山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ザ・ダンディーは、アンガスダンディー社が製造・販売するスコッチウイスキーです。
アンガスダンディー社が所有するグレンカダムをキーモルトにしたバランスが取れた味わいのブレンデッドとなっています。
グレンカダムらしいフルーティーでクリーミーな味わいの特徴が感じられる、複層的な味わいが魅力的です。
この記事では、ザ・ダンディーの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
ザ・ダンディーは、スコットランドのアンガス・ダンディー社がリリースするブレンデッドウイスキーです。
アンガス・ダンディー社では自社で所有している蒸溜所のグレンカダム・トミントールを中心にシングルモルトをメインに展開していますが、両蒸溜所にはブレンディング設備があり、ブレンデッドもリリースしています。
グレンカダムをキーモルトにしていることから、ベースはグレンカダムで厳選されたモルト原酒とグレーン原酒をブレンドすることでバランスの良い味わいに仕上げています。
ザ・ダンディーの概要と製造方法を見ていきましょう。
アンガス・ダンディー社は、1950年に元バーンスチュワート社の重役テリー・ヒルマン氏が、スコッチウイスキーのブレンディング会社として設立しました。
現在ではその息子であるタニア氏とアーロン氏が経営しています。
アンガス・ダンディー社は2つの蒸溜所を所有しており、2000年にトミントール蒸溜所を買収、2003年にアライド・ドメック社からグレンカダムを買収しています。
どちらのブランドもアンガス・ダンディー社の買収後にシングルモルトとして頭角を現わす一方で、ブランドを象徴する名称を持つブレンデッドウイスキーのザ・ダンディーのリリースも続けられました。
ザ・ダンディーのキーモルトはグレンカダムであり、他にも厳選されたスコッチのモルトウイスキーとグレーンウイスキーがブレンドされています。
ラインナップにはノンエイジ、10年があり、10年のボトルでは最高級のオーク樽で10年以上熟成された厳選された原酒を使用していると書かれています。
グレンカダムと飲み比べると確かにグレンカダムの特徴がわかるブレンデッドウイスキーです。
アンガス・ダンディー社の詳細についてはこちらのページで紹介しています。
ザ・ダンディーの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://www.angusdundee.co.uk/products/angus-dundee-brands/86-the-dundee-range
ザ・ダンディーは、アンガス・ダンディー社がグレンカダムをキーモルトにしてブレンドしたブレンデッドウイスキーです。
バニラのような甘さと、フローラルさも感じられる華やかでフルーティーな香りがあります。
ナッツとハチミツの風味に、クリーミーな口あたりが特徴的です。
オークの余韻が残る温かなフィニッシュとなっています。
グレンカダムの味わいや、フルーティーでクリーミーなウイスキーの風味が好きな方におすすめです。
画像引用:https://www.angusdundee.co.uk/products/angus-dundee-brands/86-the-dundee-range
ザ・ダンディー 10年は、グレンカダムを含めて10年以上熟成された原酒を使用したブレンデッドウイスキーです。
大麦の香りとショウガのスパイシーさがあり、ハチミツの香味がアクセントとなっています。
チョコレートのコクのある味わいが特徴的であり、フルーツケーキのような濃厚な甘みも感じられます。
ワンランク上のザ・ダンディーを飲みたい方に向いているボトルです。
ザ・ダンディーのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ザ・ダンディーの特徴であるフルーティーでクリーミーな味わいを楽しむなら、ストレートでそのまま味わうことをおすすめします。
ウイスキーが持つ甘みをダイレクトに感じられ、スパイス感を含めて複層的でバランスの良い味わいに仕上がっていることがわかります。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ザ・ダンディーはハイボールにすると、甘みが抑えられてすっきりとした味わいになります。
食中酒にもなりやすいことから飲む場面を選ばないため、おすすめの飲み方となっています。
ハイボールに合うスコッチウイスキーについてはこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説
ザ・ダンディーは、グレンカダムをキーモルトにしたブレンデッドウイスキーですが、日本においてはグレンカダムよりも売られていることが珍しいです。
現地のスコットランドを中心に入手しやすい場所もあるため、高価なウイスキーではなく日本における入手が難しいウイスキーとなっています。
グレンカダムやハイランドモルトが好きな方で見かけた場合は購入を検討したい銘柄です。