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【独占インタビュー】今話題のミニ樽熟成 TARU HOLIC 代表 渡邉哲也さんインタビュー!

2023.10.24 / 最終更新日:2024.02.08

ミニ樽やグラストップスモーカーで新たなお酒体験を愛飲家に届けるTARU HOLIC(タルホリック)。
自宅でのウイスキー熟成を可能にするミニ樽や、お酒やおつまみを簡単に燻製できるグラストップスモーカーは、ウイスキー愛好家に無限の楽しみを提供する夢のような存在です。

今回Dear WHISKYは代表の渡邉哲也さんに独占インタビューを行いましたので、その様子をお伝えします。ユニークな商品の開発背景やおすすめの楽しみ方、今後発売予定の新商品についてもお伺いしました!

新しいお酒の楽しみ方を見つけてみたい方には必見のインタビューとなっておりますので、ぜひご覧ください!

TARU HOLIC について

TARU HOLICとは

TARU HOLIC は、お酒を愛する人々のために新しいお酒体験ができる商品を販売するオンラインショップです。ミニ樽、グラストップスモーカー、オークタンブラーなどユニークな商品を取り扱っています。「価値ある本物を」というコンセプトのもと、品質に妥協せずコスパ重視のブランドとは一線を画す高品質な商品を考案しています。

TARU HOLIC 概要

会社名 株式会社LocoLoco
創業 2018年6月15日
代表 代表取締役社長 渡邉哲也 様 
所在地 大阪府大阪市北区豊崎3丁目15−5 TKビル2F
HP TARU HOLIC 公式ホームページ
Instagram @taru_holic01
Facebook TARU HOLIC
公式LINE TARU HOLIC

TARU HOLIC 代表 渡邊哲也さんのご紹介

渡邉 哲也氏(株式会社Loco Loco/TARU HOLIC 代表)
アメリカの大学を卒業後、商社に就職。その後独立しクラウドファンディングを行い、TARU HOLICというブランドでミニ樽を販売。その後もグラストップスモーカーやオークタンブラーなどお酒を楽しめるユニークな商品を数多くプロデュースしている。

TARU HOLIC 代表 渡邉 哲也さん

TARU HOLIC 創業にあたって

渡邉さんご自身について

Dear WHISKY:
渡邉さんがお酒を好きになったきっかけは何ですか?

さん:
アメリカの大学に通っていたのですが、そこでカリフォルニアワインを飲んだことがきっかけだと思います。当時はかなり安い値段で美味しいワインをたくさん飲むことができました。その後も焼酎や日本酒、そしてウイスキーも好きになっていきましたね。

Dear WHISKY:
ワインからお酒を好きになられたのですね。ちなみに、なぜアメリカの大学に通われていたのですか?

さん:
高校生のときに「世界を知りたい、世界の人と仲良くなりたい」と思い、アメリカに行くことを決めました。

Dear WHISKY:
アメリカの大学を卒業した後は、どのようなお仕事をされていたのですか?

さん:
卒業して最初は、商社に入社しました。その後独立し、現在まで飲酒物販に携わっております。

お酒を美味しく楽しめる商品を作ろうと思ったきっかけ

Dear WHISKY:
なぜミニ樽を作ろうと思ったのですか?

さん:
樽熟成について色々と調べていたら、ミニ樽について知りました。当時初めて見たときは「なにこれ!?これすごいな!」と思い感動しましたね。自分でも作ってみたいと思い、クラウドファンディングサイトのMAKUAKEで販売しました。

TARU HOLICというブランド名の由来とは

Dear WHISKY:
なぜTARU HOLICという名前にしたのですか?

さん:
「HOLIC」というのは、英語の接頭辞で「何かに熱狂している、夢中になっている」という意味があります。「TARU HOLIC」という名前には、「樽に熱狂してほしい」という意味が込められています。

ミニ樽について

ウクライナ製にしたきっかけ

Dear WHISKY:
ミニ樽はどこで作られているのですか?

