ラフロイグ 10年とは? スモーキーな味わいとおすすめの飲み方を紹介
- ウイスキー銘柄
サントリーから発売されているグレーンウイスキーの知多は、多くのウイスキー愛好家から高い評価を受けている一方で、まずいというネガティブな意見を目にすることがあります。
結論から申し上げれば知多をまずいと評価するのはごく一部の人のみであるため、多くの人にとっては飲みやすいウイスキーです。
かつては低価格で購入しやすいウイスキーでしたが、近年では気軽に購入することが難しくなっていることから、ネガティブな意見が気になってしまう方もいるかもしれません。
またウイスキーに求める味わいによって適切な飲み方が変化するため、人によって異なる適切な飲み方を理解していると感想も変わるかもしれません。
この記事では、サントリーウイスキー知多をまずいと感じる理由を解説し、人によって異なる適切な飲み方、評価・評判について紹介します。
この記事のポイント
画像引用:https://products.suntory.co.jp/d/4901777279421/
概要 | 内容 |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 43% |
参考価格 | 6,000円 |
参考:サントリー 公式サイト
知多に限らずウイスキーの好みは千差万別であるため、知多の風味が好きな方もいれば苦手な方もいます。
そのため、サントリーウイスキー知多が持つ香り・味わい・風味を参考にまずいと感じる理由を紹介していきます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
知多はウイスキーの種別の中でもグレーンウイスキーに分類される銘柄であり、山崎・白州のようなシングルモルト、響などのブレンデッドウイスキーとは種類が異なります。
シングルモルトは大麦を原料にする個性的なウイスキーであるのに対して、グレーンウイスキーはとうもろこし、ライ麦、小麦などの穀類を原料とする軽い口あたりが特徴のウイスキーです。
そして、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして味わいのバランスを整えるとブレンデッドウイスキーになります。
グレーンウイスキーである知多は、シングルモルトやブレンデッドウイスキーと比較して個性のある風味や厚みのある飲み口を持ちません。
そのため、ウイスキーの魅力を複層的で複雑な味わい、飲みごたえのある重厚な飲み口と考えている場合は知多に対してマイナスな印象を持ちやすいです。
ウイスキーを飲み慣れていない人よりも、ウイスキーを飲み慣れていて初めて知多のようなグレーンウイスキーを飲む場合に抱きやすい感想となっています。
知多は軽い味わいで飲みやすいことからウイスキー初心者向けといわれることがありますが、ウイスキーを飲み慣れていない人でもストレート・ロックで飲めるウイスキーであるかは必ずしもそうとは言い切れません。
知多のアルコール度数は43%であり、高いアルコール度数のお酒を飲み慣れていない人にとっては、飲みにくいという感想を持っても不思議ではないからです。
また、知多はハイボールで飲むのがおすすめといわれることがありますが、ウイスキーは加水すると風味が薄れやすくなります。
そのため、元々軽い味わいの知多をハイボールにするとウイスキーの風味が感じられず、より物足りない印象を感じてしまうかもしれません。
必ずしもすべてのケースに当てはまるわけではありませんが、ウイスキー初心者が知多をストレート・ロックで飲む、ウイスキーを飲み慣れている人が知多をハイボールで飲むと好みに合わない適切でない飲み方になってしまう可能性があります。
サントリーウイスキー知多は、値上げが続いているため価格に対して不満を持ちやすい状況が続いていることも理由として考えられます。
2024年4月、サントリーは知多の価格を4,000円から6,000円に値上げしました。
ウイスキーの味わいに対してどのように価値を見出すかは、飲み手によって変わるため絶対の価値観は存在しませんが、値段を上げるほどより複雑で完成度の高い風味を味わえると考えている人もいることでしょう。
知多は上記の価値観とは異なり、ライトで飲みやすい軽快な味わいが魅力的なウイスキーであるため、値上げを含めて価格に沿った味わいであるか疑問を持つ方もいるかもしれません。
低価格のウイスキーであるほど飲みやすさを重視している場合も多いため、価格の安い飲みやすいウイスキーと比較してまずいという感想を持つ場合もあるかもしれません。
知多の持つ味わいに対する好みとは関係がない外部の要因ではありますが、ネガティブな評判が出る理由として挙げられます。
ウイスキーの味わいに対する好みが人によって異なるように、適切な飲み方も人によって異なります。
苦手だと思っていたウイスキーや、一度飲んだ印象で偏見を持っていたウイスキーも飲み方を変えるだけで途端においしく感じられる場合があります。
また、ウイスキーの味わいの感じ方は飲んだ日の体調にも左右されるので、まずく感じるということであれば、日を開けて飲むとおいしく感じる場合もあるため理解しておきましょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
知多は食中酒に適しているといわれており、ハイボールや水割りなどの加水する飲み方が魅力的なウイスキーです。
ハイボールはウイスキー初心者でも非常に飲みやすいおすすめの飲み方であるといえるでしょう。
そのため、ウイスキー初心者の方を中心に知多をストレートやロックで味わって口に合わなかった場合は、ハイボールで飲むと印象が大きく変わるかもしれません。
知多はサントリーから風香るハイボールという表現で売り出されているため、飲むのであればハイボールは欠かせません。
ハイボールで知多を飲んで物足りないという感想を持った方は、ロックで飲むことをおすすめします。
知多をロックにすると香りが引き立ち、物足りないと感じる人もいる香りや味わいが引き出されます。
特にウイスキーを飲み慣れている人におすすめの飲み方であり、食中酒ではなく食後にゆっくり飲むお酒に向いているお酒です。
また、丸氷など溶けにくい氷を使うことでロックはよりおいしく味わえるため、こだわって飲む人に向いています。
ロックの美味しい作り方とポイントについてはこちらの記事で紹介しています。
ウイスキーのロックのおすすめの飲み方は? おいしく飲むための作り方もご紹介
良い評判 | 悪い評判 |
クセがなく飲みやすい | 個性が感じられない |
程よいフルーティーさ | 価格が高過ぎる |
スッキリした飲み心地 | - |
サントリーウイスキー知多は多くの人から飲みやすさを評価されており、フルーティーでスッキリした味わいが魅力といわれています。
一方で、ウイスキーを飲み慣れている人からは個性が感じられないなどのネガティブな意見が出ることもありました。
しかし、値上げが続いていることから、価格に対する不満が知多に対する不満の多くを占めている結果となりました。
味わいのみを評価するなら総合的においしいと感じやすい、飲みやすいウイスキーといえるでしょう。
サントリーウイスキー知多は、初心者でも飲みやすいおいしいウイスキーであり、多くの人がそのおいしさを評価しています。
ジャパニーズウイスキーの品薄状態による値上げなど外部的な要因もあり、知多に対するネガティブなワードを目にすることもありますが、ウイスキーの好みは人それぞれであるため、必ず万人に受けるウイスキーは存在しません。
知多の特徴を理解した上で購入を検討してみましょう。