Gordon & MacPhail – ゴードン・アンド・マクファイル

歴史

• 1895年: スコットランドのスペイサイド地方で食料品店として創業。当初は、紅茶、コーヒー、ワインなど、世界中からあらゆる食料品を取り扱ったが、創業者のジェームズ・ゴードンとジョン・アレクサンダー・マクファイルは、スペイサイドの多種多様なシングルモルト・スコッチウイスキーに魅了され、スコッチウイスキーの提供を開始。
• 1915年: 若き日のジョン・アーキハートが、2人の創業パートナーのもとで見習いとして事業に参加した。アークハートはすぐに、地元の蒸溜所からウイスキーを選別、購入、熟成させるなど、ジェームズ・ゴードンの貴重な仲間としての地位を確立。また、スペイサイド全域の顧客向けにハウスブレンドを作る仕事にも携った。ジョン・アーカートはモルトウイスキー熟成の達人としてのスキルを高め、熟成ウイスキー樽の印象的なポートフォリオを構築した。
• 1933年: 後にウイスキー界のパイオニアとして知られるジョージ・アークハートが二代目に就任。
• 1940年: ジョン・アーカートの指示により、グレンリベットでは15個のファーストフィルシェリーバットが充填され、蒸留所の6番倉庫で熟成されることになった。これらのカスクの一部は、倉庫で静かに眠り続け、やがて世界で最も古いシングルモルトスコッチウイスキーとして歴史を刻むことになる。
• 1945年: 第二次世界大戦中、大麦の配給制限で蒸溜がほぼ停止していた暗い時期にも、ウイスキーの熟成を続けた。1930年代後半から1940年代前半にかけて大量のウイスキーを充填したジョージとジョンの先見性により、1945年に平和が宣言された時にも健全な在庫が確保が可能であった。
• 1968年: ジョージ・アークハートが、スコットランドの各蒸留所のシングルモルトを「Connoisseurs Choice」としてボトリングするという事業を開始。このシリーズは、世界のシングルモルトのトレンドとなる。
• 1991年: 英国全土に営業を拡大。South Street店の上のオフィスから、Boroughbriggs Roadにある特注のオフィスと有税倉庫（George House）へ移転。
• 1993年: ベンロマック蒸溜所を購入。5年の歳月をかけて慎重に再整備されたベンロマック蒸溜所は、1998年にチャールズ皇太子によって正式に再オープンされる。
• 1995年: 100周年を迎える。
• 2010年: 世界最古のシングルモルト・スコッチウイスキー、Generations Mortlach 70 Years Oldを発売。エディンバラ城で行われた特別なイベントで発表され、世界中のメディアの関心を集め、2週間以内で完売。