山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
キリンウイスキー陸は、キリンから販売されている富士山麓の後継として発売されたブレンデッドウイスキーです。
グレーン原酒が主体のブレンデッドウイスキーであり、同社の主力銘柄として販売されています。
グレーン主体のウイスキーであるため、ライトでフルーティーでクセがなく飲みやすい味わいに仕上がっているのが特徴です。
この記事では、キリンウイスキー陸の種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所 - https://www.kirin.co.jp/experience/factory/gotemba/
キリンウイスキー陸は、キリンディスティラリーが所有する富士御殿場蒸溜所の原酒を使用したグレーン原酒が主体のブレンデッドウイスキーです。
キリンが販売していた富士山麓の後継として販売されたウイスキーが陸であり、現在では主力の銘柄となっています。
グレーン原酒が主体のクセがなく飲みやすいウイスキーであり、ほのかに甘い香りと澄んだ口あたりが特徴です。
キリンウイスキー陸の歴史と製造方法について解説します。
富士山麓は、2005年にキリンから発売された銘柄であり、スタンダードボトルの「富士山麓 樽熟原酒50°」と「富士山麓18年」の2種類が販売されました。
日本におけるウイスキーブームの到来を迎え、ブームを支えてきた富士山麓ですが、他のジャパニーズウイスキーと同様に富士御殿場蒸溜所も原酒不足に陥ります。
原酒不足を解決するための方法は、主力として発売している富士山麓の販売を停止して、新たにキリンウイスキー陸を販売することでした。
このような背景で生まれたのがキリンの新たなブレンデッドウイスキーである陸です。
陸と富士山麓の大きな違いは原種の構成比であり、富士山麓がモルト主体のブレンデッドウイスキーであるのに対して、陸がグレーン主体となっています。
2020年に発売されたキリンウイスキー陸は、その2年後の2022年に大幅なリニューアルされており、キリンウイスキーの新たな歴史を刻んでいます。
ブレンデッドウイスキーは個性的な味わいを持つモルト原酒と、クセがなく飲みやすいグレーン原酒をブレンドして作るウイスキーです。
陸はブレンデッドウイスキーの中でもグレーンウイスキーが主体となっているウイスキーであり、富士御殿場蒸溜所で製造されたグレーン原酒と海外から輸入したモルト原酒をブレンドしています。
海外原酒を使用していることから、日本洋酒酒造組合が制定したジャパニーズウイスキーの基準を満たさず、国産ブレンデッドウイスキーという扱いになっています。
富士山麓と共通してノンチルフィルタードによるボトル詰めを行っており、香味成分がほとんど析出させずに原酒が持つ香りや味わいを楽しみやすいです。
加水は少なめとなっており、アルコール度数は50%に調整されているため、陸の度数は高いので、アルコールに弱い人は飲み方には注意が必要になります。
キリンディスティラリーが所有する富士御殿場蒸留所についてはこちらのページで紹介しています。
キリンウイスキー陸の種類は、現在の時点で主に販売されている銘柄の種類は1つとなっています。
詳しく見ていきましょう。
画像引用:https://products.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/detail.html?id=6485
キリンウイスキー陸は、2020年から富士山麓の後継としては販売されるようになったブレンデッドウイスキーであり、スタンダードボトルでありながら現行で販売されている唯一の銘柄になります。
桃、オレンジ、リンゴを思わせるほのかにフルーティーな香りがあります。
口に含むとスムースでありながら、深みのある風味が広がる、澄んだ味わいが特徴的です。
フィニッシュは、フルーティーな余韻が長く続きます。
近年におけるウイスキーのトレンドに合わせた味わいであり、ハイボールであればウイスキー初心者も飲みやすいです。
画像引用:https://products.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/detail.html?id=6485
通常のボトルは500mlとなっていますが、4,000mlの普段飲みのハイボールに使用しやすいボトルも販売されています。
味わいやアルコール度数にも変化はないので、2回目の購入で飲み方に合わせて選択するのが良いでしょう。
キリンウイスキー陸のおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
キリンウイスキー陸は、公式でもハイボールで飲むことが推奨されている銘柄です。
ハイボールを作る場合は、ウイスキーと炭酸水の割合は、1:5がおすすめとなっています。
ノンチルフィルタードでアルコール度数の高いので、ウイスキー初心者やアルコールに弱い人を含めて万人受けする飲み方であれば、ハイボールが適切といえるでしょう。
ウイスキーをスイーツのように楽しめる飲み方には、ホットシナモンウイスキーがあります。
作り方は以下の通りです。
材料
作り方
キリンウイスキー陸とシナモンの香りと風味の相性がよく、甘い味わいが堪能できます。
飲むスイーツともいえるウイスキーの新しい楽しみ方となっていますので、陸を飲むのであれば一度試してみましょう。
ウイスキーのおすすめの割り方について知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーのおすすめの割り方15選!基本の割り方や意外なものまで
キリンウイスキー陸は、キリンがこれまで販売してきた富士山麓の後継として販売された銘柄になります。
富士山麓から陸に変わった背景には、ジャパニーズウイスキーの原酒不足があり、銘柄の変更を惜しむ声も多いですが、新たに販売された陸も魅力のある銘柄です。
公式も飲み方としてハイボールを推奨しているので、ハイボールや、ホットシナモンウイスキーなど飲み方を工夫して楽しむのが良いでしょう。