【イベントレポート】「ザ・セクストン」2024年11月12日発売の新アイリッシュウイスキーの魅力は世界観?
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2023年12月2日(土)と3日(日)に、東京都のベルサール高田馬場で「WHISKY FESTIVAL 2023 in TOKYO」が開催されました!イベントには、日本全国のウイスキー蒸溜所、バーやインポーターのほか、ウイスキー以外の蒸溜所や海外のインポーターなど実に90もの企業がこのイベントに参加しており、当日は大変盛り上がっていました。
イベントでは蒸溜所ブースだけでなく、日本のウイスキー業界をけん引していく5社のブレンダーによる豪華なトークセッションなど最新のウイスキー知識も学べるイベントになっていました!全3弾の記念すべき第1弾では、イベント当日の会場の様子についてお伝えしていきます!当日行なわれたセミナーや、各蒸溜所ブースの様子についても第2弾、第3弾にてご紹介しますのでこちらもぜひお読みください!
ジャパニーズウイスキー生誕100周年の2023年を締めくくるイベントと銘打って、WHISKY FESTIVAL 2023 in TOKYOは開催されました。日本各地の蒸溜所を中心に90もの企業がブースを展開し各ブースでは、ウイスキーやジンなどの試飲・販売があり、さらに生産者との直接交流も可能となっています!
またウイスキー100年プロジェクト -Fellow Distillers- <日本のブレンダーたちが未来を語るトークセッション>という日本のウイスキー業界を長年牽引している5社(キリンビール株式会社、サントリー株式会社、ニッカウヰスキー株式会社、株式会社ベンチャーウイスキー、本坊酒造株式会社)によるトークセッションが2日には行なわれ、来場者は誰でも無料で聞くことができました!このセッション以外にも両日ともに試飲付きセミナーが有料で行なわれていました!
日時 | 2023年12月2日(土)10:00~13:30 14:30〜18:00 2023年12月3日(日) 10:00〜13:30 14:30〜18:00 |
会場 | ベルサール高田馬場 |
主催 | ウイスキー文化研究所 |
公式サイト | https://whiskyfestival.jp/japanese2022/ |
会場となるベルサール高田馬場には、イベント開始前より列ができ始めていて、イベント開始の午前10時になる頃にはすでに開場を待ちわびる人たちの長い列ができていました!
受付でパンフレットとお水を受け取りイベント会場内に入ると、所狭しとブースが並んでいました!イベント限定ボトルを買うために、すでに長蛇の列ができているブースもあり大変賑わっていました!
会場には日本全国の蒸溜所がブースを開いていました。大手企業の蒸溜所だけでなく、これからウイスキーを販売していく蒸溜所もブースを開いており各蒸溜所の特徴をPRしていました!当日は限定ボトルや限定雑貨を販売している蒸溜所も多くあり、至る所で列ができていました。
イベントでは蒸溜所だけでなく、国内や海外のインポーターもブースを展開していました!有名な銘柄のウイスキーの限定版や、まだ日本ではあまり知名度の高くないウイスキー、イスラエルのTHE M&H蒸溜所のウイスキーや台湾のウイスキー”カバラン”など様々なウイスキーを試飲、購入することができました!
イベントではウイスキーだけでなく、チョコレートやウイスキーに合うおつまみ、グラストップスモーカーやタンブラーなどのウイスキーをより楽しむための雑貨などウイスキーに関連した様々な商品が売っていました!