さん:
ウクライナで作られています。ミニ樽を開発するに当たって、数多くのサンプルを試しました。その中でもウクライナ製のものは木の厚みや品質が特に良かったですね。

Dear WHISKY:
海外からミニ樽を輸入することに苦労などはありますか?

さん:
そうですね。発送にも費用がかかりますし、言語の壁もあります。ウクライナの職人さんとのコミュニケーションにはとても苦労しました。コロナウイルスの流行などによって職人さんに会えないのはとても悲しいです。今すぐにでも会いに行きたい気持ちでいっぱいです。

スパニッシュオーク 家庭用熟成ミニ樽

ミニ樽を作る上でこだわったところ

Dear WHISKY:
ミニ樽の原料には何を使用されているのですか?

さん:
ヨーロピアンオークを使用しています!ホワイトオークなども試しましたが、味の複雑さや風味、そしてまろやかさが非常に際立っていました。

Dear WHISKY:
材質以外にこだわりはありますか?

さん:
実は、樽の厚さにもこだわっていて、ミニ樽ではありますが18mmの極厚板で作っています。薄すぎると漏れてしまいますし、厚すぎると重くなり持ち運びが大変になります。耐久性なども考慮して18mmという厚さがベストでしたね。

TARU HOLICの文字入りのろうともついています!

ミニ樽での熟成期間について

Dear WHISKY:
ミニ樽ではどの程度の期間熟成させると良いのでしょうか?

渡邉さん:
ミニ樽は通常の樽の1/10程度の大きさなので、10倍の速さで熟成が進みます。2週間程度が推奨期間ではありますが、ウイスキーフェスティバル2023 in 横浜で、2週間熟成した物と1か月間熟成した物を飲み比べてもらったところ、様々な感想をいただきました。

Dear WHISKY:
やはり2週間と1か月では大きく違ってくるのでしょうか?

さん:
そうですね。お酒をよく飲まれる方は2週間熟成の方が樽感がほんのり香って良いと言っていました。逆にお酒を普段あまり飲まないという方は1か月熟成の方が美味しいと言っていました。熟成期間が長い方がアルコール感が減ってまろやかになります。

渡邉さんの考える樽熟成の素晴らしさとは

Dear WHISKY:
さんおすすめのミニ樽に合うお酒はありますか?

さん:
まずは、ブラックニッカクリアや翆ジンなどがミニ樽熟成の効果がはっきりと分かるのでおすすめです。また、シェリー酒やバーボンをいれて、シェリーフィニッシュやバーボンフィニッシュのような楽しみ方がありますね。

Dear WHISKY:
さんが考えるミニ樽熟成の良さとは何でしょうか?

さん:
どうなるのかわからないというワクワク感を楽しめるところですね。1日でも味が変わるので、すぐに変化を楽しむことができます。マリッジやウッドフィニッシュなど楽しみ方は無限大なので、私にとってミニ樽熟成は「大人の自由研究」です。

左から1L、2L、3Lサイズのミニ樽

グラストップスモーカーについて

お酒の「燻製」をしてみようと思ったきっかけ

Dear WHISKY:
なぜグラストップスモーカーを作ってみようと思ったのですか?

さん:
アメリカの職人さんがお酒を燻製しているのを見たことがきっかけです。最初は興味本位でしたが、売れるかわからなかったので、クラウドファンディングで資金を集めさせていただきました。

グラストップスモーカーと燻製チップ

半永久的に使用できる理由

Dear WHISKY:
グラストップスモーカーにはどのような材料を使用しているのですか?

さん:
アメリカのレッドオーク材を使用しております。かなり丈夫な素材でニス等も使用していないので、肌触りが心地よいですね。表面は焦げますが、壊れにくいため使い続けることができます。

グラストップスモーカーに合うお酒やおつまみについて

Dear WHISKY:
グラストップスモーカーに合うお酒やおつまみは何ですか?

