山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ペニーパッカーは、アメリカのケンタッキー州で製造され、ドイツのBORCO社がボトリングしたバーボンウイスキーです。
ヨーロッパ市場向けに販売されたバーボンでしたが、人気の高さからアメリカ国内でも販売されるようになりました。
口あたりが非常に軽くストレートでも水のように飲めるバーボンであり、日本における知名度は低いものの、初心者向けのウイスキーといえます。
この記事では、ペニーパッカーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ペニーパッカーは、アメリカのヘブン・ヒル蒸留所で製造され、ドイツのBORCO社がボトリングするバーボンウイスキーです。
日本では広く流通していないバーボンであることから情報が少ないですが、著名なウイスキー品評会である「The Tasting Panel Magazine Distillery of the Year」でも評価された確かな実績があります。
BORCO社は1973年にペニーパッカーのブランドを買収しています。
同社はアメリカに蒸溜所を持っていませんでしたが、サテンウッド蒸留所という実在しない蒸溜所で製造されており、実際にはワイルドターキー蒸溜所で製造されていたようです。
ヨーロッパ市場で流通している商品ではありますが、ヘブンヒルで製造されるようになってから2010年代にアメリカ市場でも流通するようになり、広く販売されるようになりました。
バーボンらしい甘みとコクのある味わいが特徴であり、口あたりが軽いことから水のように飲めてしまう飲みやすいウイスキーです。
低価格で購入しやすいバーボンではありますが、広く日本に流通していないことから入手方法が限られることがあります。
ヘブン・ヒル蒸留所の概要についてはこちらのページにまとめています。
ペニーパッカーの種類と味わいについて紹介します。
画像引用:https://privateceller.es/ja/bourbon-whisky-liquor-spirits/4575504-penny-packer-70-cl-4062400101103.html
ペニーパッカーは、ヘブン・ヒル蒸留所で製造されるバーボンウイスキーであり、低価格で購入しやすいバーボンとなっています。
バニラとキャラメルを思わせる甘い香りが広がり、コショウのスパイス感があることも特徴です。
甘くて飲みやすい味わいであり、口あたりが非常に軽く、水のように飲めるウイスキーとなっています。
後味はすっきりしており、さっぱりとしたフィニッシュです。
バーボン初心者の方や、普段飲みで飲みやすいバーボンを探している方におすすめの銘柄です。
画像引用:https://whiskyauctioneer.com/lot/6181904/penny-packer-8-year-old-bourbon-whiskey-1972
ペニーパッカー 8年は、イリノイ州ピーキンの蒸留所からBORCO社にブランドが買収される1972年に製造された8年物のウイスキーです。
ペニーパッカーの中でもレア度の高いオールドボトルであり、歴史ある銘柄であることからオークションなどでオールドボトルが出品されることもあります。
ペニーパッカーのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ペニーパッカーは、口当たりが非常に軽いことからストレートで飲みやすいバーボンとなっています。
アルコール度数は他のウイスキーと変わらず40%であることから、飲みすぎには注意が必要ですが、ついつい飲み過ぎてしまうほど飲みやすいです。
バーボンウイスキーをストレートでそのまま飲みたい方に向いている銘柄といえるでしょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ペニーパッカーは低価格で購入しやすいことから、ソーダ割りで楽しむのにも適しています。
ハイボールにすることでさらに飲みやすくなり、食中酒にもおすすめとなります。
バーテンダーのようにウイスキーに対して深い知識を持っている方が、ウイスキーを飲んだことがない方におまかせでウイスキーを提供する候補としてペニーパッカーが挙がるほど入門酒に適した銘柄です。
コスパの良いハイボールの飲み方とおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
ペニーパッカーは、日本における知名度は高くありませんが、バーボンウイスキーの入門酒として価格を含めて適していることからバーボン初心者におすすめの銘柄となっています。
ブランドの買収まで遡れば歴史あるバーボンであるため、オールドボトルのコレクションなどの楽しみ方もできます。
ラベルデザインは歴史の中で変更されていますが、基本的には1種類のラインナップであるため、迷うことなく購入できるでしょう。