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- ウイスキー基礎知識
ウイスキー初心者に人気の飲み方であるハイボールはスコッチウイスキーにおいても例外ではなく美味しく飲むことができます。
また、アルコール度数を下げるだけでなく、スコッチウイスキー特有のスモーキーな香り緩和してくれるのでハイボールとの相性は抜群です。
ただし、スコッチウイスキーの種類は豊富であるためハイボールが合うものと合わないものがあるので合うウイスキーの特徴を理解しておきましょう。
この記事ではスコッチウイスキーをハイボールで飲む際の魅力と注意点、ハイボールの合うウイスキーの選び方と銘柄も紹介します。
この記事のポイント
スコッチウイスキーをハイボールで飲む魅力は2つあります。
それぞれ詳しく解説します。
ハイボールの魅力は口に含んだ瞬間に感じられる爽快な飲み口です。
香りや風味の強いスコッチウイスキーの中にはストレートでは飲みにくい銘柄もありますが、ハイボールにするだけで飲みやすくなります。
また、香りや風味の強いウイスキーはハイボールにしても特有の味わいが残りやすいので本来の魅力を損なうことがありません。
ウイスキー初心者の方はいきなりストレートで飲むのではなく、飲みやすいハイボールから試してみるのもおすすめです。
ウイスキーは非常にアルコール度数が高いお酒であり、スコッチウイスキーのアルコール度数は40度以上と定義されています。
ハイボールを含む水割り、ロックなどの飲み方はウイスキーのアルコール度数を下げ、アルコールに弱い人でも飲みやすくする効果があります。
特にハイボールは炭酸水と氷でウイスキーを割るのが一般的であるため、水割りやロックと比較してもアルコール度数が下がりやすい飲み方です。
ハイボールは爽快で飲みやすく、アルコールに弱い人でも飲みやすい飲み方であるためウイスキー初心者におすすめの飲み方といわれているのです。
ハイボール以外のウイスキーの飲み方について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ウイスキーのおすすめの飲み方はこちら!さらにウイスキーを楽しもう!
ハイボールに合うスコッチウイスキーの選び方のポイントは2つあります。
それぞれ解説していきます。
スコッチウイスキー特有のスモーキーな香りは好き嫌いが分かれやすい香りです。
この香りは慣れるほどクセになることも多いですが、慣れていない方がスモーキーさが強いスコッチウイスキーを飲んでしまうとウイスキーに苦手意識を作る原因になることも。
ストレートで飲む場合は刺激が強くても、ハイボールにすることでクセのあるスモーキーな香りが弱まり飲みやすくなります。
また、スコッチウイスキーを食事と合わせる場合はクセのあるスモーキーな香りが料理によっては邪魔になることがあるので、ハイボールにしてクセを弱めることで食中酒にすることも可能です。
スモーキーなスコッチウイスキーは飲みやすいハイボールで飲むのがおすすめになります。
スコッチウイスキーがスモーキーな香りを持つ理由と具体的な銘柄について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
スモーキーな香りが特徴のおすすめのスコッチウイスキーをご紹介!
