
ジョニーウォーカー ブラックルビーとは? 味わいとおすすめの飲み方
- ウイスキー銘柄
ジョニーウォーカー ブラックルビーは、2025年4月1日に全国発売された、ジョニーウォーカーの「ブラックラベル」シリーズの新商品です。
人気スコッチブランドであるジョニーウォーカーの新作は2017年に発売された「ジョニーウォーカー 18年」以来であり、2025年発売のウイスキーのなかでも日本を含めたウイスキー愛好家の多くが注目しました。
ブラックルビーという名称によって、高級宝石ルビーのような鮮やかで深みのある色と、ベリー系の果実の豊かな味わいを表現しています。
この記事では、ジョニーウォーカー ブラックルビーの味わいとおすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000077535.html
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
希望小売価格 | オープン価格 |
ジョニーウォーカー ブラックルビーは、「ブラックラベル」「ダブルブラック」など、ジョニーウォーカーが販売するブラックコレクションの新しいラインナップとして販売された新商品です。
従来のスモーキーで力強い印象のスコッチウイスキーの中に、より洗練されたフルーティーさと甘みをプラスすることを目標として開発されました。
ジョニーウォーカーのマスターブレンダーであるエマ・ウォーカー氏によって手掛けられ、愛好家だけでなく、スコッチウイスキー初心者にも親しみやすい味わいを目指しています。
赤ワイン樽、ペドロ・ヒメネスやオロロソのシェリー樽、バーボン樽の異なる3つの熟成樽をブレンドすることで、複雑で奥深い味わいを実現しています。
ジョニーウォーカーは、19世紀末にスコットランドで創業されて以来、世界中で愛されるスコッチウイスキーを代表するブランドです。
もともとは家族経営の小さな酒屋からスタートし、時代とともに成長を続け、現在ではディアジオグループに属する主力商品となりました。
長い歴史の中で、ブランドは伝統的な蒸留法や熟成技術を守りぬいてきました。
そのうえで、市場の変化や消費者ニーズに応じた革新的な製品開発とマーケティング施策を実施することで、日本を含めて世界中で多くのファンを獲得しています。
2025年に新たに発売されたジョニーウォーカー ブラックルビーも現在のウイスキー市場のニーズに応えた革新的な新製品といえるでしょう。
ブラックルビーにも描かれているブランドのシンボルである「ストライディングマン(歩く男)」は、未来を歩く男というイメージでデザインされています。
ジョニーウォーカーについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000077535.html
ブラックルビーは、テレビCM、イベント、デジタルマーケティングなど、多角的にプロモーションをおこなっています。
ファッションショーのランウェイをテーマに「甘く、鮮やかに、夜がはじまる。」のメッセージとともにブラックルビーのイメージをスタイリッシュに表現しました。
また、東京・渋谷エリアを中心とした大型広告キャンペーンを開催、夜の街に溶け込むようにブラックルビーが映える様子が公開されます。
これらのプロモーションは、SNSなどを通じて大きな話題となり、若年層を中心に大きな知名度を獲得しました。
2025年4月2日~4月7日にかけて、コラボレーションイベントの「JOHNNIE WALKER BLACK RUBY presents “THE WALKERS IN TOWN 2025”」も開催。
著名なDJやアーティスト、ファッションブランドとコラボレーションするなかで、「ジョニーウォーカー ブラックルビー」を使用したハイボール・カクテルが提供されました。
2025年4月1日~7月31日にかけて、ブラックルビーを含むブラックコレクション3種を楽しめるハイボールキットが当たる抽選イベントも実施しています。
プロモーション全体で人気が高いウイスキーの飲み方であるハイボールを推奨しており、カジュアルにウイスキーを楽しみたい人を含めて心惹かれる内容となっています。
多角的なプロモーションによって存分に魅力を表現しているウイスキーといえるでしょう。
ジョニーウォーカー ブラックルビーは、果実味とスモーク、シェリー樽由来の芳醇な甘みが特徴的な柔らかな口あたりのウイスキーです。
以下にテイスティングノートをまとめました。
概要 | 内容 |
香り | ブラックベリー、ナッツ、スパイス感じるピート香 |
味わい | 甘く酸味のあるフルーティーな味わい |
余韻 | 長く続くスモーキーさ |
ブラックベリー、熟したプラム、ラズベリーといった赤系果実のフルーティーなアロマ、軽いスパイス感やわずかに感じるピートの香りと複雑に絡み合います。
樽由来のほのかなナッツのニュアンス、バニラ・蜂蜜を連想させる柔らかな香りが加わり、奥行きのある香りといえるでしょう。
赤ワイン樽とシェリー樽原酒の濃厚でフルーティーな甘味と酸味、バーボン樽由来のバニラとキャラメルがほのかに感じられます。
穏やかなピート感が後味にスモークのアクセントとして現れるため、飲んだ後も長く余韻が楽しめることでしょう。
ブラックルビーの名前、ラベルデザインなどのイメージから想起される味わいにできる限り近づけた上質な味わいが魅力です。
ジョニーウォーカーのブラックラベルシリーズ(ブラックコレクション)には、ブラックルビーを除くと2種類の銘柄があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
画像引用:https://www.johnniewalker.com/ja-jp/our-whisky/core-range/johnnie-walker-black-label/
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
参考価格 | 3,500円 |
ジョニーウォーカー ブラックラベルはジョニ黒の愛称で親しまれており、12年以上熟成させた原酒のみを使用するブラックラベルシリーズを代表するブレンデッドウイスキーです。
ドライフルーツや柑橘系の果実、青リンゴのような爽やかな果実のニュアンスがあり、モルトの香ばしさとほのかなスモーキーさと調和します。
キャラメルやバニラのコク、さらには軽いスパイス感が重なり、豊かで複雑な味わいが特徴的。
