山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ニッカウイスキーがかつて販売していたザ・ニッカ 12年は、原酒不足から2019年に惜しまれながら終売しました。
現在では、2014年からニッカウイスキーの創業80周年・竹鶴政孝氏の生誕120周年を記念して、リニューアル品が販売されています。
入手難易度が高く、現在も高い需要を持つザ・ニッカ 12年は年々値上げが続いている人気のウイスキーです。
この記事では、終売したザ・ニッカ 12年について、その味わいやおすすめの飲み方、入手方法を解説します。
この記事のポイント
画像引用:https://www.nikka.com/
ザ・ニッカ 12年は、ニッカウイスキーから2019年まで販売されていたブレンデッドウイスキーです。
当時の終売理由に関してニッカウイスキーは、「熟成に時間のかかる原酒を将来に亘り有効、且つ安定的に活用するために、終売させていただくことといたします。」とコメントしています。
日本のウイスキーの原酒不足は深刻であり、ザ・ニッカ 12年に限らず、ニッカウイスキーでは同様の理由で終売した銘柄が多く存在します。
その後、ザ・ニッカ 12年の実質的な後継商品として、熟成年数を表記しないザ・ニッカ テーラード (Tailored)が販売されるようになりました。
原酒確保のために熟成年数の若い原酒を使用する方向にシフトしていることがうかがえます。
画像引用:https://www.nikka.com/products/blended/thenikka/
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 43% |
純アルコール量 | 10.3g |
参考価格 | 8,500円(税込) |
ジャパニーズウイスキーを取り巻く、原酒不足の厳しい現実の中で終売したザ・ニッカ 12年はすでに過去の商品となりましたが、現在でも古酒市場を中心に一定の流通が確認されています。
ザ・ニッカについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
ザ・ニッカ(THE NIKKA)の種類と味わい、おすすめの飲み方
ザ・ニッカ 12年は、12年以上熟成させた余市と宮城峡のモルト原酒と、カフェグレーンを使用したバランスの良い味わいが特徴のブレンデッドウイスキーです。
バニラとキャラメル、大麦を思わせる香ばしい香りと、りんごを思わせるようなフルーティーさもあります。
ハチミツとパイナップルのような甘さと、ナッツのような苦みも感じられる複雑な風味を持っており、全体的にはマイルドな口あたりです。
12年以上熟成された原酒が使用されていることから、アルコール感も少なく飲みやすいため、販売当時も人気の銘柄でした。
ザ・ニッカ 12年に使用されるウイスキーはこちらの記事で紹介しています。
ザ・ニッカ 12年のおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ザ・ニッカ 12年は、終売した影響で非常に希少なウイスキーとなっているため、入手できたならストレートで飲むことをおすすめします。
ストレートで飲むことでザ・ニッカ 12年が持つ味わいのバランスを余すことなく堪能できるため、ゆっくりと飲むようにしましょう。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ザ・ニッカ 12年は、水割りにしても風味が薄まりにくいことから、より飲みやすくなる水割りで飲むこともおすすめです。
主張し過ぎない甘みのある味わいを楽しめるため、食中酒としても向いています。
ウイスキーの水割りの作り方のポイントはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーの水割りでおすすめの銘柄をご紹介!作り方やポイントなど
現在は終売しているザ・ニッカの入手方法・飲み方について紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ザ・ニッカ 12年は、2019年まで販売されていたことから、酒店によってはまだ取り扱いがある可能性があります。
確実に入手することは難しいかもしれませんが、立ち寄った酒店でザ・ニッカ 12年を見つけられるかもしれません。
古酒を含めて取り扱うウイスキーが珍しい酒店はウイスキー好きであれば、見て回る楽しみもあるため、ザ・ニッカ 12年を含めて複数の古酒を探しながら回ってみるのもおすすめです。
ザ・ニッカ 12年を入手するならインターネットで販売しているお店を探して購入を検討しましょう。
終売している銘柄であるため、プレミア価値が付いており、高騰していることが予測されます。
多くのウイスキー好きがチェックしているからこそ、価格は高い傾向にあります。
しかし、どうしても飲みたいのであれば、信頼できる販売元を見つけて購入しましょう。
ザ・ニッカ 12年を置いているバーがあれば、注文して飲むことができます。
ボトルで購入するよりも安くザ・ニッカ 12年が飲めることから、ボトルでの購入が難しい場合は検討しましょう。
オーセンティックバーを中心にバーでは、ボトルで購入することが難しい高いウイスキーを飲むことができます。
バーでウイスキーを楽しむための頼み方は? 初心者にもわかりやすく解説
終売したザ・ニッカ 12年について解説しましたが、多くの方から惜しまれながらも終売した銘柄であるため、その人気は高く入手困難となっています。
現行販売されているザ・ニッカを飲んでオールドボトルが気になった方や、久しぶりにザ・ニッカ 12年を飲みたくなった方は、入手が難しいことを理解して探すようにしましょう。
現状では再販売の予定もないため、終売してこれ以上の供給がないことからも、飲むのであればできる限り早く行動することをおすすめします。