ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ザ・ダブリナーは、ファースト・アイルランド・スピリッツ社が製造・販売しているアイリッシュウイスキーです。
その名のとおりアイルランドの首都であるダブリンの名を冠する銘柄であり、ダブリンを象徴するウイスキーになる願いを込めて付けられました。
バーボン樽熟成によるバニラの風味とりんごの甘い風味が特徴的なアイリッシュウイスキーらしい飲みやすい味わいです。
この記事では、ザ・ダブリナーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
ザ・ダブリナーは、クインテッセンシャル・ブランズ・グループが保有するファースト・アイルランド・スピリッツ社で製造・販売されているアイリッシュウイスキーです。
「ダブリンを象徴するもの」という意味であるザ・ダブリナーは、ブッシュミルズ蒸留所のマスター・ディスティラーであったダリル・マクナリー氏を製造責任者に造られています。
バニラの風味とりんごのようなフルーティーな風味が特徴的であり、まろやかで豊かな味わいが楽しめます。
ザ・ダブリナーの歴史と製造方法を見ていきましょう。
ザ・ダブリナーはクインテッセンシャル・ブランズ・グループのファースト・アイルランド・スピリッツ社によって生産されてきました。
同社はイギリス有数の酒類企業であることを活かし、主要なウイスキー蒸留所と取引を行い、良質な原酒を仕入れています。
30年以上のリキュール製造の経験もある歴史と実績を持つ企業です。
製造責任者はダリル・マクナリー氏であり、17年間、ブッシュミルズ蒸溜所のマスター・ディスティラーを務めた経験があります。
現在は、ダブリン市のリバティーズにある蒸溜所でザ・ダブリナーは製造されており、ボトルデザインも最初の販売から幾度か変更されています。
ダブリン リバティーズ蒸留所では、ザ・ダブリナーのほかにもザ・ダブリン・リバティーズを生産しています。
こちらの銘柄は、ダブリンの歴史においてヨーロッパでも悪名高き腐敗地区であったことを想起させるような、コンセプト性の強い銘柄です。
この蒸溜所は1700年から建物は存在していましたが、正式なオープンは2019年であり、新規精鋭のアイルランドの蒸溜所になります。
ザ・ダブリン・リバティーズを詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ザ・ダブリナーは責任者のダリル・マクナリー氏により、良質な原酒が選び抜かれて造られています。
ザ・ダブリン・リバティーズ蒸溜所では、蒸溜所内にある井戸から水を汲んで仕込み水としており、原料となるモルトはすべてアイルランドの農家から調達しています。
ダブリンの名を冠するのにふさわしいアイルランドの地元の自然を活かしたウイスキー造りです。
基本的にはバーボン樽による熟成を行っていますが、ビールを熟成させた樽で追熟するビアカスクシリーズも販売しています。
ザ・ダブリナーの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://www.kokubu.co.jp/brand/101/7721274.html
ザ・ダブリナーは、リフィルのバーボン樽で3年以上熟成させたザ・ダブリナーのスタンダードとなる銘柄です。
バニラとはちみつの甘い香りにりんごの風味が感じられ、まろやかで滑らかな口あたりになります。
初めてザ・ダブリナーを飲むならこちらの銘柄がおすすめではありますが、こちらは新ボトルのデザインであり、下記で紹介するラインナップと近いデザインの旧ボトルも存在します。
※参考
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/yunyuusyu/70959/
画像引用:Amazon.co.jp
ザ・ダブリナー 10年は、ザ・ダブリナーを10年以上熟成させたワンランク上の銘柄です。
バニラのフレーバーにチョコレートのような風味が加わり、甘い味わいでありながらほどよいスパイシーさと辛みがあります。
限定300本の販売となっているため、10年物でありながら一定の希少性を持ちます。
画像引用:https://www.kokubu.co.jp/brand/101/7721216.html
ザ・ダブリナー マスター・ディスティラーズ・リザーブは、その名のとおり、マスター・ディスティラーであるダリル・マクナリー氏のこだわりが詰まった銘柄です。
厳選したアメリカンオークのバーボン樽で熟成したモルトウイスキーとグレーンウイスキーを絶妙な配合でブレンドしています。
フルーティーさが前面に出た甘い味わいのウイスキーでありながら、スパイシーさもあるバランスの取れた味わいです。
画像引用:https://www.kokubu.co.jp/news/2020/detail/0630000000.html
ザ・ダブリナー ビアカスク ファイブ・ランプス アイリッシュ・レッドエールは、ザ・ダブリナーのビアカスク(ビール樽)シリーズの1つです。
ファイブ・ランプス・ブリュワリーという会社のアイリッシュレッドエールを熟成させた樽で追熟させています。
香ばしさと柑橘系の果実の風味が感じられ、大麦の長い後味が感じられます。
画像引用:https://www.kokubu.co.jp/news/2020/detail/0630000000.html
ザ・ダブリナー ビアカスク ラスカルズ コーヒースタウトは、コーヒースタウトを熟成させた樽でザ・ダブリナーを追熟させています。
コーヒースタウトとは、コーヒーと黒ビール(スタウト)を融合させたビールのことであり、苦みなどの共通の特徴を持つコーヒーと黒ビールを組み合わせた飲み物です。
青リンゴと白桃のフルーティーな風味の後に、コーヒースタウトらしい心地よいコーヒーの後味が感じられます。
画像引用:https://www.kokubu.co.jp/news/2020/detail/0630000000.html
ザ・ダブリナー ビアカスク オハラズ アイリッシュスタウトは、オハラズ・ブリュワリーのアイリッシュスタウトを熟成させた樽で追熟しています。
ラズベリーなどのフルーティーな味わいがあり、ミルクチョコレートのような風味が感じられます。
ビアカスクシリーズは、特殊な樽で熟成されたウイスキーを飲んでみたい方におすすめです。
ザ・ダブリナーのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ザ・ダブリナーは、ほかのアイリッシュウイスキーと同様に飲みやすいことからストレートがおすすめです。
特にビアカスクシリーズを飲むなら、それぞれの特徴を味わうためにそのまま飲むほうが良いでしょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ザ・ダブリナーの甘い味わいは炭酸を加えることで、酸味と爽快感が出るため、ハイボールはおすすめです。
ウイスキー初心者をはじめ気軽にザ・ダブリナーを飲みたい方はハイボールから試しましょう。
ザ・ダブリナーは、アイルランドの首都であるダブリンを象徴するアイリッシュウイスキーです。
そのなかでもビアカスクシリーズは、ウイスキーをさまざまな種類のビール樽で熟成させた個性的な銘柄となっています。
初めて飲むならスタンダードなザ・ダブリナーか、ビアカスクシリーズが気になる方は好みの銘柄を探してみるのが良いでしょう。