まろやかでありながらも、時折感じる軽い苦味が、熟成樽由来の風味と見事に調和します。
ほのかなスモークが感じられ、心地いい余韻を楽しめることでしょう。
ブラックラベルシリーズのなかでも最も入手しやすいことから、ウイスキー初心者の方はこちらのボトルから購入してもいいかもしれません。
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年の種類と味わい、おすすめの飲み方
画像引用:https://www.johnniewalker.com/ja-jp/our-whisky
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
参考価格 | 4,000円 |
ジョニーウォーカー ダブルブラックは、ブラックラベルをベースとしながらも、より濃厚にスモーキーさとピート感が強調されました。
ウイスキー愛好家から支持される深い味わいが特徴であり、ファンの間では親しみを込めてジョニ黒黒と呼ばれることも。
燻製されたオークやチャーされた木のニュアンスが際立ち、しっかりとしたピートのスモークが最初に感じられます。
ほのかなバニラ、キャラメル、コショウのようなアクセントによって複雑な味わいに仕上がっています。
フィニッシュにおいても強いスモークが余韻として残り、ほのかな甘みとスパイシーさも感じられます。
ブラックルビー、ブラックラベルとともに飲み比べするウイスキーにおすすめです。
ジョニーウォーカー ブラックルビーのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ジョニーウォーカー ブラックルビーが持つベリー系の果実を思わせるフルーティーさをダイレクトに味わうならストレートがおすすめです。
ストレートでは果実の酸味がある風味が強調される印象であり、甘酸っぱい味わいが好きな方におすすめといえるでしょう。
ジョニーウォーカーらしいほのかなスモーキーさも感じられるため、まずはストレートで飲んでみたいところです。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?人気の銘柄・安い銘柄10選!
ジョニーウォーカー ブラックルビーは、炭酸水で割ることで軽快な飲み口になるため、カジュアルにウイスキーを楽しみたい方に向いています。
ハイボールにすると甘味・酸味だけでなく、苦味も際立つため、スイートでビターな味わいが好きな方に魅力のある味わいです。
ブラックルビーに対して甘い味わいを求めている場合は、割る炭酸水をコーラにすると、よりカジュアルで飲みやすくなります。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説
ジョニーウォーカー ブラックルビーはカクテルを作るのにも推奨されており、イベントではカラメルリキュールを使用したオリジナルカクテルも提供されました。
クランベリージュースを使用するシンプルなジュース割り、酸味のあるフルーティーさから柑橘系の果実と合わせることも考えられます。
カクテルを作るなら凝ったカクテルよりも、シンプルなカクテルのほうがブラックルビーの良さを味わいやすいため、オールド・ファッションドを試してみるといいでしょう。
オールド・ファッションドは「古風な」という意味の昔ながらのシンプルなカクテルであり、ベースとなるウイスキー本来の風味をカジュアルに楽しめます。
材料 | 分量 |
ジョニーウォーカー ブラックルビー | 45ml |
角砂糖 | 1個 |
アロマティックビターズ | 2ダッシュ |
スライスオレンジ | 1個 |
スライスレモン | 1個 |
マラスキーノチェリー | 1個 |
作り方
オールド・ファッションドのレシピでは、オレンジ・レモンを飾り付けるのが一般的であり、酸味のあるフルーティーさを持つブラックルビーとの相性もいいです。
赤い宝石を思わせるマラスキーノチェリーは、ルビーをコンセプトとするブラックルビーのカクテルに飾り付けると雰囲気を盛り上げてくれることでしょう。
バーボンなどのアメリカンウイスキーを使用することが一般的であるオールド・ファッションドですが、スコッチで作っても魅力的なカクテルに仕上がります。
オールド・ファッションドについては以下の記事で詳しく紹介しています。
オールド・ファッションドとは? カクテルの作り方、ベースにおすすめのウイスキー
ジョニーウォーカー ブラックルビーは、2025年4月1日(火)に日本全国で発売されました。
2017年に発売された「ジョニーウォーカー 18年」以来、約7年半ぶりの新商品です。
ジョニーウォーカー ブラックルビーは、Amazon(アマゾン)、楽天市場などのオンラインショップ、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの家電量販店でも販売されています。
ただし、4月1日の発売後、想定を超える人気の高さから一時的に出荷が停止されたことがあり、タイミングによっては入手困難になる場合もあります。
【Amazon】
【楽天市場】
良い評判 | 悪い評判 |
クセが少なく飲みやすい | コスパがよくない |
ボトルデザインが美しい | カクテル以外には向いていない |
ハイボールが合う | - |
ジョニーウォーカー ブラックルビーは、ウイスキー初心者からもクセが少なく飲みやすいという評価を得ています。
また、ボトルが美しく、デザインに惹かれて購入した人もいました。
飲み方はハイボールなどカクテルに合うという意見は多い反面、カクテル以外の飲み方は評価できないという声も。
また、ジョニーウォーカー ブラックルビーはブラックラベルシリーズのなかでも高価格で販売されていることから、一番安いブラックラベルと比較してコスパが悪いという意見もありました。
一部では否定的な意見もありましたが、総合的に良い評価を得ているウイスキーです。
伝統的なジョニーウォーカーから新しく発売された革新的なウイスキーであるブラックルビーは、プロモーション戦略の成功を含めてブームを巻き起こしています。
ウイスキー初心者の方はハイボール・カクテルをはじめカジュアルな飲み方で飲みやすく、愛好家もうならせる複雑な味わいが魅力です。
ジョニ黒などのブラックラベルシリーズを飲んだことがある方も、ウイスキーに対する知識はなくてもラベルに惹かれた方も飲んでみましょう。