さん:
お酒ではブラックニッカクリアですが、おつまみの方が効果が分かりやすいかもしれません。カツオや鯛の刺身、チーズ、ナッツなどがおすすめです。
YouTuberのちゃんぽんちからさんがじゃがりこを燻製していたのですが、これが非常に美味しかったです。じゃがりこの穴から煙がよく入っていくみたいです。

燻製している様子

オークタンブラーについて

オークタンブラーを作ろうと思ったきっかけ

Dear WHISKY:
なぜオークタンブラーを作ろうと思ったのですか?

さん:
イギリスでとてもおしゃれな木のコップを見かけて、商品としてとても良いなと思い、自分たちでも作ってみました。

Dear WHISKY:
オークタンブラーはどのようにして作られているのでしょうか?

さん:
職人さんがひとつひとつ手作業で作っています。丁寧に磨き上げられた滑らかな表面の質感から職人の技術が感じられますね。

スパニッシュオークタンブラー

スパニッシュオークタンブラーとチャー・オークタンブラーの違い

Dear WHISKY:
スパニッシュオークタンブラーとチャー・オークタンブラーの2種類があると思うのですが、どのような違いがありますか?

さん:
チャー・オークタンブラーは原料にホワイトオークを使用し、内側をチャー(焦がし)加工しているので、キャラメルやナッツのような香りがします。スパニッシュオークタンブラーはホワイトオークに比べ濃厚な香りが特徴です。

チャー・オークタンブラー

ジャパニーズウイスキーへの想いとこれからのTARU HOLIC

渡邉さんからみるジャパニーズウイスキーの魅力とは

Dear WHISKY:
今年ジャパニーズウイスキーが100周年を迎えます。この紡がれてきた100年という年月に対する想いはいかがですか?

さん:
私たちの商品がここまで人気になったのは、紛れもなく高品質なジャパニーズウイスキーのおかげです。だからこそ美味しいウイスキーを造ってきてくださった造り手たちへの感謝の気持ちにつきますね。

Dear WHISKY:
渡邊さんにとって、ジャパニーズウイスキーの魅力とは何ですか?

さん:
全て魅力ですが、特に蒸溜所見学などで造りの現場を見ることができるのは貴重ですね。世界に誇れるようなジャパニーズウイスキーが出てくるのは、いち日本人として非常に嬉しいです。

これからのTARU HOLIC

Dear WHISKY:
これからはどのような商品を作っていきたいですか?

さん:
これからもユニークな商品を作っていきたいですね。実は直近だと10月の末にボトル型の樽を発売しようと考えています。棚にも置きやすいサイズなので気軽に樽熟成を楽しんでいただきたいです!

1Lと0.5Lのサイズがあります。

スタイリッシュボディはキッチンにもリビングにも馴染みます。

TARU HOLIC渡邉さんから読者へのメッセージ

Dear WHISKY:
最後に、Dear WHISKYの読者に向けて、メッセージをください!

さん:
世の中には多くの素晴らしいお酒が存在し、それぞれ異なる楽しみ方ができます。一つのものをずっと飲み続けるのも良いですが、色々な種類のお酒や飲み方を試すことも面白いと思います。私たちが販売している製品を活用して、さまざまなお酒の楽しみ方を探求していただければ嬉しいですね。もちろん、全てが順調にいくわけではないかもしれませんが、皆さんにも新たなお酒の冒険を楽しんで欲しいです。

最後に

以上、TARU HOLIC代表渡邉哲也さんへのインタビューでした!
品質に対するこだわりや新たなお酒の楽しみ方を模索し続ける渡邉さんの想いについてお伺いさせていただきました。
10月末に発売予定のボトル型の樽も非常に楽しみです。これからもTARU HOLICが生み出すユニークな商品からは目が離せませんね!
渡邉さん、この度はありがとうございました!

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