山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
オールドフォレスターは、ブラウン・フォーマン社が製造・販売するバーボンウイスキーです。
かつてバーボンウイスキーは樽詰で販売されることが一般的でしたが、オールドフォレスターは初めて瓶詰で販売した歴史的な銘柄です。
バーボンとしてはライ麦の比率が高いことが特徴であり、バランスが良くフルーティーな味わいが魅力的になります。
この記事では、オールドフォレスターの種類と味わい、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
オールドフォレスターとは、ブラウン・フォーマン社が1870年から長期的に製造・販売されている名門のバーボンウイスキーです。
こちらの銘柄の偉大なところは長期的に販売が続けられている事実だけでなく、バーボンウイスキーの販売形態を樽詰から瓶詰に変えたことにあります。
王道的なバーボンウイスキーであり、他の代表銘柄と比較してライ麦の構成比率が高いことが個性です。
オールドフォレスターの概要と製造方法を見ていきましょう。
オールドフォレスターは、1870年に設立された名門のバーボンウイスキーメーカーであるブラウン・フォーマン社が初めて製造したウイスキーです。
この時代に販売されていたバーボンウイスキーは、樽詰で販売される形式でしたが、流通過程において中身の原酒の入れ替えや安物の原酒を混入するなどの不正が横行していた時代でした。
ウイスキーが当たり前のようにボトルで密閉されている時代では考えられないことですが、ブラウン・フォーマン社は自らのウイスキーの品質を守るために初めて密栓・瓶詰によるバーボンウイスキーの販売を行いました。
オールド・フォレスターは初めて瓶詰の形で販売されたバーボンウイスキーであり、歴史的な銘柄であるといえます。
アメリカンウイスキーが困難に直面した禁酒法の時代も薬用ウイスキーとして販売することで乗り切り、現在も販売が続けられるバーボンとして生き残りました。
現在では、ジャックダニエルをはじめ、ウッドフォードリザーブ、アーリータイムズなどオールド・フォレスター以上に日本で存在感のあるバーボンは多くありますが、こちらの2つの銘柄はブラウン・フォーマン社が所有する銘柄です。
ケンタッキー ダービーの公式ドリンクとして、そのまま飲めるカクテルとして「オールドフォレスター ミントジュレップ」も販売されており、現在でもバーボンウイスキーで確固たる地位を築いています。
ブラウン・フォーマン社の代表的なバーボンウイスキーを知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
オールドフォレスターは、ケンタッキー州シブリーにあるブラウン・フォーマン蒸溜所で製造されています。
トウモロコシ72%、ライ麦18%、大麦麦芽10%のマッシュビルであり、ライ麦の構成比率が高いことが特徴です。
また、手作業による製造にこだわっており、高い品質のバーボンを提供することに力を入れています。
ブラウン・フォーマン蒸溜所についてはこちらの記事で紹介しています。
オールドフォレスターの種類と味わいを紹介します。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/kawachi/326847/
オールドフォレスターは、ブラウン・フォーマン社が販売する名門のバーボンであり、こちらがスタンダードボトルです。
フローラルでミントのすっきりした香りがあることが特徴であり、バニラのフレーバーが漂います。
オーク由来のウッディさとライ麦由来のスパイシーさが感じられ、全体的にはソフトでマイルドな甘みのある味わいです。
オールドフォレスターを初めて飲むならスタンダードボトルから挑戦してみましょう。
画像引用:https://store.musashiya-net.co.jp/products/detail/16089
オールドフォレスター ステイツマンは、映画「キングスマン」に登場するアメリカのシークレットサービス、ステイツマンの名を冠する銘柄です。
柑橘系の果実の香りや、スパイシーでバランスの良い味わいが楽しめます。
こちらの銘柄は映画のプロモーションを目的としてはおらず、スタンダードな新商品として販売されました。
画像引用:Amazon.co.jp
オールドフォレスター 1870 オリジナルバッチは、1870年創業当時のレプリカとして販売されたボトルです。
ラベルには1870と書かれており、1870年当時に思いを馳せながら飲める最古のオールドフォレスターです。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/mashimo/10150862/
オールドフォレスター 1897 ボトルド・イン・ボンドは、1897年に施行されたボトルド・イン・ボンド法にちなんだボトルです。
バニラの濃厚な香りとローストコーヒー思わせるフレーバーがあり、スパイシーな後味が楽しめます。
ボトルド・イン・ボンドとは、熟成4年以上、アルコール度数50度で瓶詰めされたアメリカのウイスキーのことを指します。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/yunyuusyu/71176/
オールドフォレスター 1920 プロヒディションは、禁酒法が施行された1920年当時の115プルーフ(アルコール度数57.5%)で当時のウイスキーを再現しています。
キャラメルの香りが強く出ており、バニラの風味とナツメグのフレーバーがある昔のバーボンの味わいです。
アルコール度数の高さからは考えられないほどなめらかな口あたりをしていることも魅力になります。
オールドフォレスターのおすすめの飲み方を紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
オールドフォレスターは、ロックで飲むことで味わいのバランスが整い、甘くて飲みやすくなります。
オールドフォレスターが持つ風味を味わいやすいため、王道的なバーボンであることからロックで楽しみたい銘柄です。
ロックの美味しい作り方はこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
オールドフォレスターは、ハイボールとも相性が良く、フルーティーで酸味のある味わいが楽しめます。
ロックやストレートではキツイと感じた場合は、ハイボールにして飲んでみましょう。
コスパの良いハイボールの飲み方はこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめの安いウイスキーは? コスパのいい飲み方も解説
オールドフォレスターは、アメリカンウイスキーの中でも歴史的な銘柄であるため、バーボン好きなら飲んでおきたいウイスキーです。
王道的なバーボンであることから、バーボンウイスキーで初めて飲む銘柄に選ぶのもおすすめになります。
スタンダードボトルであるオールドフォレスターが一番入手しやすいため、そちらを探してみましょう。