり、クリーミーな口あたりが楽しめます。
画像引用:https://www.liquor-nce.com/whisky/house-of-peers-21-year-the-the-celebration-blend
ハウス・オブ・ピアーズ 21年は、ベンネヴィス、モートラックを使用した21年以上熟成させたハウス・オブ・ピアーズです。
砂糖漬けされたフルーツとヘーゼルナッツの風味があり、ほのかなスモーク香が味わいのバランスを取っています。
画像引用:https://www.liquor-nce.com/whisky/house-of-peers-25-year-the-old-rareblend
ハウス・オブ・ピアーズ 25年は、グレンロセス、ダフタウン、カリラなど様々なモルト原酒をブレンドした最高クラスのハウス・オブ・ピアーズとなっています。
華やかなフローラルなアロマ、柑橘系の果実とダークチョコレートの風味があり、熟成年数の長さから複層的な味わいです。
画像引用:https://www.whiskybase.com/whiskies/whisky/76910/house-of-peers-12-year-old
ハウス・オブ・ピアーズ 12年は、歴史ある銘柄であることから、12年物を中心にオールドボトルが流通していました。
同じ12年物でも流通時期によってラベルデザインが異なり、入手困難なボトルとなっています。
ハウス・オブ・ピアーズのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハウス・オブ・ピアーズは、スタンダードボトルを含めてストレートでも飲みやすいライトな味わいのウイスキーとなっています。
アルコール感も弱めとなっており、風味のバランスも良いことから、最初はそのまま飲むことをおすすめします。
低価格のウイスキーでストレートで飲める銘柄を探している方にも向いているボトルです。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ハウス・オブ・ピアーズは、ハイボールにすることでより甘くて飲みやすいハイボールになります。
炭酸の爽快感との相性も良いことから、ストレート以外の飲み方を試すならハイボールが良いでしょう。
コスパの良いハイボールの飲み方とおすすめ銘柄については以下の記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
ハウス・オブ・ピアーズは、ライトで飲みやすく熟成年数の短いスタンダードボトルを含めて、アルコールの刺激が少ないことからストレートで飲む銘柄を探している方におすすめの銘柄です。
反対にハイボール以外の加水する飲み方は、ハウス・オブ・ピアーズが持つ風味が隠れてしまうことが気になりやすいものとなっています。
地域によって流通しているボトルの種類は異なりますが、スタンダードなハウス・オブ・ピアーズが入手しやすいため探してみましょう。