山崎 ノンエイジ/NV(ノンヴィンテージ)とは? 味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブは、グレンリベットのノンエイジボトルであり、最も低価格で購入しやすい銘柄となっています。
低価格で購入しやすいことのみを魅力にしているだけでなく、約200年前のレシピを現代に蘇らせることをコンセプトとしており、古いグレンリベットを再現している特徴があります。
スムースな飲み口とバランスの取れた味わいから、初心者から上級者までおすすめできる気軽に飲みやすいウイスキーです。
この記事では、ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブの味わいや、おすすめの飲み方を紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://www.theglenlivet.jp/our-whisky/cc-fr.html
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
参考価格 | 3,700円 |
ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブは、スコットランドのスペイサイド地域にあるグレンリベット蒸溜所で製造されるスコッチウイスキーです。
熟成年数が表記されていないノンエイジボトルであり、実際にフラッグシップボトルの12年よりも低価格で購入しやすいボトルではありますが、単純に低価格で購入できるエントリーボトルというわけではありません。
グレンリベットにおいて熟成年数表記がなかった時代を意識しており、約200年前のレシピから製法を再現することにより、古き時代のグレンリベットを現代に蘇らせています。
製法は、アメリカンオークのファーストフィル樽を使用し、様々な熟成年数の原酒を組み合わせています。
低価格から気軽にグレンリベットを飲みたい方だけでなく、昔のグレンリベットを味わってみたい方にも需要のあるボトルです。
グレンリベットの種類と味わいについてこちらの記事で紹介しています。
ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブは、グレンリベットらしいフルーティーな風味が特徴的ですが、フラッグシップボトルである12年と比較すると印象が異なります。
オレンジの甘い香り、チョコレートとレーズンのフレーバーがあり、人によっては塩っぽいと感じられる香味があります。
アップルトフィーの甘み、ミルクチョコレートを思わせるクリーミーな味わいが特徴的です。
温かな余韻がしばらく残るフィニッシュとなっています。
「フルーティーで飲みやすい」グレンリベットの印象と一致しているものの12年などの他のグレンリベットとは異なり、新感覚で飲める完成されたバランスの良い味わいのウイスキーです。
ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブのおすすめの飲み方を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブは、軽い口あたりで抵抗感のあるクセがないことから、ストレートで飲みやすいウイスキーです。
濃厚な甘みをそのまま味わえるため、甘いウイスキーが好きな方におすすめとなっています。
若い原酒が入っていることから刺激を強く感じる場合は、ほんの少しだけ加水をすると甘さを損なわず、アルコールの刺激を抑えられます。
ストレートで美味しいウイスキーの条件はこちらの記事で紹介しています。
ストレートで美味しいウイスキーの条件とは?おすすめの銘柄4選
ストレートで飲んで甘みが強いと感じる場合は、ロックにすると苦みもあるバランスの取れた味わいです。
口あたりもまろやかでより飲みやすくなり、グレンリベットのマスター・ディスティラーのアラン・ウインチェスターもロックで飲むのが好きであると語っています。
ただし、苦みが強くなることから好みが分かれやすい飲み方でもあります。
ロックの美味しい作り方とポイントはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
ストレートやロックでは飲みにくい場合は、ハイボールを試してみましょう。
フルーティーな印象でバランスの取れた味わいに仕上がるため、ゴクゴクと飲める飲み方になります。
ウイスキー初心者の方や、ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブを食中酒にしたい場合は、こちらの飲み方がおすすめです。
ハイボールに合うスコッチウイスキーはこちらの記事で紹介しています。
ハイボールにおすすめのスコッチウイスキーの選び方と注意点を解説
ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブと12年は、香りや味わいの傾向において大きな違いがあり、使用しているウイスキーの原酒の熟成年数も異なります。
以下にザ・グレンリベット 12年の基本情報をまとめました。
画像引用:https://www.theglenlivet.jp/our-whisky/cc-12.html
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
参考価格 | 4,300円 |
価格ではグレンリベット 12年よりもザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブが安くなりやすいです。
一方で、グレンリベット 12年は12年以上熟成された原酒を使用していますが、ファウンダーズリザーブは12年未満の熟成年数の若い原酒が使用されています。
具体的な香りや味わいについては、12年が青リンゴのようなフルーティーさと表現されることが多い一方で、ファウンダーズリザーブはオレンジなどの柑橘系の果実に例えられることが多いです。
通常のノンエイジと12年の関係ではなく、香りや味わいに違いがあることから、一概にどちらが優れているとはいえず好みも分かれると考えます。
ザ・グレンリベット 12年についてはこちらの記事で紹介しています。
ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブは、フレッシュな果実の風味とすっきりとした爽快感のある味わいから、白州に似ているといわれることがあります。
ジャパニーズウイスキーが品薄であることから、白州の購入も難しい状態にあるため、代替の銘柄として入手しやすいザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブを飲むのも選択肢のひとつです。
白州についてはこちらの記事で紹介しています。
白州は森が育んだウイスキー!種類と味の特徴を活かす飲み方を紹介
ザ・グレンリベット ファウンダーズリザーブは、低価格で購入できるノンエイジボトルです。
一番安いグレンリベットを探している方も、普段飲み用のウイスキーを含めて気軽に飲めるシングルモルトを探している方に向いています。
しかし、12年と比較しても傾向の異なる味わいをしていることから、ウイスキーを飲み慣れている方も含めておすすめできるボトルです。