イベント本部の横ではイベント主催者である、ウイスキー文化研究所代表の土屋守氏のサイン会も開かれていました!ベントのパンフレットや各々が持参した土屋氏の著作にサインを書いていただいており、サイン待ちの長い列ができていました。
今回のイベントではウイスキー100年プロジェクト -Fellow Distillers-と言う取り組みも行なわれました!キリンビール株式会社、サントリー株式会社、ニッカウヰスキー株式会社、株式会社ベンチャーウイスキー、本坊酒造株式会社の5社がそれぞれの原酒を持ち寄り、5社のブレンダーがそれぞれにテーマを決めてオリジナルのブレンデッドウイスキーを造るという取り組みです。この取り組みで造られたウイスキーは本イベントでしか試飲することができない特別なものでした。
ブレンドテーマ | 5社それぞれの個性あるフルーティな原酒特長が複層的に広がっていくフルーティタイプのウイスキー。 |
香味特長 | |
香り | トップ:完熟りんご、白桃、洋梨の熟した果実の香りと甘く香ばしい香り パレート:グレープフルーツ等の黄色い果実やドライフルーツの風味が広がる フィニッシュ:フルーティーで豊かな香りが織り重なり、心地よく続いていく |
ブレンド テーマ |
ブレンデッドジャパニーズウイスキーでありながら、スモーキーなタイプに挑戦。5社各社のスモーキーなモルトを使用し、バランスの取れた香味を目指した。 |
香味特長 | ほのかにスモーキーが香る、ジャパニーズウイスキーらしい後口が爽やかなブレンド。各社のスモーキー原酒が響き合いマイルドかつ複雑。ブレンデッドらしい飲みやすさもあり、スモーキーなブレンドの新たなスタイル |
香り | トップ:干草のようなピーティー、パイナップル、スペアミント パレート:厚みのある味わい、マーマレードビーフジャーキーのようなスモーキー フィニッシュ:青りんごマスカットの甘さにハーブのような薫香が柔らかく広がる |
ブレンド テーマ |
5社の特徴的な国産原酒と共に、ニッカ所有のベン・ネヴィス蒸溜所の原酒をブレンドしたシェリータイプのブレンデッドウイスキーです |
香味特長 | 各社のシェリータイプ原酒に特徴的なモルト原酒、さらにタイプの異なるグレーン原酒をバランスよくブレンドし、レーズンのような果実香と重厚でスイートな味わいに仕上げました。 |
香り | トップ:ドライフルーツを思わせる深みのある甘酸っぱい果実香とウッディな樽香 パレート:ソフトでありながら厚みのある濃厚な甘さと樽由来のコクのある味わい フィニッシュ:なめらかな甘さと、ビターナタルの余韻が穏やかに続く |
ブレンド テーマ |
各原酒の個性を引き立てながらも、複雑で調和のとれた味わいを表現したブレンデッドウイスキー。キーとなるミズナラ樽原酒の特徴を最大限活かすブレンドがテーマ。 |
香味特長 | 秩父のミズナラ樽熟成原酒をベースに幅の広い酒質のモルトウイスキーやグレーンウイスキーなどを組み合わせより複雑な変化を楽しめるブレンドになりました。ミズナラ原酒から感じられる香木を思わせるフレーバーが特徴の一つ。 |
香り | トップ:ココナッツや和三盆、干し柿、香木のような和を思わせる香り パレート:マロングラッセや完熟メロン、お香へと複雑にフレーバーが展開する フィニッシュ:柔らかい甘さに円熟した樽香とスモーキーさ。心地良いミズナラ香が長く続く |
ブレンドテーマ | 重視したのは多様性と調和。5社の個性とエネルギーがひとつにまとまることで、新たなハーモニーが生まれます。 |
香味特長 | クリーン&リッチな「駒ヶ岳」らしさを残しつつ、各社の優れた原酒を融合させ、ツヤのある味わいが優しく広がる滑らかでバランスの取れた風味に仕上げました。良い想い出が残ります。 |
香り | トップ:アプリコットやプラム、ココナッツを連想する甘く豊かな香り パレート:熟した柿やマンゴーのようなまとまりのある滑らかな口あたり フィニッシュ:ナッティで円熟感のある余韻が心地よく広がる |
次回のウイスキーフェスティバルは、2024年2月11日(日)に行なわれるウイスキー&スピリッツフェスティバル2024 in 横浜です!ウイスキー伝来の地、横浜で2024年最初のイベントとなっております。チケットも絶賛販売中ですので皆さん足を運んでみてはいかがでしょうか?
以上、WHISKY FESTIVAL 2023 in TOKYOのイベントレポート第一弾でした!今回のイベントは、ジャパニーズウイスキー100周年である2023年を締めくくるイベントとしてふさわしい豪華なイベントでした!どのブースでも参加者と蒸溜所関係者の方が、ここでしかできないお話をされていて大変盛り上がっていました。2024年も変わらず日本全国の蒸溜所の方々の想いを伝えていきます!
大盛況だった蒸溜所ブースの様子は第2弾、ウイスキー100年プロジェクト -Fellow Distillers-のトークセッション、サントリーチーフブレンダー福與伸二氏セミナーの様子は第3弾にて詳しくご紹介します!こちらも併せてご覧ください!お楽しみに!