ハイボールはストレートで飲むよりもウイスキーを多く消費するので、高級ウイスキーをハイボールにするのはコストパフォーマンスが悪いです。
また、繊細な香りと風味を持つ高級ウイスキーをハイボールにしてしまうと、ウイスキー本来の味わいを損ねることがあります。
高級ウイスキーはストレートでじっくり飲むほうが本来の香りと風味を長く楽しめます。
ウイスキーは開栓した後でも適切な保存下であれば3ヶ月~半年以内であれば大きな劣化を感じることなく飲めるので、価格の高いウイスキーを湯水のようにすぐに飲みきってしまうのはもったいないです。
ウイスキーをハイボールにするなら価格が安くコスパのいい銘柄を選んだほうがよいでしょう。
ハイボールで飲むのがおすすめのスコッチウイスキーを3つ紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
タリスカーはスカイ島で製造されるスコッチウイスキーであり、スコットランドの中でも規模が非常に大きいタリスカー蒸留所で生産されます。
スコッチウイスキー特有のスモーキーな香りに加えて、海辺の蒸留所で生産されている影響でほんのり潮の香りも。
辛口でスパイシーな味わいはハイボールにしても薄れにくいです。
タリスカーの代表的な飲み方には「タリスカー スパイシー ハイボール」があり、タリスカーを炭酸水で割った後に黒コショウをかけることでタリスカーのハイボールがよりスパイシーな味わいになります。
タリスカーを飲むなら一度は試してみたい飲み方です。
タリスカーについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
スコッチウイスキー『タリスカー』の種類とおすすめの飲み方をご紹介
バランタインはスコッチウイスキーの代表的なブレンデッドウイスキーになります。
約40種類のモルト原酒をブレンドすることで深みのある複雑な味わいに仕上げながらも、口当たりはなめらかで初心者も飲みやすいです。
バランスのいい味わいのウイスキーはストレートで飲むのはもちろん、ハイボールにしても美味しく飲めます。
価格も安いのでコスパを考えても気兼ねなくハイボールで飲むことが可能です。
バランタインについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
バランタインは種類豊富なウイスキー!味の特徴やおすすめの飲み方は?
アードベッグはスモーキーな香りが強い銘柄が多いことで知られるアイラ島で生産されるアイラウイスキーの中でも特に強い香りを持っています。
クセが非常に強く初心者の方がストレートで挑戦するのは難しい銘柄であるため、初めて飲むならハイボールにして飲むことをおすすめします。
ハイボールにしてもスモーキーな香りは失われることがなく、アードベッグの特徴であるほのかな甘みと複雑な味わいを味わいやすいです。
アードベッグに関わらず、ラフロイグ、カリラといったスモーキーな香りが強いアイラウイスキーもまずはハイボールから試してみると飲みやすくなるでしょう。
最後にウイスキーでハイボールを作る際の注意点を2つ解説します。
それぞれ確認していきます。
ウイスキーでハイボールを作るなら混ぜすぎて炭酸が抜けてしまい爽快感失われることは避けたいところです。
コーヒーや紅茶を混ぜるときに使うマドラーはウイスキーを混ぜるのにも使用されます。
マドラーはゆっくり沈めてすくい上げるように混ぜるのがコツです。
炭酸が抜けないように慎重にウイスキーと炭酸水を混ぜることができれば、爽快感のある美味しいハイボールが楽しめます。
ウイスキーのハイボール割りは氷と炭酸水を使用するのが一般的であり、氷を使用する都合上、意図しない氷解によってウイスキーの味わいが損なわれる可能性があります。
ハイボール用の氷が溶けやすくなるのを防ぐためには、あらかじめグラスを冷やしておくというひと手間が重要です。
ウイスキーをグラスに注ぐ前に、氷と水を入れてマドラーで軽くかき混ぜることでグラスを冷やします。
グラスが冷えたことを確認したらグラスの中身を捨てましょう。
冷蔵庫でも冷やせますが庫内のニオイがグラスに移ることも考えられるので、ウイスキーの香りを損ねないためにも手作業によるグラスの冷却が必要なのです。
また、グラスに入れる氷もできる限り同じサイズの氷を選ぶと、氷解の時間に差が生じにくいのでハイボールの味も変化しにくいですよ。
スコッチウイスキー特有の強いスモーキーな香りはハイボールとの相性がよいので、このような特徴を持つスコッチはハイボールにしても美味しく味わえるでしょう。
ウイスキー初心者におすすめできる飲み方であるため、初めてスコッチウイスキーを飲むなら安いブレンデッドウイスキーを購入してハイボールにするのもおすすめです。
飲みやすいハイボールからウイスキーの魅力を知り、豊富にあるスコッチウイスキーを飲み進めていきましょう。